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<title>江分利万作の生活と意見</title>
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<title>バッドエンド</title>
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<description>「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」がウェブ上で評判になっているので，映画館に出か...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」がウェブ上で評判になっているので，映画館に出かけた．<br />　平日の午前の上映回だったが，案の定というかなんというか，観客席に子供は一人もいなかった．<br />　みんな私と同じく，このアニメの評判を聞きつけてやってきた大人たちと思われた．<br />　確かにこの作品は，小学生くらいの子供が鑑賞するには難しすぎるダークファンタジーだ．<br />　特にラストシーン (人魚の肉を食べた二人の村人が逃げた島へセイレーンが襲撃に向かう場面) が示唆する凄惨なバッドエンドは，大人でも拒否する人が多いだろう．私も見たくない．<br />　<br />　この悲惨な物語にただ一つ救いがあるとすれば，エンディング曲「机さする」だろう．<br />　音楽配信サイトから有料で購入することはできるが，残念ながら動画サイトに違法コピーがあふれている．<br />「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」の観客層の低コンプライアンスを眼前に見るようだ．<br /><br />　攻撃的でもマニアックでもない穏やかな解説サイトを一つ下に紹介しておく．<br />　リアルサウンド《<a href="https://realsound.jp/movie/2026/07/post-2474803.html">『映画ちいかわ』が描いた残酷で美しい世界と展開の謎を考察　不穏な幕切れに抱いた“希望”</a>》[掲載日 2026年7月30日]<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a> </p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
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<title>アニメ「銀河鉄道の夜」を観ながら今年は花巻に聖地巡礼にでかけようかなと思った</title>
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<description>　今年は宮沢賢治 (明治二十九年八月二十七日生まれ) 生誕百三十年だが，関連番組...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　今年は宮沢賢治 (明治二十九年八月二十七日生まれ) 生誕百三十年だが，関連番組を放送するのはＮＨＫだけのようだ．<br />《<a href="https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-X83KJR6973/ep/L5N1ZLK919">こころの時代〜宗教・人生〜　ファンタジーに秘められた宗教 (4)『銀河鉄道の夜』</a>》とアニメ映画「銀河鉄道の夜」(Eテレで8/11再放送) の二本だ．<br />　アニメ映画「銀河鉄道の夜」は劇場公開された昭和六十年七月に観た．<br />　記憶不鮮明だが，藤沢駅の北側にあった小さな映画館に小学生だった長男を連れて行ったと思う．<br />　あれはもう四十一年も前になるのか．Eテレの再放送を観ながら感慨深かった．<br />　このアニメ作品は名作として知られるが，宮沢賢治の原作とは別の世界のものとして鑑賞すべきだろう．<br />　<br />「銀河鉄道の夜」を読み直してみたいと思ってアマゾンで探したら，ハルキ文庫の「280円シリーズ」に収録されていた．<br />　いまどき驚きの格安価格である．早速注文した．<br />　青空文庫にも入っているのだが，モニターで読むのは老人の視力ではつらい．文庫本の活字も小さいが，天眼鏡片手にならなんとか読める．<br />「銀河鉄道の夜」は賢治晩年まで推敲が繰り返され，未定稿として残された．このハルキ文庫の底本はなんだろうと奥付を見ると，筑摩書房「新校本宮澤賢治全集」だとある．<br />　現在入手できる文庫としては最後に出版されたもののようだ．<br />　<br />　花巻には一度行ってみたいと若い頃から思いつつ果たせていない．<br />　寄る年波で腰痛がつらいのだが，歩けるうちに聖地巡礼に出かけてみようか．<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
<dc:date>2026-08-12T02:13:09+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-5d51ae.html">
<title>医院待合室が年寄りのサロンだったのは昔のことだ</title>
<link>http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-5d51ae.html</link>
<description>　最近，ウェブ上の文章を読んでいると「これは取材することなくAIで捏造した文章だ...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　最近，ウェブ上の文章を読んでいると「これは取材することなくAIで捏造した文章だな」と思われるものが多い．<br />　そういう文章は，文章自体はうまく作文できているのだが，内容にリアリティがない．<br />　そういう例を一つ下に紹介する．<br />　THE GOLD ONLINE編集部《<a href="https://gentosha-go.com/articles/-/80484">「必要ない人は来ないでほしい」…〈年金月15万円・82歳〉病院の“常連おばあちゃん”に向けられた20代会社員の本音。それでも通い続ける理由</a>》[掲載日 2026年8月5日] からその前半を下に引用する．<br />　<br />《<strong><span style="color: #993300;">「病院で長話をする高齢者がいて困る」。そんな声を耳にすることがあります。</span>75歳以上の多くは後期高齢者医療制度の対象となり、外来受診の自己負担は1割～3割。「医療費が安いから何度も通うのでは」と見られがちですが、実際には、年金生活に余裕がある人ばかりではありません。混雑する町の内科で見えたのは、お金だけでは語れない高齢者の孤独と社会保障が抱えるもう一つの課題でした。</strong><br /><strong>　</strong><br /><strong>　病院に現れた82歳女性、目的は「診察以外のこと」</strong><br /><strong>　<span style="color: #993300;">午前9時半。住宅街にある内科クリニックの待合室は、すでに座る場所がほとんどありません。夏風邪で咳き込む会社員や腹痛を訴える学生、高熱を出した子どもを抱えた母親など。</span></strong><br /><strong>　患者が次々と訪れる慌ただしい空気のなか、自動ドアが開き、一人の高齢女性がゆっくりと入ってきました。</strong></p>
<p><strong>「おはよう！　今日も混んでるわね」</strong><br /><strong>　女性は佐藤和子さん（仮名・82歳）。スタッフとはすっかり顔なじみです。「まだ喉が少し痛くってねぇ」とはいうものの、前回の受診はたった2日前。軽く喉が腫れていると診断され、薬も1週間分処方されています。</strong><br /><strong>　待ち時間が長くても、和子さんは気にする様子もありません。受付のスタッフ声にをかけ、世間話をしながらゆっくりと順番を待っています。</strong><br /><strong>「<span style="color: #993300;">この前できた、そこのケーキ屋さん。おいしかったわ！</span>」</strong><br /><strong>「そうなんですね。よかったです」</strong><br /><strong>　まるで近所の知人と話すような、和やかなやり取りです。そして診察に呼ばれると、体調の話は一瞬で終わりました。</strong><br /><strong>「<span style="color: #993300;">まだ喉が痛いのよ、どんな感じか念のため診てほしくてね。それより先生、今日は暑いわね。先生は夏バテしてない？　今朝テレビでもね……</span>」</strong><br /><strong>　テレビ番組、近所のスーパー、物価高……。症状の確認が終わると、佐藤さんは堰を切ったように話し始めました。</strong><br /><strong>　待合室には、診察室のドア越しに医師と患者の声がかすかに聞こえていました。内容まではわからないものの、時折聞こえる佐藤さんの明るい声や笑い声は、深刻な診察を受けているようには感じられなかったでしょう。</strong><br /><strong>　医師は時計を気にしながらも、笑顔を崩さず耳を傾けています。</strong><br /><strong>「今日はお薬も残っていますし、もう少し様子を見ましょう。熱が出たり、症状が悪くなったらまた来てくださいね」</strong><br /><strong>　診察室を出た佐藤さんは、満足そのものでした。</strong><br /><strong>　しかし、会計時に「お買い物して帰るわ」とスタッフに最後の声かけをして病院を出ようとしたときです。苛々したような声が聞こえたのです。</strong><br /><strong>「あとどれぐらいですか？　もう1時間以上待ってるんですけど。<span style="color: #993300;">仕事があるから立て込んでいるから早く戻りた</span>くて」</strong><br /><strong>　声の主は20代くらいの会社員女性。喉が荒れているのかかさついた声で、マスク越しでも疲れた表情が伝わってきます。</strong><br /><strong>「あと5人ですね。順番にご案内しておりますので……」</strong><br /><strong>　そう答える受付スタッフに会社員女性は頷きながら、くるりと振り向き小さくつぶやきました。</strong><br /><strong>「はぁ、必要ない人は病院に来ないでほしい。こっちは忙しいのに……」</strong><br /><strong>　独り言であろうその声は、和子さんの耳にも届いていました。しかし、和子さんは何も言うことなく、静かに病院を後にしました。</strong>(以下略)》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　昭和の昔，軽妙な話芸で人気のあった桂米丸という新作落語家がよく使ったマクラに次のようなものがあった．<br />　<br />　病院の待合室に年寄りの婆さんが寄り集まって世間話に興じている．<br />　そのうち一人の婆さんが「あら，今日はタカハシさんの顔が見えないねえ」<br />　するともう一人の婆さんが「ほんとだ．どっか体の具合が悪いのかねえ」<br />　<br />　確かに，特に内科医院の待合室が老人たちのサロン化していた時代があり，そんな待合室風景が長く続いた．<br />　ところがこの状態がコロナ禍で一変した．<br />　どこの病院でも一斉に予約診療性を採用したのである．<br />　目的は「待合室が密状態になって感染源となってしまうのを防止する」ことだった．<br />　予約制とすることで，待合室の患者数を医師がコントロールできるようにしたのである．<br />　もちろん予約なしでも診てもらえるが，その場合は電話で自分の症状を説明して窓口担当者に来院時刻を指定してもらわねばならない．<br />　自分の都合で勝手に医院に押しかけて診察させることができなくなったのである．<br />　元々の予約制の導入は「待合室が密状態になって感染源となってしまうのを防止する」ことだったが，これは副次的な効果をもたらした．<br />　待合室が老人たちのサロンと化していた状態を一掃したのである．<br />　これにより医師は，必要のない診察を求める迷惑な老人たちに無駄に費やされてきた診察時間を，本当に医療を必要とする患者に振り向けることが可能となった．<br />　そしてこの予約制のメリットが医師に認知されるや数年で医療機関に予約制が普及した．<br />　現在では予約制を採用していない医療機関は少ない．ある調査では医療機関の八割が予約制だという．(《<a href="https://style.medpeer.co.jp/n/n6b4ebb869681">【医師調査】約8割が外来診療の予約制を導入していると回答</a>》[2024年12月18日])<br />　事実，私が診察券を持っている医療機関はすべて予約制である．<br />　さあ，そこでだ．冒頭に示したTHE GOLD ONLINE編集部《<a href="https://gentosha-go.com/articles/-/80484">「必要ない人は来ないでほしい」…〈年金月15万円・82歳〉病院の“常連おばあちゃん”に向けられた20代会社員の本音。それでも通い続ける理由</a>》に描かれている《<strong><span style="color: #993300;">午前9時半。住宅街にある内科クリニックの待合室は、すでに座る場所がほとんどありません。夏風邪で咳き込む会社員や腹痛を訴える学生、高熱を出した子どもを抱えた母親など</span></strong>》は実在する光景なのだろうか．<br />　仮にこういう感染症拡散リスクが高い状態の待合室 (咳き込む会社員がいる三密状態／その咳の原因が夏風邪であると確定診断したのは医師ではなく実はTHE GOLD ONLINE編集部のライターであるというツッコミはさておくw) を改善せずに放置している非常識な内科クリニックが存在するとして，そのような医療水準が低く数も少ないクリニックをわざわざ探してまで《<strong><span style="color: #993300;">仕事があるから立て込んでいるから早く戻りた</span></strong>》い若い会社員女性が来院するものだろうか，いや決して来院しない． (←反語表現)<br />　町中に多数存在する予約制の内科クリニックに電話して当日予約を取り，指定された時刻にクリニックに行けば待合室でイライラせずに済むからである．これは医師の診察を受ける者にとって常識だ．(ただし緊急処置が必要な患者にはまた別の受診方法がある)<br />　そのように考察すると，THE GOLD ONLINE編集部《<a href="https://gentosha-go.com/articles/-/80484">「必要ない人は来ないでほしい」…〈年金月15万円・82歳〉病院の“常連おばあちゃん”に向けられた20代会社員の本音。それでも通い続ける理由</a>》は医療現場を取材せずにこしらえた捏造記事だと考えていい．<br />　このTHE GOLD ONLINEの記事を書いたライターは，そもそもは「老人の孤独」をテーマにしようとしたのだろう．<br />　その意図はよしとして，しかし現実の内科クリニックにおける待合室の様子を調べることなく，ありもしない光景を想像でデッチ上げてしまったのはライターとして恥ずべきである．<br />《<strong><span style="color: #993300;">この前できた、そこのケーキ屋さん。おいしかったわ！</span></strong>》とか《<strong><span style="color: #993300;">まだ喉が痛いのよ、どんな感じか念のため診てほしくてね。それより先生、今日は暑いわね。先生は夏バテしてない？　今朝テレビでもね……</span></strong>》とか，どれだけ図太い神経があれば，「老人の孤独」をテーマにしてこんなコント台本並みのフィクション丸出しの嘘を平気で書けるのか．小説家志望の中学生みたいなライターに好き勝手させる編集長も同罪だ．恥を知れ．<br />　<br />　<span style="text-decoration: line-through;">バカ</span> 知的レベルが低いライターには嘘で読者を騙すことは難しい．<br />　AIでこしらえた文章はいくらもっともらしくても，リアリティのない嘘作文はすぐばれるのだ．<br />　嘘はばれる．そういうことを理解していないライターが増殖しているようだ．<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
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<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-c62ee4.html">
<title>嘘つきの表情</title>
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<description>　高市首相は就任前に非核三原則のうちの「持ち込ませず」を廃止することを主張してい...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　高市首相は就任前に非核三原則のうちの「持ち込ませず」を廃止することを主張していた．<br />　なぜそう主張していたかというと，「持ち込ませず」を廃止することによって，事実上，日本が核兵器を保有できるようにするためである．<br />　高市首相が非核三原則に反対であることは私たち国民の常識であるし，多数のメディアが指摘してきたことでもある．<br />　また高市首相が，麻生副総理の不興を買ってまで，国民民主党との連立ではなく日本維新との連立を続けたいかというと，日本維新が「持ち込ませず」に反対しており，国民民主党が非核三原則の維持を主張しているからである．<br />　自民党と国民民主党の連立が成立すると，高市首相のかねてよりの持論である「持ち込ませず」の廃止が遠のいてしまうのである．<br />　<br />　こういう首相が，今年の広島と長崎の式典でいけしゃあしゃあと「核兵器のない世界」と述べた．<br />　この式典中継でＮＨＫのカメラが首相の表情をアップで放送したことが話題になっている．<br />　もしも中継カメラが，平気で嘘をつく人間の表情を放送しようと試みたとすれば，首相の機嫌を損ねたことになる．<br />　高市首相はかつて総務大臣だったとき (2016年) に，政府が好まぬ内容の放送に対しては電波停止を命ずることがあると主張した．(資料：東京弁護士会《<a href="https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-425.html">高市早苗総務大臣の「放送法違反による電波停止命令を是認する発言」に抗議し、その撤回を求めると共に、政府に対し報道・表現の自由への干渉・介入を行わないよう求める会長声明</a>》)<br />　これから高市首相のＮＨＫ攻撃が始まるかもしれない．<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
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<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-4350eb.html">
<title>傀儡が続投宣言</title>
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<description>　朝日新聞《高市首相、27年4月の消費減税を表明「2年後責任もって元に戻す」》[...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　朝日新聞《<a href="https://www.asahi.com/articles/ASV7Z2V5ZV7ZUQIP005M.html">高市首相、27年4月の消費減税を表明「2年後責任もって元に戻す」</a>》[掲載日 2026年7月30日] から下に引用する．<br />　<br />《<strong>高市早苗首相は30日、食料品の消費税率を2027年4月から2年間、8%から1%に引き下げる方針を正式に表明した。さらに1%分を所得に連動して給付することで「実質ゼロ」とする。政府は、来週にも消費減税の方針を閣議決定し、今秋にも開かれる臨時国会に関連法案を提出する意向だ。実現すれば、1989年の消費税導入後、初めての税率引き下げとなる。</strong><br /><strong>【自民党内から反発も】小渕氏は税調辞任、河野氏「反対」</strong><br /><strong>　首相は30日に首相官邸で記者団の取材に応じ、食料品を対象に消費減税を行う必要性について説明した。首相は「物価高や税、社会保険料の負担に苦しんできた中所得、低所得の方の負担軽減が最重要課題」としたうえで、「最も望ましい方法を考え抜いた末、最善と考えられるものを選択した」と語った。</strong><br /><strong>　<span style="color: #993300;">2年後に消費税率を戻すかどうかについては、「私が責任を持ち、確実に税率を戻す」と明言した。</span>経済状況によっては減税を続ける「景気条項」は関連法案に盛り込まない方針を明らかにした。</strong>(以下略)》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　高市自民党総裁の任期は2027年9月であるから，《<strong><span style="color: #993300;">私が責任を持ち、確実に税率を戻す</span></strong>》は9月の総裁選で勝利し，食料品消費税率1%期間が終了する2029年3月時点で高市総裁が首相であることを意味する．<br />　その点を記者団に問われた高市首相は，責任を持つとは首相の座にあることを意味しないと釈明したが，じゃあどうやって税率復帰に責任を持つんだという明言は避けた．<br />　しかし首相でないのに税率を戻すことに責任を持てるはずがないので，《<strong><span style="color: #993300;">私が責任を持ち、確実に税率を戻す</span></strong>》は事実上，高市首相は現任期終了後も続投するとの宣言である．<br />　しかしそううまく行くか．<br />　キングメーカーの麻生副総裁は日本維新が嫌いだという．<br />　日本維新との連立に固執する高市首相は，皇室典範改正 (*) が済んだ今では麻生氏にとっては御用済みだ．<br />　現在の自民党党内の力関係では，高市首相は任期終了後に使い捨てになる可能性が高い．<br />　これから高市首相と麻生派との暗闘が始まるだろうが，そもそも麻生氏の傀儡となることを承知の上で権力の座に就いた高市首相に勝ち目はない．傀儡でもいいから生き残りたいなら，日本維新との連立を解消するしかない．<br />　<br />　(*) 時事通信《<a href="https://www.jiji.com/jc/article?k=2026062201130&amp;g=pol">「麻生氏は藤原道長か」　旧宮家養子案巡り中道・野田氏</a>》<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
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<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-aa218d.html">
<title>AIを使っても頭の悪いライターに論理的な文章は書けない</title>
<link>http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-aa218d.html</link>
<description>　カスハラ男を退治したというストーリーの文章はAIで作るのに適していると見えて，...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　カスハラ男を退治したというストーリーの文章はAIで作るのに適していると見えて，リアリティのないゴミ作文がウェブ上に掃いて捨てるほど存在する．<br />　昨日は「フルセルフレジを使えなくて怒ってカスハラをした爺い」という設定の作文を紹介した．<br />　この作文を書いた漫画家は文章作成AIの条件設定が下手だったらしく，出来上がった作文の主文と結論に矛盾が生じてしまった．<br />　文章作成AIをうまく利用するには，条件設定が大切である．<br />　昨日に続いて，どんなに高機能のAIでも，バカライターが使うと矛盾内包のバカ文章が出力されてしまうという例を下に紹介する．<br />　日刊SPA!《<a href="https://nikkan-spa.jp/2171272">「紙のメニューを持ってこい！」スマホ注文ができず店員に怒鳴る高齢男性。親切な若者が手を差し伸べた結果…</a>》[掲載日 2026年7月6日] の前半部を下に引用する．執筆者はmakiというライターである．多分女性だろう．<br />　<br />《<strong>「ちょっと面倒だな」と、飲食店のスマホ注文にためらった経験はないだろうか。人手不足の現場を支える便利な仕組みだが、操作に戸惑う客がいるのも確かだ。調査では利用経験者が6割を超える一方、シニア世代には拒否感も強いという。今回は、そんな新しい仕組みをめぐる、ある夜の居酒屋での出来事を紹介したい。</strong><br /><strong>　</strong><br /><strong>　スマホで注文する店でのひと悶着</strong><br /><strong>　山本聡さん（仮名・22歳）は友人4人と、いつもの居酒屋で楽しい時間を過ごしていた。</strong><br /><strong>　隣のテーブルにスーツ姿の男性3人組が入ってきたのは、山本さんたちが2杯目を頼んだ頃だった。</strong><br /><strong>「最初は<span style="color: #993300;">普通のサラリーマングループ</span>という印象で、特に気に留めていませんでした。<span style="color: #993300;">定年間近に見える3人組</span>でした」と山本さんは振り返る。</strong><br /><strong>　ところが数分後、そのうちの1人が突然「なんだこれは」と声を荒らげた。</strong><br /><strong>「実は以前まで卓上にあったメニュー冊子が消えて、今はQRコードが貼られた小さなプレートだけになっていたんです」</strong><br /><strong>　一覧できるメニュー表がないことに、男性は相当戸惑っている様子だった。</strong><br /><strong>　<br />　年配には無理だと店員に怒鳴りはじめ…</strong><br /><strong>　男性はスマホを取り出してコードにかざしたものの、操作がうまくいかない。苛立ちのあまり、スマホをテーブルに叩きつけるように置いた。</strong><br /><strong>　そのまま近くを通った若い店員を呼び止め、「どうやって頼むんだ」と詰め寄る。</strong><br /><strong>　店員は横に寄り添い、丁寧に説明を始めた。しかし、男性の表情は一向にほぐれない。操作でつまずくたびに、小さく舌打ちを繰り返す。</strong><br /><strong>「おい、もう紙のメニューを持ってこい。こんなんじゃ頼めない」</strong><br /><strong>　店員が「当店はQRコードのみの対応でして」と答えると、男性の声はさらに大きくなった。</strong><br /><strong>「客のことを考えていない店だな。年配には無理だろ、こんなの。不便すぎる」</strong><br /><strong>　同席していた同僚たちは苦笑いを浮かべるばかりで、誰も止めようとはしない。面白がっているのか、それとも困っているのか、判然としない表情で見守るだけだった。</strong><br /><strong>　奥から店長らしき人物が駆けつけ「申し訳ございません」と頭を下げたが、それが逆効果だったのか、謝罪を受けるたびに男性の勢いは増していく一方だった。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　ライターのmakiは，上に引用した文章を作るにあたって，《<strong><span style="color: #993300;">定年間近に見える3人組</span></strong>》の《<strong><span style="color: #993300;">普通のサラリーマングループ</span></strong>》が，QRコードで注文する安居酒屋チェーンに来たという設定をした．<br />　だが，若い世代向けに営業している店に，還暦くらいの年齢の客が本当に来るものだろうか．設定にかなり無理がある．w<br />　もしかするとライターのmakiは，自分がQRコードで注文する居酒屋チェーンしか知らないために，リアルの年輩のサラリーマンたちがどういう店で酒を飲んでいるのか知らぬのではないか．<br />　しかしまあ，そういう設定で話を進めてもいいが，ストーリーの後半でこのお話は破綻するのだ．<br />　その箇所を次に引用する．<br />　<br />《<strong>「あの、すみません」と山本さんは笑顔で声をかけた。男性の顔をまっすぐ見つめ、「<span style="color: #993300;">スマホで頼めますよ。よかったら、一緒に操作しましょうか？</span>」と申し出る。</strong><br /><strong>　顔を真っ赤にして怒っていた男性は、一瞬、言葉に詰まったように沈黙した。静寂のなかで、ふと我に返ったような表情を浮かべる。</strong><br /><strong>「身体の力がすっと抜けたみたいでした。さっきまで店員さんに向けていた剣幕が、目に見えて引いていったんです」</strong><br /><strong>　店員も、同僚も、周囲の客も、誰もが固唾をのんだ数秒間。沈黙を破るように、男性は絞り出すような声で言った。</strong><br /><strong>「……頼む」</strong><br /><strong>　その言葉を聞いた山本さんは男性の隣に移動。スマホを借りると、手慣れた様子であっという間に注文を完了させた。</strong><br /><strong>「終わりましたよ。このボタンを押すだけなので、次からも大丈夫だと思います」</strong><br /><strong>　山本さんが伝えると、男性は「……ありがとう」と小さくつぶやき、深く頭を下げた。それ以降、さっきまでの怒声が嘘だったかのように、静かに過ごした。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />「山本さん」という若者が《<strong><span style="color: #993300;">スマホで頼めますよ。よかったら、一緒に操作しましょうか？</span></strong>》と言ってカスハラ会社員と一緒に操作すると，店員が一所懸命に教えても全くできなかったQRコードオーダーなのに，何故かカスハラ会社員はできるようになってしまったのである．<br />　これは一体どういうことだ．<br />　makiの作文ではその理由の説明がない．読者はキツネにつままれる思いだ．<br />　そしてmakiは，呆気にとられる読者をそっちのけにして次のような説教を垂れる．<br />　<br />《<strong>わからないと言えるようになりたい</strong><br /><strong>　山本さんはこう振り返る。</strong><br /><strong>「怒鳴ったって、QRコードの操作が急にできるようになるわけではないじゃないですか。<span style="color: #993300;">最初から『わからないから教えて』と一言あれば、それだけで済んだ話だ</span>と思うんですよね」</strong><br /><strong>　責めているわけでも、見下しているわけでもない。ただシンプルにそう感じたのだという。</strong><br /><strong>「時代の流れに逆らうんじゃなくて、ただ教えてもらえばいいだけなのに。本当にそれだけなんですけどね」</strong><br /><strong>　怒鳴って場を動かそうとした男と、笑顔のひひとことで場を収めた22歳。あの夜、どちらが頼もしく見えたかは、その場にいた全員がわかっていたはずだ。</strong><br /><strong>　<span style="color: #993300;">できないことを「できない」と言える人間が、じつは一番強い</span>。怒鳴ることで誰かを動かそうとする前に、その一言が言えるかどうか。それが、今の時代の「大人の器」を測る基準になっているのかもしれない。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　ライターのmakiは《<strong><span style="color: #993300;">最初から『わからないから教えて』と一言あれば、それだけで済んだ話だ</span></strong>》と書いているが，カスハラ会社員は店員に注文方法を教えてくれと頼んだのに注文できなかったのだ．<br />　それなのに「山本さん」は，会社員が注文できるようにしてしまった．多分魔法を使ったとしか話の辻褄の合わせようがない．<br />　このようにmakiの作ったカスハラ会社員退治のお話は破綻しているのだが，自分の作文が破綻しているという自覚のないmakiは平気で《<strong><span style="color: #993300;">できないことを「できない」と言える人間が、じつは一番強い</span></strong>》と読者に上から目線で説教を垂れる．<br />　辻褄の合わない作文を平気で投稿する人間にそう言われても説得力ゼロだ．<br />　結局，頭の弱いライターにAIは使いこなせないということである．<br />　<a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
<dc:date>2026-08-08T10:21:22+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-cbb3e1.html">
<title>勧善懲悪譚にするかハッピーエンドにするかを考えてから書け</title>
<link>http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-cbb3e1.html</link>
<description>　女子SPA！《「人間のレジだけにしろ！」セルフレジができなくて怒鳴り散らす男性...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　女子SPA！《<a href="https://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AB%E3%81%97%E3%82%8D-%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E6%80%92%E9%B3%B4%E3%82%8A%E6%95%A3%E3%82%89%E3%81%99%E7%94%B7%E6%80%A7-%E7%8F%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE-%E9%AE%AE%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AA%E4%BB%95%E8%8D%89-%E3%81%A7%E7%A9%BA%E6%B0%97%E3%81%8C%E4%B8%80%E5%A4%89/ar-AA29gkt3?ocid=msedgntp&amp;pc=NMTS&amp;cvid=6abf4cbedf6c403cc2e31d9150f21104&amp;ei=13">「人間のレジだけにしろ！」セルフレジができなくて怒鳴り散らす男性。現れたシニア女性の“鮮やかな仕草”で空気が一変</a>》[掲載日 2026年8月3日] から下に引用する．<br />　<br />《<strong>「分からない」「できない」と感じた時、あなたはどうしていますか？</strong><br /><strong>　今回は、スーパーのセルフレジで起きたトラブルと、そこから考えたい現代の問題についてご紹介します。</strong><br /><strong>　</strong><br /><strong>◆店内に響いた怒鳴り声</strong><br /><strong>　ある平日の夕方。塚地麻里子さん（仮名・34歳）は、仕事帰りに駅前のスーパーへ立ち寄りました。</strong><br /><strong>「その日は疲れていて、とにかく必要な物だけ買って、早く帰ろうと思っていたんです」</strong><br /><strong>　買う物を選んだ麻里子さんは、レジへ向かいました。店内は仕事帰りの客でほどよく混雑していましたが、セルフレジは数台空いており、会計はすぐに終わりそうな雰囲気だったそう。</strong><br /><span style="color: #993300;"><strong>「その時『こんなの年寄りにやらせるなよ！』と、店内に怒鳴り声が響いたんです。振り返ると70代くらいの男性客が、セルフレジの前で腕を組みながら店員さんに怒鳴り散らしていたんですよ」</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　男性は不機嫌そうな表情でセルフレジの前に立ち「何で俺が自分で機械なんか使わなきゃいけねぇんだ！」「人間のレジだけにしろ！」「説明が分かりづれぇんだよ！」と次々に不満をぶつけていました。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　店員さんが「ご案内しますので一緒にやってみましょうか」と丁寧に声をかけても「だから分かんねぇって言ってんだろ!!」と怒鳴り返す始末。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　さらに後ろに並んでいる客たちにまで「こんなの便利だと思ってんの若い奴だけだ！ 年寄りは来るなって言いたいのか！」と絡み始め、周囲の空気は一気に重苦しくなりました。</strong></span><br /><strong>「店員さんもかなり困っていて、周囲もどうしたらいいのか分からない空気になっていましたね」</strong><br /><strong>　</strong><br /><span style="color: #993300;"><strong>◆誰も言えなかったことを代弁した女性</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　誰もが様子をうかがうばかりで、なかなか声を上げられない。そんな状況の中、列の後方にいた60代くらいの女性が一歩前へ出たそう。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>「するとその女性は『いい加減にしたら？ 騒ぐ暇あるなら覚えればいいの！ 私だって最初は分からなかったわよ』とおじさんに負けない声量で言い放つと、続けて『年寄りだからできないんじゃないの。“覚える気がない人”ができないの！』とセルフレジをピッ、ピッと鮮やかに操作して見せたんですよ」</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　そのあまりの勢いに、その場にいた人たちは思わず目を丸くしました。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>◆おばさんの正論におじさん撃沈</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　しかし女性の説教はそれで終わらず「店員さんに怒鳴るなんて最低よ。『教えてください、お願いします』でしょ？ あと後ろ見なさい。みんな待っているの！」そう言って後ろの列を指差しました。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　すると並んでいた客たちの何人かが、無言でうなずいたそう。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　完全に孤立した男性は顔を赤くしながら「二度と来るかよ、こんな店」と吐き捨てるように言うと、商品の入った買い物かごをその場に残したまま、逃げるように店を後にしました。</strong></span><br /><strong>「するとおばさんは何事もなかったように『<span style="color: #993300;">最近、怒鳴れば誰かがやってくれるって人多いのよねぇ</span>』と私たちに笑顔を向けてくれて。その瞬間、張り詰めていた空気が一気に和らぎ、<span style="color: #993300;">店員さんまで思わず吹き出していた</span>んですよね」</strong><br /><strong>　<span style="color: #993300;">麻里子さんも思わず笑ってしまった</span>そう。<br /></strong>　(引用終わり．以下省略)》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　上に引用した記事の前半は，スーパーのフルセルフレジの使い方がわからず，店員に怒鳴り散らかして迷惑行為に及んでいた爺さんの話である．<br />　このテのカスハラ話は，まず間違いなく爺さんがカスハラをすることになっている．<br />　コミックエッセイでも文章でも，似た話はウェブ上にたくさん書かれているから，もはや陳腐だといっていい．<br />　筆者は鈴木詩子という漫画家だが，同工異曲の話が「AIによる作文」だとかあるいは「実話をもとにしている」と断り書きをしているのに，この漫画家はそういうキャプションを書いていないところを見ると，こういう創作をアップすることに慣れていないのだろう．<br />　<br />　それはそれでいいとして，話の前半《<span style="color: #993300;"><strong>「その時『こんなの年寄りにやらせるなよ！』と、店内に怒鳴り声が響いたんです。振り返ると70代くらいの男性客が、セルフレジの前で腕を組みながら店員さんに怒鳴り散らしていたんですよ」</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　男性は不機嫌そうな表情でセルフレジの前に立ち「何で俺が自分で機械なんか使わなきゃいけねぇんだ！」「人間のレジだけにしろ！」「説明が分かりづれぇんだよ！」と次々に不満をぶつけていました。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　店員さんが「ご案内しますので一緒にやってみましょうか」と丁寧に声をかけても「だから分かんねぇって言ってんだろ!!」と怒鳴り返す始末。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　さらに後ろに並んでいる客たちにまで「こんなの便利だと思ってんの若い奴だけだ！ 年寄りは来るなって言いたいのか！」と絡み始め、周囲の空気は一気に重苦しくなりました。</strong></span>》は爺いのカスハラ場面だ．<br />　<br />　次に筆者の鈴木詩子は下のようなシーンを描いた．<br />　<br />《<span style="color: #993300;"><strong>◆誰も言えなかったことを代弁した女性</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　誰もが様子をうかがうばかりで、なかなか声を上げられない。そんな状況の中、列の後方にいた60代くらいの女性が一歩前へ出たそう。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>「するとその女性は『いい加減にしたら？ 騒ぐ暇あるなら覚えればいいの！ 私だって最初は分からなかったわよ』とおじさんに負けない声量で言い放つと、続けて『年寄りだからできないんじゃないの。“覚える気がない人”ができないの！』とセルフレジをピッ、ピッと鮮やかに操作して見せたんですよ」</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　そのあまりの勢いに、その場にいた人たちは思わず目を丸くしました。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>◆おばさんの正論におじさん撃沈</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　しかし女性の説教はそれで終わらず「店員さんに怒鳴るなんて最低よ。『教えてください、お願いします』でしょ？ あと後ろ見なさい。みんな待っているの！」そう言って後ろの列を指差しました。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　すると並んでいた客たちの何人かが、無言でうなずいたそう。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>　完全に孤立した男性は顔を赤くしながら「二度と来るかよ、こんな店」と吐き捨てるように言うと、商品の入った買い物かごをその場に残したまま、逃げるように店を後にしました。</strong></span>》<br />　<br />　爺いのカスハラを見かねた「おばさん」が非の打ちどころのない正論《<span style="color: #993300;"><strong>年寄りだからできないんじゃないの。“覚える気がない人”ができないの！</strong></span>》をぶちかましてさらに《<span style="color: #993300;"><strong>セルフレジをピッ、ピッと鮮やかに操作して見せ</strong></span>》て，爺いを孤立無援に追い込んだ．<br />　世の中についていけない爺いに関する他のカスハラ話では，この「おばさん」以外にかっこいい若い男だったり強気な若い女性だったり，突拍子もない場合は子供が出てきて，カスハラ爺いを木っ端みじんに粉砕する．<br />　鈴木詩子はこのシーンで，超人的レジ打ち「おばさん」を登場させて《<span style="color: #993300;"><strong>店員さんに怒鳴るなんて最低よ。『教えてください、お願いします』でしょ？</strong></span>》と爺に説教するという新機軸を打ち出した．<br />　そして「おばさん」は《<span style="color: #993300;"><strong>逃げるように店を後に</strong></span>》した爺いを《<span style="color: #993300;"><strong>最近、怒鳴れば誰かがやってくれるって人多いのよねぇ</strong></span>》と嘲り，スーパーの店員は吹き出し，麻里子さんは笑った．<br />　というのが，鈴木詩子が作ったカスハラ爺い退治のお話だ．<br />　カスハラ爺いは逃げて行き，店員も麻里子さんも笑ったという勧善懲悪な結末に，読者が「よかったよかった」と思ったとたん，鈴木詩子は読者を裏切る．<br />　<br />《<strong>◆私たちもいつか“分からない側”になる</strong><br /><strong>　確かに、店員や周囲の客に当たり散らす男性の態度は褒められたものではありません。しかし一方で、セルフレジやタッチパネル注文など、新しい仕組みに戸惑う人が少なくないのも事実でしょう。</strong><br /><strong>「できない」と感じることは「恥ずかしい」という感情につながります。そしてその恥ずかしさが、時として怒りや攻撃的な態度として表れてしまうこともあるんじゃないでしょうか？</strong><br /><strong>　今回の男性も、本当は操作方法が分からず不安だっただけなのかもしれません。</strong><br /><strong>　だからこそ社会全体としては、<span style="color: #993300;">「できない人」を切り捨てるのではなく、誰もが利用しやすい環境づくりを考えていく必要がある</span>でしょう。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　カスハラ爺いが，実は世の中の新しい仕組みについていけない弱者だったかもしれないと鈴木詩子はいう．<br />　そして《<strong><span style="color: #993300;">「できない人」を切り捨てるのではなく、誰もが利用しやすい環境づくりを考えていく必要がある</span></strong>》と結論する．<br />　だがしかし，そういう結論を書くのだったら《<strong><span style="color: #993300;">店員さんまで思わず吹き出していた</span></strong>》《<strong><span style="color: #993300;">麻里子さんも思わず笑ってしまった</span></strong>》は余分だ．<br />　逃げて行ったカスハラ爺いを笑った店員と麻里子さんは，弱者の感情に思いを至いたすことができない人間だということになってしまう．<br />　最後に余計な描写《<strong><span style="color: #993300;">店員さんまで思わず吹き出していた</span></strong>》《<strong><span style="color: #993300;">麻里子さんも思わず笑ってしまった</span></strong>》を付け足したために，首尾一貫しない話になってしまった．<br />　これを「九仞の功を一簣に虧く」という．論理的な作文を作る力のない人間のしがちな失敗である．<br />　<br />　ちなみにウェブ上には「他の客にカスハラを諫められて反省した爺いが，フルセルフレジの使い方を教えられてうまくできるようになりました」というハッピーエンドのお話もたくさんある．<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a> <br /><br /></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
<dc:date>2026-08-07T07:02:15+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/07/post-d9e5b2.html">
<title>私が少年の頃のキュウリは希に苦いことがあった</title>
<link>http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/07/post-d9e5b2.html</link>
<description>　Sirabee《食べてはいけない危険なズッキーニ、その理由にゾッとした…　生産...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　Sirabee《<a href="https://sirabee.com/2026/07/14/20163566117/">食べてはいけない危険なズッキーニ、その理由にゾッとした…　生産量1位・長野県も「見た目で分からない」と警鐘</a>》[掲載日 2026年7月14日] から下に引用する．<br />　<br />《<strong>夏に美味しい野菜のズッキーニだが、「絶対食べてはいけない個体」のサインが話題に。生産量日本一・長野県のJAながのも「見た目での判断は難しい」と、語る。</strong><br /><strong>　<span style="color: #993300;">夏はズッキーニが美味しい季節。そんな夏野菜の代表格とも言えるズッキーニだが、じつは「決して食べてはいけない」個体の特徴が話題となっていたのだ。</span></strong><br /><strong>　今回注目したいのは、「野菜のプロ」こと青髪のテツさんが投稿したポスト。</strong><br /><strong>「絶対に食べたらダメなものが1つあります！！ どれでしょう？」と綴られた投稿には4つの野菜が写った写真が添えられ、「1. 紫に変色したブロッコリー」「2. 黒い点がある白菜」「3. 青く変色した大根」「4. 強い苦味があるズッキーニ」という4択形式のクイズとなっていた。</strong><br /><strong>　いずれも異常な状態に思えるが…正解は「4. 強い苦味があるズッキーニ」だと言う。</strong><br /><strong>　その理由について、テツさんは「ズッキーニが強く苦いときは食べないでください！！ もったいないからと言って無理に食べると食中毒の原因になります」と、説明している。</strong><br />(中略)<br />　<strong>そんな<span style="color: #993300;">ズッキーニは、夕顔と同じ「ウリ科」に属する野菜。</span></strong><br /><strong>　<span style="color: #993300;">これらウリ科のつる植物について、長野県は「ごくまれに大変苦みの強いユウガオがあり、食べると食中毒になることがあります。これは、ユウガオの苦味成分『ククルビタシン類』によるものです。食べる際は、調理前に実や茎を切って軽く味見をし、苦味がある場合は食べないようにしましょう」と、注意を喚起している。</span></strong><br /><strong>　また、夕顔はスイカ等を栽培する際に、接ぎ木の台木として使用されることがあり、この台木からとれる夕顔の実はククルビタシン類を多く含むことがあるため、食べるのは避けるべきである。</strong><br /><strong>　<span style="color: #993300;">ウリ科には他にもきゅうり、かぼちゃ、メロンなどがあり、これらを食べて激しい苦みがある場合には、「ククルビタシン類」が含まれている可能性があるため、食べないように気をつけたい。</span></strong><br /><span style="color: #993300;"><strong>　こうした情報を踏まえ、JAながのの担当者も「味見をし、苦い場合は食べないというのが最善の方法のようです。 また、見た目での判断は難しいと思われます」と、補足していた。</strong></span><br /><span style="color: #993300;"><strong>「味見」は料理のでき具合を確かめるための行為だが、じつはこうした「危険探知」としての役割も重要。ズッキーニを料理する予定がある人は、忘れずに味見をしてほしい。</strong></span>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　植物に含まれる苦み物質であるククルビタシンに関するウェブ上の情報は混乱している．<br />　その一つであるWikipedia【<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%83%B3">ククルビタシン</a>】から下に引用する．<br />　<br />《<strong>ククルビタシン (cucurbitacin) はウリ科植物に特有のステロイドの一種であり、トリテルペンに属する。</strong><br /><strong>　</strong><strong>キュウリ、メロン、スイカなどのへたに近い部分に含まれるが、通常は含有量が少ないため苦味までは感じない。その一方で、<span style="color: #993300;">ゴーヤには多く含まれ、加えて他の苦み成分であるモモルデシン (momordicin) も含まれているため、強烈な苦味の元になっている。</span>また、ヨーロッパに生息するキノコの一種 Leucopaxillus gentianeus の苦味成分としても知られる（成分はククルビタシンB）。</strong><br /><strong>　ヘチマやユウガオなどの一部の株において、まれにククルビタシンを多く産生するものが混じって流通することが知られており、自家栽培したものなどを苦味を我慢して食べたことによる食中毒事例（嘔吐や下痢等）もある。異常に苦いものは、食べるのをやめるのが無難である。食中毒事例には、他にヒョウタンやズッキーニによるものもある。なお、モモルデシンには食中毒を引き起こす毒性はない。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　Wikipedia【ククルビタシン】はゴーヤのククルビタシンについて《<strong><span style="color: #993300;">ゴーヤには多く含まれ</span></strong>》ていると述べ，その上さらに他の苦み物質であるモモルデシンも含まれているのでゴーヤは非常に苦いとしている．<br />　つまりWikipedia【ククルビタシン】は「<span style="text-decoration: underline;">ゴーヤの苦みは主としてククルビタシンに因る</span>もので，その他にモモルデシンも苦みに寄与している」と述べている．<br />　ところが，これを真っ向から否定しているサイトも存在する．<br />　その一つである松本市公式サイト《<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/231/87918.html">強い苦み（えぐみ）があるウリ科の植物にご注意を！</a>》から下に引用する．<br />　<br />《<strong>強い苦み（えぐみ）のあるウリ科の植物は食べないようにしてください。</strong><br /><strong>　ウリ科（ユウガオ、ズッキーニ、きゅうり等）には、苦み成分の一つである「ククルビタシン類」を含んでいる可能性があります。食べる際は、調理前に実や茎を切り軽く味見を行い強い苦み（えぐみ）を感じた場合は食べないでください。また、観賞用のウリ科植物や接ぎ木、台木にからなったユウガオの実は「ククルビタシン類」を多く含みことがあるので食べないようにしてください。</strong><br /><strong>「ククルビタシン類」による食中毒の症状は唇のしびれ・吐き気・嘔吐・下痢で、潜伏時間は数分から数時間です。</strong><br /><strong>　なお、<span style="color: #993300;">ニガウリ（ゴーヤ）の苦み成分の主は「モモルデシン」という成分で、通常の量を食べる範囲では体調不良を起こす可能性はありません。</span></strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　上に引用したように，松本市は《<strong><span style="color: #993300;">ニガウリ（ゴーヤ）の苦み成分の主は「モモルデシン」という成分で、通常の量を食べる範囲では体調不良を起こす可能性はありません</span></strong>》としており，ゴーヤの苦みの原因は主としてククルビタシンではないと述べている．<br />　この記述は正しい．ゴーヤに含まれるククルビタシンは微量であり，ゴーヤは《<strong><span style="color: #993300;">通常の量を食べる範囲では体調不良を起こす可能性は</span></strong>》ない．<br />　ゴーヤはごく一般的な野菜であり，ゴーヤの炒め物はどこのスーパーでも総菜の定番料理である．<br />　もしもWikipedia【ククルビタシン】が主張しているように《<strong><span style="color: #993300;">ゴーヤには多く含まれ</span></strong>》ているとすれば，沖縄県をはじめ毎日毎日全国各地でゴーヤ食中毒が発生しているはずだ．(実はWikipedia【ゴーヤ】も，ゴーヤの苦みは主にモモルデシンに因るとしている)<br />　世に「Wikipediaに書かれていることの95%はゴミだ」といわれているが，ゴーヤの苦みに関するWikipedia【ククルビタシン】の嘘はその一例である．<br />　ゴーヤについては農水省のサイトにも同様の記載がある．<br />　農林水産省公式サイト《<a href="https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1106/01.html">苦味が強いズッキーニが稀にあるが、食べても大丈夫ですか。</a>》から下に引用する．<br />　<br />《<strong>ズッキーニやユウガオなどのウリ科植物は広く食用として栽培されていますが、</strong><strong>苦味成分である「ククルビタシン」が含まれます。 </strong><br /><strong>　ククルビタシンを多量に含むウリ科植物を食べることで腹痛、下痢、嘔吐などの症状を</strong><strong>引き起こすケースがあるので、</strong><strong>普段とは違った強い苦味を感じた場合は食べないことが大切です。</strong><br /><strong>　なお、<span style="color: #993300;">同じウリ科のゴーヤも苦味がありますが、これは「モモルデシン」という成分に</span></strong><span style="color: #993300;"><strong>よるもので、食欲増進と血糖値を下げる働きがあります。</strong></span>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　では，ゴーヤは問題ないとして，他のウリ科野菜の安全性はどうか．<br />　横浜市公式サイト《<a href="https://app.cocolog-nifty.com/cms/blogs/277172/entries/new">苦情事例集</a>》から下に引用する．<br />　<br />《<strong>1.概要　キュウリを食べたところ苦みがありました。</strong><br /><strong>　2.調査結果　<span style="color: #993300;">キュウリに含まれる苦みの成分であるククルビタシン（エラテリシン）と思われます。特に、頭部に含まれていることが多く、食べても害はありません。</span></strong><br /><strong>　3.解説　ククルビタシンは、キュウリ等ウリ科に含まれる配糖体で苦みを呈します。緑色の濃いものの頭部に多く含まれています。苦みは低温や水分不足あるいは生理的乾燥の著しい場合などに発現しやすいと言われています。しかし、苦みの強さは遺伝的に異なり、実用栽培では、苦みをまったく感じない品種も少なくありません。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　上に引用した横浜市の見解《<strong><span style="color: #993300;">キュウリに含まれる苦みの成分であるククルビタシン（エラテリシン）と思われます。特に、頭部に含まれていることが多く、食べても害はありません</span></strong>》の《<strong><span style="color: #993300;">食べても害はありません</span></strong>》は真っ赤な嘘である．「<span style="text-decoration: underline;">少しくらいなら</span>食べても害はありません」が正しい．私は横浜市民だが，こういう嘘つき自治体に住んでいることが不安だ．<br />　では嘘つきでない自治体はどう説明しているか．<br />　和歌山県公式サイト《<a href="https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130500/kenkou/kenkou/eisei/cucurbitacin.html">ウリ科野菜・果物の苦味が強すぎると感じたら</a>》から下に引用する．<br />　<br />《<strong>強い苦味のあるウリ科野菜・果物にはご注意を</strong><br /><strong>　観賞用のウリ科植物には苦味成分のククルビタシン類が含まれており、これを多量に摂取すると、腹痛や下痢などの食中毒を起こすことが知られています。</strong><br /><strong>　一方、<span style="color: #993300;">食用のウリ科野菜・果物は、品種改良によりククルビタシン類がほとんど含まれなくなっていますが、ごくまれに、観賞用のものと交雑するなどして、ククルビタシン類を多く含む株が発生することがあります。</span></strong><br /><strong>　</strong><br /><strong>　食用にする主なウリ科植物</strong><br /><strong>　　ウリ</strong><br /><strong>　　キュウリ</strong><br /><strong>　　スイカ</strong><br /><strong>　　カボチャ</strong><br /><strong>　　ズッキーニ</strong><br /><strong>　　メロン</strong><br /><strong>　　ユウガオ（かんぴょうの原料）</strong><br /><strong>　　トウガン</strong><br /><strong>　　ニガウリ（ゴーヤ）</strong><br /><strong>　なお、ニガウリの苦味成分は通常の場合ほとんどがモモルジシンという物質で、これには食中毒を起こす力はありません。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　上に《<strong><span style="color: #993300;">食用のウリ科野菜・果物は、品種改良によりククルビタシン類がほとんど含まれなくなっています</span></strong>》と書かれている通りである．<br />　特にキュウリは品種改良が進んでいると思われる．<br />　私が小学生の頃 (昭和三十年代) のキュウリは，たまに苦いものがあったが，それ以後は何十年もキュウリを食べてきたが，苦いキュウリにお目にかかったことはない．<br />　他のウリ科野菜，ウリやスイカ，メロンなどの栽培種も可食部にククルビタシンを持たないので安全性は問題にならないが，ズッキーニは自治体から発出されている衛生情報によれば，まれにククルビタシンを含む個体が出現するらしい．<br />　そのため，調理する前に，カットした頭部の果柄 (茎に繋がっている部分／軸) 側を舐めてみて，もし苦かったら，まれな例に当たってしまったと諦めるのがよいとのことである．<br />　しかし，私はテレビの料理番組をよく視聴するのだが，料理の講師たちが「苦いズッキーニは食べないでね」と言うのを聞いたことがない．不思議だ．もしかしたら知らないのかも，と疑っている．<br />　<br />　ところで一つ思い出したことがある．<br />　苦いキュウリがなくなった今となってはもう役に立たなくなった昔の知識だが，ククルビタシンが多いキュウリの判別法がある．<br />　キュウリの頭部をカットしたら，切断した両面を擦り合わせるのだ．<br />　こうすると苦いキュウリは，白い粘液みたいなものが切断面に生じるのである．<br />　これは，ククルビタシンがテルペン配糖体であるために界面活性を持っているからだ．この判別方法によれば，試食して苦い思いをしなくて済む．<br />　試していないが，もしかすると，苦いズッキーニでも同じ現象が起きるかもしれない．<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a> <br />　</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
<dc:date>2026-07-29T09:13:01+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/07/post-ac757d.html">
<title>「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」の食べ残した廃液を処分する手順</title>
<link>http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/07/post-ac757d.html</link>
<description>　スーパーで食料品を色々と買っていたら新商品「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」を...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　スーパーで食料品を色々と買っていたら新商品「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」を特売していたので，どれどれと一つレジかごに入れた．<br />　私は，災害時の備えにカップ麺を備蓄しているが，新商品の場合は備蓄に適しているかわからないから，買ってきたらすぐ食べるべきだ．<br />　<br />　帰宅して昼飯に試食．<br />　まずシールを半分はがして開封すると，中に調味料が二袋入っている．<br />　どちらも後入れだと書いてある．<br />　麺に熱湯を注いで五分経過したら，シールを全部はがして取り去り，粉末調味料を投入した．<br />　見た感じ，これはトウガラシの粉である．<br />　次に液体調味料を入れた．これは黒い油である．<br />　原材料表示を下に引用する．<br />　<br />《<strong>油揚げめん（小麦粉（国内製造）、植物油脂、食塩、植物性たん白、こんぶエキス、大豆食物繊維、糖類）、スープ（植物油脂、しょうゆ、<span style="color: #993300;">糖類、食塩、ポークエキス、唐辛子調味料、魚粉、でん粉、しょうが調味料、ガーリック調味料</span>）、かやく（味付油揚げ、ねぎ）／加工でん粉、調味料（アミノ酸等）、増粘多糖類、カラメル色素、炭酸Ｃａ、酒精、リン酸塩（Ｎａ）、カロチノイド色素、香料、微粒二酸化ケイ素、酸味料、ｐＨ調整剤、酸化防止剤（ビタミンＥ）、香辛料抽出物、乳化剤、ビタミンＢ２、ビタミンＢ１、チャ抽出物、（一部に小麦・乳成分・さば・大豆・豚肉・ゼラチンを含む）</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />　トウガラシ粉末のように見えるものは《<strong><span style="color: #993300;">糖類、食塩、ポークエキス、唐辛子調味料、魚粉、でん粉、しょうが調味料、ガーリック調味料</span></strong>》だろうと思われる．<br />　液体調味料 (黒い油) は，植物油脂にその他の添加物を加えたものだと推定されるが，原材料表示に《<strong>香辛料抽出物</strong>》とあるのはおそらくカプサイシン (トウガラシ抽出物) の製剤だろう．<br />　二種の調味料を投入してかき混ぜると，熱湯の表面にかなり赤い油が浮くが，これがカプサイシンを含む植物油だ．<br />　この外観は「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」がそんじょそこらにある激辛食品ではないことを示している．<br />　さて麺を一口すすろうとしたら，私は激しく咳き込んだ．<br />　グリコの「ビーフカレーLEE 辛さ×30倍」が，私がこれまで食べた加工食品中で最も辛いものだったが，「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」はそれを遥かに上回る．<br />「ビーフカレーLEE 辛さ×30倍」は舌に感じる辛さだが，「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」は揮発したカプサイシンが気管支にダメージを与えると思われた．<br />　麺をすすると激しく咳がでるので，麺をすすらぬように息を止めて麺を少しずつ注意深く口に入れて食べた．<br />　<br />　食べ終わると，カップの中に，不気味な色のスープが残った．<br />　このスープを飲んだら，舌の味蕾も胃粘膜も十二指腸内壁も破壊されるに違いない．体を大事にするなら飲まずに捨てざるを得ない．<br />　ではこれをどうやって捨てようか．<br />　そのまま台所の流しに捨てようものなら，油が排水管の中をベッタリと汚染するから，洗浄が大変だ．<br />　とすれば，廃棄せずになんとかして消費するしかない．<br />　そこでまず，ジャガイモ三個を適当にカットして鍋に入れ，冷蔵庫にあった残りものの長ネギの青い部分も二本分入れた．<br />　長ネギの葉の部分は繊維が固いが，出汁を取るのによいので冷蔵庫にいつも捨てずにとってあるのだ．<br />　で，とてもじゃないが飲めずに残ってしまった「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」のスープを鍋に投入し，さらに水をジャガイモがひたひたになるように加えて，鍋を火にかけた．<br />　ここで味見をしてみたら，希釈した「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」のスープは，ただもう辛いだけで，旨味が感じられなかった．<br />　そこで鍋に，粉末かつお出汁を入れて味を調えた．<br />　ジャガイモは煮汁の油分を吸着除去するために使用するのだが，ここに粉末かつお出汁を入れれば，煮あがったジャガイモは食べられるものになる．<br />　しかしクタクタになった長ネギはまずいので生ごみとして捨てる．(これは残り物の野菜でスープを作るときの常法である)<br />　ジャガイモが柔らかくなったら，皿に取り出す．このジャガイモのピリ辛煮はご飯のおかずになる．<br />　さて，鍋に残った煮汁はすっかり油が除去されていて，これならそのまま捨ててもキッチンの排水管を汚さない．<br />　だが，これを捨ててしまうのはもったいない．<br />　そこで思いついて，もち麦百グラムを冷めた激辛の煮汁に投入し，水を少し足して，もち麦の粥を炊いてみた．<br />　炊きあがった粥は，気管支を刺激しない程度にカプサイシンが減っていて，普通のピリ辛の味加減になっていて，おいしかった．<br />　以上，「日清の辛どん兵衛 豚だしうどん」を，普通の激辛食品だろうと甘く見て買ってしまった人の参考になるかと思って，キッチンの排水管を汚染せぬための廃液処理方法を記した．<br />　<br /><a href="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/photo_20240810084301.jpg" target="_blank" rel="noopener"><img style="margin: 3px;" title="Photo_20240810084301" src="https://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/images/photo_20240810084301.jpg" alt="Photo_20240810084301" width="300" height="278" border="0" /></a></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
<dc:date>2026-07-28T10:00:19+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/07/post-57fa2a.html">
<title>眼前で自由軒のカレーライスを再現する人たち ／工事中</title>
<link>http://mreveryman.cocolog-nifty.com/blog/2026/07/post-57fa2a.html</link>
<description>　キャリコネニュース《夫のカレーの食べ方に激怒する妻「本当にグッチャングッチャン...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>　キャリコネニュース《<a href="https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%A4%AB%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%A3%9F%E3%81%B9%E6%96%B9%E3%81%AB%E6%BF%80%E6%80%92%E3%81%99%E3%82%8B%E5%A6%BB-%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%AB%E6%B7%B7%E3%81%9C%E3%81%A6%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%BE%E3%81%99-%E5%A4%96%E9%A3%9F%E3%81%A7-%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E7%A6%81%E6%AD%A2-%E3%82%92%E8%A8%80%E3%81%84%E6%B8%A1%E3%81%99/ar-AA1Z84M5">夫のカレーの食べ方に激怒する妻「本当にグッチャングッチャンに混ぜて食べます」外食で“カレー禁止”を言い渡す</a>》[掲載日 2026年3月23日] から下に引用する．<br />　<br />《<strong>「アレは本当にやめて欲しいです」</strong><br /><br /><strong>　一方、東京都の50代女性は、夫の食事マナーに耐えられないという。</strong><br /><strong>「カレー店で本当に<span style="color: #993300;">カレーとご飯をグッチャングッチャンに混ぜ</span>て食べます」</strong><br /><strong>　確かに、<span style="color: #993300;">カレーを混ぜて食べる人は一定数いる。</span>しかし、一緒に食事をする相手が嫌がっているとなると話は別だ。女性は家では食事の時間をずらすなどして「見ても見ぬフリ」をしてやり過ごしていた。しかし、外食先でも夫のスタイルは変わらなかった。</strong><br /><strong>　某カレーチェーン店に行ったときも「同じ事をやらかしてくれまして…一緒にお食事はごめん被りたい！と、怒りマークつきで外食でのカレーは禁止しました。アレは本当にやめて欲しいです」と書いている。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)<br />　<br />《<strong><span style="color: #993300;">カレーを混ぜて食べる人は一定数いる</span></strong>》だが，上の記事の「カレー」はカレーソースのことではなく，米飯とカレーソースを一緒に食べるカレーライス (ライスカレーとも) のことだ．<br />　そして《<strong><span style="color: #993300;">カレーとご飯をグッチャングッチャンに混ぜ</span></strong>》たカレーライスは，大阪の難波に本店がある自由軒の名物料理だ．<br />　この料理は，今はもう忘れ去られた作家のひとりである織田作之助の「夫婦善哉」に登場する．<br />　青空文庫から下にその箇所を抜粋引用する．(<a href="https://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/545_33102.html">URLはここ</a>)<br />　<br />《<strong>年が明け、松の内も過ぎた。はっきり勘当だと分ってから、柳吉のしょげ方はすこぶる哀れなものだった。父性愛ということもあった。蝶子に言われても、子供を無理に引き取る気の出なかったのは、いずれ帰参がかなうかも知れぬという下心があるためだったが、それでも、子供と離れていることはさすがに淋さびしいと、これは人ごとでなかった。ある日、昔の遊び友達に会い、誘さそわれると、もともと好きな道だったから、久しぶりにぐたぐたに酔うた。その夜はさすがに家をあけなかったが、翌日、蝶子が隠していた貯金帳をすっかりおろして、昨夜の返礼だとて友達を呼び出し、難波新地へはまりこんで、二日、使い果して魂の抜けた男のようにとぼとぼ黒門市場の路地裏長屋へ帰って来た。「帰るとこ、よう忘れんかったこっちゃな」そう言って蝶子は頸筋を掴んで突き倒し、肩をたたく時の要領で、頭をこつこつたたいた。「おばはん、何すんねん、無茶しな」しかし、抵抗する元気もないかのようだった。二日酔いで頭があばれとると、蒲団にくるまってうんうん唸うなっている柳吉の顔をピシャリと撲って、何となく外へ出た。千日前の愛進館で京山小円の浪花節を聴いたが、一人では面白いとも思えず、出ると、この二三日飯も咽喉へ通らなかったこととて急に空腹を感じ、楽天地横の自由軒で玉子入りのライスカレーを食べた。「<span style="color: #993300;">自由軒のラ、ラ、ライスカレーはご飯にあんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい</span>」とかつて柳吉が言った言葉を想い出しながら、カレーのあとのコーヒーを飲んでいると、いきなり甘い気持が胸に湧わいた。こっそり帰ってみると、柳吉はいびきをかいていた。だし抜けに、荒々しく揺すぶって、柳吉が眠い眼をあけると、「阿呆あほんだら」そして唇くちびるをとがらして柳吉の顔へもって行った。</strong>》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った：「まむす」は大阪弁．共通語では「混ぜる」の意)<br />　<br />「夫婦善哉」で描かれる柳吉は実にもうグタグダな性格の男であり，「夫婦善哉」の初めのほうに，好む食い物は《<strong>銭のかからぬいわば下手もの料理ばかりであった</strong>》と書かれている．<br />《<strong><span style="color: #993300;">ご飯にあんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい</span></strong>》(「夫婦善哉」からの引用) 自由軒のカレーライスは《<strong><span style="color: #993300;">カレーとご飯をグッチャングッチャンに混ぜ</span></strong>》(キャリコネニュースからの引用) てあり，これは《<strong><span style="color: #993300;">グッチャングッチャン</span></strong>》な人生を過ごす柳吉にいかにもふさわしいＢ級料理だった．<br />　織田作之助の小説「夫婦善哉」を原作とした豊田四郎監督の映画「夫婦善哉」(主演は森繁久彌，淡島千景) は邦画史に残る作品．動画配信で鑑賞可能でありDVDも入手できる．<br />　このカレーライスについては自由軒の公式サイトには以下の記述がある．<br />　<br />《<strong>自由軒と織田作之助</strong><br /><strong>　大正から昭和へと時代が変わり、十数年経った頃、一人の男性が自由軒を訪れるようになりました。彼の名は織田作之助、後に不朽の名作「夫婦善哉」を生み出すことになる稀代の小説家です。通称「織田作」として親しまれる彼と、自由軒は密接に関わっていました。こちらでは、自由軒と織田作之助の関係についてご紹介いたします。</strong><br /><strong>　</strong><br /><strong>　名物カレーと織田作之助</strong><br /><strong>　−織田作之助−大阪庶民の生活を通じて、人間が生きるうえでの悲しさやはかなさ、そして喜びを書いた作家です。</strong><br /><strong>彼は自由軒の常連として、毎日のように名物カレーを食べていました。そして、店内で構想を練っていた小説が、彼の出世作「夫婦善哉」でした。</strong><br /><strong>　日本文学の最高峰として、現在でも多くの人の心を掴んでいるこの作品には、こんな一説があります。</strong><br />(中略)<br />　<strong>この二三日飯も咽喉へ通らなかったこととて急に空腹を感じ、楽天地横の自由軒で玉子入りのライスカレーを食べた。「自由軒のラ、ラ、ライスカレーはご飯にあんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい」とかつて柳吉が言った言葉を想い出しながら、カレーのあとのコーヒーを飲んでいると、いきなり甘い気持が胸に湧（わ）いた。</strong><br /><strong>　あくる日、二人で改めて自由軒へ行き、帰りに高津のおきんの所へ仲の良い夫婦の顔を出した。</strong><br /><strong>　ここに登場する「玉子入りのライスカレー」。これはもちろん、名物カレーのことを指します。</strong><br /><strong>　庶民の世界を生き生きと描いた彼にとって、庶民の人気メニューである名物カレーを小説に登場させることは、必然的だったのではないでしょうか。</strong>》<br />　<br />《<strong>日本文学の最高峰</strong>》は言い過ぎだが，自由軒店内に飾られた織田作之助の写真は自由軒の誇りなのだろう．<br />　ところで自由軒のカレーライスを好む一部の大阪人たちは，自由軒以外の店のカレーライスでも《<strong><span style="color: #993300;">カレーとご飯をグッチャングッチャンに混ぜ</span></strong>》て食べる．<br />　カレーライス (ライスカレー) の盛り付けには色々あって，例えば<br />　<br />　ただし，自由軒が提供する《<strong><span style="color: #993300;">グッチャングッチャンに混ぜ</span></strong>》たカレーライスは，これはこれでよろしいと思う．<br />　だがしかし，上の引用記事に登場する「夫」に類する人たちは，カレーソースと白飯が分けて皿に盛られているのに，これを自分みずからの手で丁寧に均一化する．<br />　そこが自由軒のカレーライスと似て非なるところである．似非自由軒だ．<br />　<br />　さてこの均一化作業を見ていると，一種の儀式のようだなあと思う．<br />　</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>新・雑事雑感</dc:subject>

<dc:creator>江分利万作</dc:creator>
<dc:date>2026-07-25T02:04:02+09:00</dc:date>
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