新・雑事雑感

主に時事的話題です.

2020年3月31日 (火)

風俗産業を助けようと上柳昌彦は語った

 小池知事は昨夜 (3/30) 緊急記者会見を開き,次のように述べた.
 
東京都内の新型コロナウイルスの感染状況について「感染経路が不明な症例のうち、夜間から早朝にかけて営業しているバー、ナイトクラブ、酒場など、接客を伴う飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発していることが明らかになった」と述べました。
そのうえで小池知事は「こうした場は感染のリスクが高いといわれる『換気の悪い密閉空間』、『多くの人が密集する場所』、『近距離での密接した会話』の3つの密がより濃厚な形で重なる場となっている。都民の皆様にはこうした場への出入りを控えて頂くようお願いしたい」と呼びかけました。
さらに小池知事は、「特に若者にはカラオケ、ライブハウス、中高年の方々にはバーやナイトクラブなど接待を伴う飲食店などに行くことは当面、控え、自粛して頂きたい」と述べました。》(NHK NEWS WEB;小池知事 緊急記者会見の詳報)
 
 このことについて,今朝のニッポン放送《上柳昌彦 あさぼらけ》で,キャスターの上柳昌彦は,都知事の自粛要請で困っているキャバクラとかに支援が必要だと述べ,具体的には固定資産税を挙げた.
 上柳昌彦は,自分が何を言っているのかわかっているのか.
 都民の多くはつつましい暮らしの勤労者である.あるいはパートをいくつも掛け持ちして子を育てているお母さんたちもいる.
 そういう人たちに比べて,風俗産業の経営者は,元々から税制面で極めて優遇されている.
 しかるになぜ風俗産業がさらに税の優遇措置を受けるのか.
 上柳昌彦はリスナーにきちんと説明する必要がある.

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買春男が新型コロナウイルスについて何か書いている

 朝日新聞社のサイト“WEBRONZA”を流し読みしていたら,米山隆一が《新型コロナ急拡大で小池都知事の言う「首都封鎖」は本当に必要か》を書いていた.
 米山隆一は二年前,買春スキャンダルで新潟県知事の座からころげ落ちた男だ.Wikipediaにこう書かれている.
 
女子大学生への買春行為に伴う辞職
2018年4月16日、出会い系サイトで知り合った20代の女子大学生に金品を渡して交際していた(買春行為)事が週刊文春に報じられる予定であることを受け、支援者らと対応を協議した結果、18日の記者会見において知事を辞職する意向を表明、同日、県議会議長に辞職願を提出した。27日に開かれた新潟県議会の臨時議会において全会一致で辞職が同意され、同日付で知事を辞職した。約1年半の在職期間は歴代新潟県知事で最短となった。
2019年1月20日、『サンデージャポン』(TBS系列)にコメンテーターとして出演。失脚から9カ月ぶりに公の場に登場した。
 
 米山は,とりあえず新型コロナウイルスについて何か書かなきゃいかんと思ったようだが,金にでも困っているのか.医師で弁護士なんだから貧乏だとは思えぬが.
 米山は 顔と 性格が悪いだけで悪人ではないが,あれほど世に下半身系の恥をさらしたのだから,せめて事件のホトボリが冷めてから出てきたらどうか.
 そして,こういう下半身野郎に執筆してもらわねばならぬほど「論座」は堕ちたのか.情けない.

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2020年3月30日 (月)

人生を賭した遊び /工事中

 京都新聞社が《大学でクラスター発生の可能性 京都産業大の学生8人が新型コロナ感染》[掲載日 2020年3月29日 19:20] を報じた.
 京都産業大学の今春卒業性たちが新型コロナウイルス感染症に感染し,クラスターを形成したらしいという内容である.
 発端は三月前半にヨーロッパ旅行した京産大学生4人が感染したことであるが,帰国後にこの学生たちが参加したゼミ懇親会やサークル懇親会からも感染者が出ており,合計47人の濃厚接触者のうち既に13人に症状がみられるという.
 
 新型コロナ感染症を「致死率が低いからそれほど恐ろしい感染症ではない」とテレビで発言するコメンテーターがいる.
 その人たちが言う定型の文句に「大部分は軽症である」「退院した人がいるのを無視してはいけない」がある.「感染しても大部分は軽症で,死ぬのは年寄がほとんどだから,おそろしい感染症ではありません」と言われると,高齢者である私は非常に腹が立つ.こういうことをテレビで言うから,学校が一斉休業中にスペイン旅行に出かける生徒や,サークルの飲み会をする京産大の学生なんかがでてくるのだ.
 しかしそれはそれとして,退院についての数字を見てみよう.(3/29版厚労省発表)
 国内の感染者合計  1,693例 (クルーズ船除く)
   内訳;患者1,378例,無症状病原体保有者182例,症状有無確認中133例
   国内での退院者;424名
 患者のうち症状が改善して退院できた人はわずかに31%しかいないのである.しかも,退院 (検査陰性) できたからといって完治したわけではないという.症状がなくなって検査陰性かつ無症状の病原体保有者 (キャリア) がいる.
 今朝のNHK等の報道によれば,中国には4万数千人の無症状キャリアがいると指摘されている.中国当局は指摘に対して,無症状キャリアの存在を認め,これまで公表してこなかったのは,無症状キャリアは他人に感染させる可能性が低いからだとしている.(この件は,感染させる可能性が皆無でないところがミソである.再び感染が拡大した時には「低いと言っただけで皆無なんて言ってない」と当局は言うのだろう)
 無症状キャリアのことはさておいて,新型コロナ感染症が治癒しにくい病気であることが「退院者/感染者」の比からわかる.有効な治療薬がまだ明らかになっておらず,患者は自分の免疫力だけが頼りなのである.
 
 さて上に記した京産大の卒業生のことで,気になったことがあるので調べた.この卒業生たちが今春から自営業ではなく会社に就職したときにどうなるか,である.この事態に係る法令は複数ある.
 その一つは感染症法 (感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律;平成二十八年四月一日施行;ただし左記のリンク先法律全文は最新の改正を反映していないので,最新の条文はこれを基に改正履歴を追う必要がある) である.その第十八条に (就業制限) の定めがある.
 
第十八条 都道府県知事は、一類感染症の患者及び二類感染症、三類感染症又は新型インフルエンザ等感染症の患者又は無症状病原体保有者に係る第十二条第一項の規定による届出を受けた場合において、当該感染症のまん延を防止するため必要があると認めるときは、当該者又はその保護者に対し、当該届出の内容その他の厚生労働省令で定める事項を書面により通知することができる。
2 前項に規定する患者及び無症状病原体保有者は、当該者又はその保護者が同項の規定による通知を受けた場合には、感染症を公衆にまん延させるおそれがある業務として感染症ごとに厚生労働省令で定める業務に、そのおそれがなくなるまでの期間として感染症ごとに厚生労働省令で定める期間従事してはならない。
3 前項の規定の適用を受けている者又はその保護者は、都道府県知事に対し、同項の規定の適用を受けている者について、同項の対象者ではなくなったことの確認を求めることができる。
4 都道府県知事は、前項の規定による確認の求めがあったときは、当該請求に係る第二項の規定の適用を受けている者について、同項の規定の適用に係る感染症の患者若しくは無症状病原体保有者でないかどうか、又は同項に規定する期間を経過しているかどうかの確認をしなければならない。
5 都道府県知事は、第一項の規定による通知をしようとするときは、あらかじめ、当該患者又は無症状病原体保有者の居住地を管轄する保健所について置かれた第二十四条第一項に規定する協議会の意見を聴かなければならない。ただし、緊急を要する場合で、あらかじめ、当該協議会の意見を聴くいとまがないときは、この限りでない。
6 前項ただし書に規定する場合において、都道府県知事は、速やかに、その通知をした内容について当該協議会に報告しなければならない。 
(引用条文中の文字の着色は当ブログの筆者が行った.また新型コロナウイルス感染症が上記第十八条に係る感染症であることは「新型コロナウイル ス感染症を指定感染症として定める等の政令」が官報に掲載されている.この政令の官報当該箇所の画像を下に掲げる)
20200331a
(新型コロナウイル ス感染症を指定感染症として定める等の政令)
 
 上の第十八条中の赤い文字の箇所にあるように,感染症法の規定では,感染症に罹患したとしても必ずしもすべての感染症で就業が制限されるのではない.すなわち「感染症ごとに厚生労働省令で定める業務」に「感染症ごとに厚生労働省令で定める期間に」制限される.
 ちなみにここでいう厚生労働省令は感染症法施行規則 (感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則;施行日:平成二十九年十二月十五日) で,その第十一条に規定がある.
 
《第十一条 法第十八条第一項に規定する厚生労働省令で定める事項は、次のとおりとする。
一 当該届出の内容のうち第四条第一項第三号、第四号及び第六号に掲げる事項に係る内容
二 法第十八条第二項に規定する就業制限及びその期間に関する事項
三 法第十八条第二項の規定に違反した場合に、法第七十七条第四号の規定により罰金に処される旨
四 法第十八条第三項の規定により確認を求めることができる旨
五 その他必要と認める事項
2 法第十八条第二項の厚生労働省令で定める業務は、次に掲げる感染症の区分に応じ、当該各号に定める業務とする。
一 エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、南米出血熱、マールブルグ病及びラッサ熱 飲食物の製造、販売、調製又は取扱いの際に飲食物に直接接触する業務及び他者の身体に直接接触する業務
二 結核 接客業その他の多数の者に接触する業務
三 ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る。以下単に「重症急性呼吸器症候群」という。)、新型インフルエンザ等感染症、中東呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る。以下単に「中東呼吸器症候群」という。)、痘そう、特定鳥インフルエンザ及びペスト 飲食物の製造、販売、調製又は取扱いの際に飲食物に直接接触する業務及び接客業その他の多数の者に接触する業務
四 法第六条第二項から第四項までに掲げる感染症のうち、前三号に掲げるもの以外の感染症 飲食物の製造、販売、調製又は取扱いの際に飲食物に直接接触する業務
3 法第十八条第二項の厚生労働省令で定める期間は、次に掲げる感染症の区分に応じ、当該各号に定める期間とする。
一 結核、重症急性呼吸器症候群、中東呼吸器症候群及び特定鳥インフルエンザ その病原体を保有しなくなるまでの期間又はその症状が消失するまでの期間
二 前号に掲げるもの以外の感染症 その病原体を保有しなくなるまでの期間
(引用条文中の文字の着色は当ブログの筆者が行った)
 
 実際は厚労省が具体的に解釈するので,推定になるが,上の施行規則の条文からすると,飲食物関係以外の業務は制限されず,またテレワークのような仕事は制限されないと思われる.少し難しいのは制限期間で,病原体キャリアになってしまった場合のことは現時点では不明である.
 
 さて感染症患者の就業制限に係る法令の二つ目は労働安全衛生法である.労働安全衛生法は,第六十八条 (病者の就業禁止) に次の定めがある.
 
第六十八条 事業者は、伝染性の疾病その他の疾病で、厚生労働省令で定めるものにかかつた労働者については、厚生労働省令で定めるところにより、その就業を禁止しなければならない。
 
 同法第六十八条にある「厚生労働省令」とは労働安全衛生規則を指し,その第六十一条は次の通り定めている.
 
第六十一条 事業者は、次の各号のいずれかに該当する者については、その就業を禁止しなければならない。ただし、第一号に掲げる者について伝染予防の措置をした場合は、この限りでない。
一 病毒伝ぱのおそれのある伝染性の疾病にかかつた者
二 心臓、腎臓、肺等の疾病で労働のため病勢が著しく増悪するおそれのあるものにかかつた者
三 前各号に準ずる疾病で厚生労働大臣が定めるものにかかつた者
2 事業者は、前項の規定により、就業を禁止しようとするときは、あらかじめ、産業医その他専門の医師の意見をきかなければならない。
 
 感染症法に基づいて行われる就業制限は,感染者本人に対して「就業してはならない」としているが,労働安全衛生法は,感染者を雇用している事業者に対して「就業させてはならない」としているわけだ.
 新型コロナウイルス感染症患者は,規則第六十一条第一号の《病毒伝ぱのおそれのある伝染性の疾病にかかつた者 》に相当する.例外の但し書き《伝染予防の措置をした場合 》は感染症によって異なるであろうから,実例について解釈が行われるはずだ.
 報道された京産大の卒業生は,





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2020年3月28日 (土)

本日の買い出し

 今日の昼頃,食料品を調達にスーパー (藤沢駅北口のダイエーとクイーンズ伊勢丹) へ行ってきた.
 ダイエーでは,ペンネを買うのが主目的だったが,ロングパスタの棚が完全にカラだった.マカロニなどサラダ用のショートパスタはあったが,ペンネは海外産製品が一袋だけ残っていたので,それをカゴに入れた.パスタソースは棚の半分くらいが売り切れていた.
 昨日だったかテレビ報道を見ていたら,パリ在住の邦人女性が電話インタビューに答えて,外出禁止になった当初は食料品,特にパスタが売り切れ状態になったが,現在はもう落ち着いて食料品の買い物に困ることはないと言っていた.
 フランスよりも遅れて感染拡大したアメリカからの特派員レポートで,ニューヨークの食料品店の棚を撮影した映像でも,パスタが払底していた.パスタはどこでも人気なのだ.
 さて首都圏と大阪では,この週末には不要不急の外出を自粛しようと首長たちが市民に呼び掛けた.
 従ってこの週末,多くの人は飯を自分ちで食う (*註1) ことになる.家の中で食事を作って食うのを「内食」と言うが,内食でフランス料理を作って食う人は極少数派だろう.これに対して,調理済みあるいは半調理済みのピザとか,スパゲッティは,米の飯を炊くより調理が簡単な上に,子供たちに見せるには見た目がよいから,ママとしては時短なんちゃってイタリアンに走るのだろう.その気持ちはよくわかるが,温かいうどんもおいしいぞと言いたい.桜が散る前なら,にゅうめんもいいもんだ.
 
 レジカゴにペンネを入れて,それから日配商品のコーナーへ行ったら,案の定,納豆が完売だった.いつもは昼頃にはまだ売れ残っているPBの納豆も,一つもなかった.午前中に完売したようだ.豆腐も残りわずかだった.しかし納豆も豆腐もうちの冷蔵庫に在庫があるから要らない.それ故ここでは油揚げを,そして野菜コーナーに回って筍水煮をカゴに放り込んだ.油揚げ入りのたけのこ御飯を炊こうと思うのである.
 日配商品では,鶏卵も完売だった.いつもながら,卵,納豆,スパゲッティが,藤沢ダイエーにおける買い占められ御三家だ.
 藤沢駅周辺のスーパーやデパートで,買い占めおばさんが殺到した結果,棚がカラになってしまうのは,どういうわけかダイエーだけである.藤沢ダイエーでは,これらのジャンルの担当バイヤーには予測能力がないのだとしか思えない.棚がカラだと,それを見た逆上買い占めおばさんたちは何でもかんでもお構いなしに怒涛の買い占めを始めるから,一ヶ所でも棚をカラにしてはいけないのだ.
 
 ダイエーの次にクイーンズ伊勢丹でパック入りのソース焼きそばを買った.これは夕飯に食べる.あと,竹輪の天ぷらも買ったが,これは晩酌の肴だ.
 買い占めの話に戻ると,成城石井とクイーンズ伊勢丹は買い占めおばさんが押し寄せることはない.店ごとの客層の違いは,おもしろいものである.
 この新型コロナウイルス禍で生じた現象の一つに,スーパー等で惣菜を包装して売るようになったことが挙げられる.以前は,天ぷらやコロッケなどは大きなトレーにそのまま並べられていて,客はトングで欲しいものを食品用透明パックあるいは袋に入れ,それをレジに持って行って精算する方式だった.それが今ではどこのスーパー (私が行く数店だが) でも,食品用透明パックに一つまたは二個ずつを包装した状態で並べられている.もちろんこれは,感染者が排出する飛沫で惣菜が汚染されぬように配慮しているものと考えていい.
 パン屋も同じである.ブールみたいに丸っこい形のフランスパンや塩パン,クロワッサンなどは透明袋に包んで並べられている.ホットドッグなど各種調理パンも食品パックに包装されて陳列されている.
 この状態は消費者にとって歓迎すべきことだ.法律上,「袋に入れても袋の口を閉じていない場合」は「包装」に相当しないのだが,食品用透明パックに入れて閉じた場合は「包装」とみなす.そして「包装」した場合は,ラベルを貼り,原材料を表示しなければならない.以前は揚げ物は原材料表示を免れていたのだが,今後は消費期限と一緒に原材料表示をすることになる.
 ただ,現時点での印象だが,揚げ物の消費期限はかなり短く表示されているようだ.いつまで食べられるかを消費者は自分の判断で決める必要がある.ま,買った当日中に食べるのが一番よいが,冷凍してしまうのもいいだろう.
 
 最後に藤沢駅の隣の名店ビルに行った.そしたら地下の八百屋にグリーンピースがあったので買った.豆御飯が急に食べたくなったのである.豆御飯を炊くにしても,普通に塩味で炊くか,コンソメスープで炊くのはどうだろうとか,色々と考えた.
 今夜は雪が降ると天気予報が言っているが,もうすぐ春だ.私は古い人間なので,タケノコ御飯,豆御飯を食べると食卓に春の気分が出る.ほんとは関東地方ではタケノコの旬は四月 (*註2) になってからだけれど,食材の物流は全国一律になっているから,昔よりも野菜の季節感はかなり早くなっている.
 野菜ではないが,もう蓬の季節だ.となると唐突に越後の笹団子が食いたくなった.新潟では,笹と蓬の端境期はいつなんだろう.よくわからないので,ここは一つ我慢して,来月になったら賞味することにしよう.
 
(*註1) 土曜 (3/28) の夜,テレビの報道を観たら,渋谷の繁華街には,いつもよりは少ないながらも,遊んでいる若いやつがいた.テレビ局の取材記者が「クラブとか,感染がこわくないですか?」と質問したら,いかにも阿呆な顔つきの若い男が「踊ればウイルスなんかすっとびますよ」と言った.新橋駅近くでインタビューに答えた若い会社員は「自分にうつるとか考えてないですね,まわりにコロナいないんで」と言った.ここまで日本人は劣化したのである.
 都内の桜の名所である目黒川にも若い連中が花見に来ていた.上野公園は都が通行止めなどして花見の抑制をしたおかげで人出は少なかったようだが,目黒川沿いは生活道路なので,それができない.知事があれほど警告したのに,このザマだ.スマホで動画は見るがテレビもネットニュースも見ない連中を政治はどうしたらいいのだろう.彼らは日本で今なにが起きているのか知らないのだ.
(*註2) タケノコの旬



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小池知事の感染症対策参謀

 昨日の記事《緊急事態宣言の要件》に以下のように書いた.
 
岩松潤内閣参事官が《「国民の生命・健康に著しく重大な被害を与える恐れ」との要件は既に満たされている 》と述べたのは,法施行令に示されているように「新型コロナウイルス感染症の重篤である症例の発生頻度が季節性インフルエンザの場合よりも相当程度高い」と内閣は認識しているという意味である.
 もちろん緊急事態宣言が行われるには手続きが必要であるが,おそらく専門家会議も同じ認識である可能性が高い.
 ところが昨夜,NHKニュースウォッチ9で,東京都の感染症対策アドバイザーである濱田篤郎・東京医科大学教授は,岩松内閣参事官と真っ向から対立する見解を述べた.
 
 岩松参事官の発言は一昨日のことで,NHKニュースウォッチ9に濱田教授が招かれて,岩松参事官発言とと正反対の主張をしたのは昨日の夜である.もちろん生放送だ.
 ということは,濱田教授は岩松参事官の発言を知らなかった (*註) ことになる.私のような一般国民でも知っている報道を知らないというのは,どういうことだ.しかも番組中での濱田教授のコメントは,教授が特措法施行令を読んでいないことを示していた.この重要な政令を読まずに,よくまあわけ知り顔にペラペラとコメントできるものだと呆れる.これだから 二流学者は
 この数日,小池知事がいくつものテレビの報道番組に出て都知事からのメッセージを解説していた.記者会見の時もテレビ放送の時も,知事に同席していたのが国立国際医療研究センター (東京) 国際感染症センター長の大曲貴夫医師だ.大曲医師は都の有識者会議のメンバーである.
 私が大曲医師の発言を聴いた印象では,非常に信頼できる医師であると考える.
  政府による治療薬開発は国立国際医療研究センターを中心に進んでいる.大曲貴夫医師を責任者とする研究班が発足して,「レムデシビル」の臨床試験が開始されることになった.この研究班は米国の国立衛生研究所の主導で進めている国際的臨床試験に日本の医療機関として参加する.
 濱田教授は昨秋に感染症対策アドバイザーに就いたばかりなので,今すぐクビにはできないだろうが,ほっておけばいい.小池知事に,大曲医師という頼りになる相談相手がいるのは心強い.
 
(*註)
 西村康稔経済再生相は27日,参院予算委員会で岩松参事官と同じ見解を述べた.


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2020年3月27日 (金)

緊急事態宣言の要件

 時事通信社JIJI.COMは《緊急事態宣言の要件「半分充足」 政府》[掲載日 2020年3月26日 20:19] で次の通り報道した.
 
岩松潤内閣参事官は26日、新型コロナウイルス感染症に関する野党の会合で、安倍晋三首相が緊急事態宣言を出す際に求められる2要件のうち、「国民の生命・健康に著しく重大な被害を与える恐れ」との要件は既に満たされているとの認識を示した。
 もう一つの要件である「全国的かつ急速なまん延により国民生活・経済に甚大な影響を及ぼす恐れ」に関しては、「学識経験者の意見を聞きながら考えていきたい」と述べた。
 
 上の記事にある《緊急事態宣言を出す際に求められる2要件 》とは次の二つをいう.
* 国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与えるおそれがあるものとして政令で定める要件
* 全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあるものとして政令で定める要件
 これは,先般改正された「新型インフルエンザ等対策特別措置法」において示された二つの要件である.
 上記の「政令で定める要件」の「政令」とは,「新型インフルエンザ等対策特別措置法施行令」を指す.
 この施行令で「定める要件」は次のとおりである.
 
第六条
 法第三十二条第一項の新型インフルエンザ等についての政令で定める要件は、当該新型インフルエンザ等にかかった場合における肺炎、多臓器不全又は脳症その他厚生労働大臣が定める重篤である症例の発生頻度が、感染症法第六条第六項第一号に掲げるインフルエンザにかかった場合に比して相当程度高いと認められることとする。
2 法第三十二条第一項の新型インフルエンザ等緊急事態についての政令で定める要件は、次に掲げる場合のいずれかに該当することとする。
一 感染症法第十五条第一項又は第二項の規定による質問又は調査の結果、新型インフルエンザ等感染症の患者(当該患者であった者を含む。)、感染症法第六条第十項に規定する疑似症患者若しくは同条第十一項に規定する無症状病原体保有者(当該無症状病原体保有者であった者を含む。)、同条第九項に規定する新感染症(全国的かつ急速なまん延のおそれのあるものに限る。)の所見がある者(当該所見があった者を含む。)、新型インフルエンザ等にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者(新型インフルエンザ等にかかっていたと疑うに足りる正当な理由のある者を含む。)又は新型インフルエンザ等により死亡した者(新型インフルエンザ等により死亡したと疑われる者を含む。)が新型インフルエンザ等に感染し、又は感染したおそれがある経路が特定できない場合
二 前号に掲げる場合のほか、感染症法第十五条第一項又は第二項の規定による質問又は調査の結果、同号に規定する者が新型インフルエンザ等を公衆にまん延させるおそれがある行動をとっていた場合その他の新型インフルエンザ等の感染が拡大していると疑うに足りる正当な理由のある場合
 
 上の条文は少しわかりにくいが,改正前の特措法が制定される際に当時の有識者会議が行われ,そこに提出された資料があるので下に一部を示す.
 
20200327a
 
 これを踏まえて,冒頭に掲げた時事通信の報道を見てみる.
 岩松潤内閣参事官が《「国民の生命・健康に著しく重大な被害を与える恐れ」との要件は既に満たされている 》と述べたのは,法施行令に示されているように「新型コロナウイルス感染症の重篤である症例の発生頻度が季節性インフルエンザの場合よりも相当程度高い」と内閣は認識しているという意味である.
 もちろん緊急事態宣言が行われるには手続きが必要であるが,おそらく専門家会議も同じ認識である可能性が高い.
 
 ところが昨夜,NHKニュースウォッチ9で,東京都の感染症対策アドバイザーである濱田篤郎・東京医科大学教授は,岩松内閣参事官と真っ向から対立する見解を述べた.
 すなわち第二要件「全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある」という要件はほぼ満たしているが,第一要件「国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与えるおそれがある」は満たしていないと濱田教授は述べた.
 その理由として濱田教授は,特措法が2012年に制定された時,第一要件の「国民の生命及び健康に著しく重大な被害」は,スペイン風邪,あるいはSARSほどの被害を想定していたのだと述べた.日本の現状では,新型コロナウイルス感染症の致死率は1%程度であり (実は3%を超えているのだが,理由不明ながら番組中で濱田教授はそう語った),それほど重大な感染症ではないと語った.しかし,もしイタリアのような医療崩壊が起これば,致死率が高くなって第一要件を満たすかも知れないが,とも述べた.
 
 明らかに濱田教授は,小池都知事の危機感を否定している.記者会見の報道を見れば明らかなように,小池知事は,東京で感染爆発が起きる前に,特措法に基づく緊急事態を首相に宣言してもらい,イベント自粛要請等に法的根拠を得て,効果的な対策を打ちたいのである.つまり知事の意図は,感染爆発の防止である.
 だが濱田教授は,施行令に書かれていない「致死率がSARS並み」という条件を持ち出して,感染爆発が発生して医療崩壊が起きてからでないと,都の対策に法的根拠を与えることはできないと明言したのである.
 濱田教授は,テレビ番組で屡々まるで危機感のない発言を行ってきた.欧米の惨状が毎日のように報道されている現状下,新型コロナウイルス感染症はそれほど危険な感染症ではないと語るこの人物が,都のアドバイザーでいいのだろうか.












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2020年3月26日 (木)

実際と違うぞ

 Business Journalの《NHK新型コロナ特番が「明快過ぎる」と話題…新幹線や外食は低リスク、石けんで十分》[掲載日 2020年3月17日 13:16] を読んだ.
 記事のイントロは以下の通り.
 
3月16日、NHKで『新型コロナウイルス「いま あなたの不安は何ですか?」』が放送された。視聴者から寄せられた3万件から選ばれた疑問に、東北医科薬科大学特任教授の賀来満夫氏、聖路加国際病院・感染管理室マネージャーの坂本史衣氏、東邦大学教授の小山文彦氏らが答えるものだ。司会は武田真一アナウンサー、林田理沙アナウンサー。放送中もファックスやインターネットで視聴者からの質問を受け付けた。
 
 そして記事中に次のことが書かれている.
 
政府による不要不急の外出を控えるようにとの呼ぶかけもあり、新幹線や飛行機はガラガラの状態だ。だが、密閉空間とはいえ換気がされており、ある程度の距離があり、会話や発声がないのなら、新幹線や飛行機に乗ることは感染リスクは少ないとの明確な回答があった。
 
 常識だが,新幹線のシートは,グリーン車でも「ある程度の距離」すなわち会話等による飛沫が届かない距離がとれていない.普通車のシートの左右は,大人の肩がやっと触れ合わずに済む程度の間隔しかない.シートの前後も近接している.後ろの席で咳をされれば飛沫直撃だ.
 旅客機の中の換気がどのくらい行われているかはデータを持っていないのであるが,新幹線の車両内部の換気が著しく悪いことは常識だ.
 まだ新幹線に喫煙車があった頃,止むを得ず喫煙車の中を歩いて通ったことのある非喫煙者なら誰でも知っているが,喫煙車の中は煙が充満していた.
 やがて全席が禁煙となり,喫煙は喫煙ブースでするようになる前のことだが,シートに腰かけていると服に臭いが付くから,喫煙者なのに非喫煙車に乗り,タバコを吸いたくなると喫煙車に移って喫煙する野郎もいた.そいつは私の部下だったので,頻繁に席をたってどこかに行くのかと理由を訊いたら「だって服に臭いがつくと嫌じゃないですか」といいやがった.新幹線の車両はほとんど換気がされていないのが事実である.
 余談だが,私が会社員だった頃,大阪に出張した時は新大阪駅で「551蓬莱」の豚まんを買って帰ることが多かった.出張カバンの中にはいつもポリ袋が入れてあり,豚まんの箱を厳重にくるんで持ち帰った.そうしないと新大阪から東京まで新幹線の車両中に豚まんの匂いが充満してしまうからであった.蓬莱の豚まんの匂いはすごかったなあと,懐かしく思い出す.
 閑話休題.では旅客機はどうか.
 先日,スペイン旅行中に感染した女子高校生だ女子中学生だかが,成田空港の検疫官の要請を振り切って沖縄の自宅に帰ってしまった (羽田→那覇を飛行機で移動) という事件があった.もちろん親が煽動したのであることは疑いない.
 で,この女子学生が搭乗した羽田‐那覇便で,左右前後のシートに乗っていた旅客は接触者として追跡されるとニュースは述べていた.もし旅客機の中の換気が充分で感染リスクが低いのなら,そんな作業は必要ないはずだ.そこのところ,回答者の専門家はどうお考えか.
ある程度の距離があり、会話や発声がないのなら 》という仮定がそもそも成立しないのであれば,《感染リスクは少ない 》などと言わぬほうがよろしい.

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2020年3月25日 (水)

今そこにある危機

 本日夜の報道番組は,小池都知事が記者会見で現時点は「重大局面」との認識を述べたと伝えた.
 共同通信の報道《小池都知事、週末の外出自粛要請=感染爆発「重大局面」―新たに41人・新型コロナ》[2020年3月25日 21:32] から一部を引用する.
20200325g
 今朝のテレ朝《羽鳥慎一モーニングショー》で,安倍首相御用達の政治評論家として知られる田崎史郎氏が,小池知事を非難した.大阪府知事が政府からの「三連休における大阪・兵庫の往来自粛要請」を受けて動いたのを引き合いに出して,三連休が終わってから小池知事はなにを言ってるのか,遅い,という趣旨である.田崎氏によれば,小池知事は自らの再選と東京五輪問題にかまけて,新型コロナウイルスには関心が向いていないのだと解説した.《羽鳥慎一モーニングショー》におけるこの遣り取りは,水島宏明氏がテキストにして詳しく述べている.(《「埼玉県知事はK-1に自粛要請しても都知事はプロレスで何もせず」とテレビが批判した小池知事の対応遅れ》[3/15])
 プロレスやアイドルのライブなど,都内における大小のイベントが自粛せずに行われていることについては,そもそも都知事と都の関係部署との間の意思疎通がないのだろうと私は思う.小池知事が「東京のロックダウンもあり得る」と記者会見で述べたあと,都内の感染状況を発表する定例の会見で都職員 (毎日ニュースに登場するあの人たちだ) は,メディアから「ロックダウンの可能性は高いのか」と訊かれて,「感染者の感染経路はほぼ追跡できているので,そういう状況ではない」という趣旨のことを述べて,小池知事のメッセージを即座に否定した.
 こうして一日後,都内の感染者数は41人となり,これまでの最多を更新してしまった.感染経路不明の感染者も10人の大台を超えた.おそらくこの都職員たちの動きの鈍さ (あるいは面従腹背) に業を煮やして,小池知事は「感染爆発の重大局面だ」と述べたものと思われる.
 このように,地方自治体の公務員たちは,首長選挙が近づくと首長の言うことに従わなくなる.もし現首長が落選でもしようものなら,新首長は,前首長に協力的だった公務員を一斉粛清するからである.これがいわゆる「レームダック化」である.もし小池知事がレームダック化しているとしたら,迫りくる感染爆発に対処できようはずがない.都庁が小池都知事の指揮に従うかどうか,これが東京の運命を決める一つのファクターであろう.
 
 ところで大野元裕埼玉県知事は,国の要請を無視してK-1がスーパーアリーナでイベントを強行開催 (他の記事でも書いたが長嶋一茂はこれに協力) した時は,会場まで出向いて遺憾の意を表明した.また北欧旅行中に新型コロナウイルスに感染した志木市の夫婦が,帰国時に成田空港の検疫を偽装突破した時は,メディアに会見し,検疫を突破する悪意の国民に対する対策を国は考えて欲しいという趣旨のメッセージを発した.首長のすべきことをきちんと行っているという印象である.
 神奈川県の黒岩祐治知事は昨日,メディアの取材に対して「東京の封鎖は東京都だけで決められる話ではない」と述べ,自治体間で連携する必要があるとした.私は神奈川県民として黒岩知事の見解に納得した.
 さて埼玉と神奈川はいいとして,問題は千葉だ.森田健作知事は,千葉県を昨秋の台風15号が襲った直後に公務を放り出して東京都内の理髪店へ散髪しに出かけたり,別荘に行ったりして所在がつかめなくなった.また議会では居眠りをしている.(FRIDAY DIGITAL《私混同批判・森田健作千葉県知事 本日も県議会で居眠り》[掲載日 2020年1月10日])
 もし最悪の事態となって東京がロックダウンされた時,東京・埼玉・神奈川は連携して緊急事態にあたるだろうが,千葉方面がザルになるような気がしてならない.都市難民が大挙して東京と千葉の県境を越えようとする時に,県庁と県警の指揮を執るべき森田知事が所在不明である可能性があるからだ.
 聞くところによれば,森田知事の頭髪は,都内の特定のところでしか散髪できないと知事本人が述べている.どういう特殊な 頭髪 散髪なのか,だいたい想像はつくが,東京ロックダウンの前に,その特殊な散髪を済ませておいて欲しい.首都圏の人間として切に願うところである.

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2020年3月24日 (火)

東京ロックダウン

 読売新聞《東京は若年層クラスターが無自覚に拡散させる恐れ…小池知事「都市封鎖など強力措置も」》[掲載日 読売新聞 2020年3月23 20:35] から一部を下に引用する.
 
東京都の小池百合子知事は23日、記者会見を開き、「東京は若年層のクラスター(感染集団)が発生し、無自覚のうちにウイルスを拡散させる恐れがある」とした上で、「ロックダウン(都市封鎖)などの強力な措置を取らざるを得ない可能性もある」との見解を示した。
 
 先日の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が提言した内容は,今現在の日本が極めて緊迫した状況下にあることを伺わせた.
 厚労省クラスター追跡班の実際の活動をNHKが特別番組《“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~ 》で少し紹介していたが,おそらく夜討ち朝駆けの奮闘をしていらっしゃる東北大学・押谷先生の表情は厳しかった.大都市で感染経路不明の感染者がじわじわと増えており,これがクラスター追跡班のマンパワーを超えた時に,東京や大阪は「オーバーシュート」を迎える.日本は今まさに武漢前夜といった状況である.
 
 先日も専門家会議は大阪府知事と兵庫県知事に,三連休中に大阪と兵庫の往来を野放しにすると極めて危険であると伝えて対策を求めた.
 大阪府知事は事態の深刻さを理解し,ただちにメディアを通じて府民に訴えたが,こともあろうに兵庫県知事は「いつも大阪はおおげさだ」と嘲笑した.これは「専門家会議は大げさだ」という意味である.これほど愚かな自治体首長は全国を探しても他にいないのではないか.
 
 ことの重大さは東京都知事にも伝えられているだろう.
 記者会見の様子を報道したテレビを観ると,小池知事の表情は真剣だった.複数の格闘技団体が首相の要請を無視して試合を強行し,アイドルグループの少女たちも都知事のライブ自粛要請を無視 (**) して歌ったり踊ったりしている.この状況に,知事は迫りくる東京の武漢化可能性を覚悟したものと思われる.
 日本人はパニックを起こしやすい.東京が封鎖 (*) された時,どれだけ冷静に都民が行動できるか.それが東京の運命をきめる.
 東京がロックダウンされれば,神奈川,埼玉,千葉各県は東京と遮断されて準ロックダウン態勢に突入だろう.
 私は日頃から首都直下地震に備えて準備をしているが,地震対策は救援が来るまでの自宅避難を二週間とみている.しかし都市のロックダウンははるかに長期戦となるだろう.ただし地震と異なって,ライフラインのうち電気・都市ガス・水道の公共設備,および電話・インターネット等の通信設備は死なないのが救いだ.
私は家にとどまる.あなたもそうして
 
(*) 封鎖前にあらかじめ政府は安全な所に退避せねばならない.昔から政府機能の移転分散は論議されてきたが,具体策はあるのだろうか.また新聞と放送,特に大切なのはテレビとラジオだが,何としてでも機能を維持してほしいと願う.
 読売の記事を読んで,不謹慎のようだが,小池知事は『シン・ゴジラ』でクレジットに取材協力者として名を挙げられたことを思い出した (花森防衛大臣のモデルだとの説あり).
 不謹慎といえば,朝日新聞は,小滝ちひろ編集委員がツイッター上に「新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在かもしれない」と投稿 (3/13) して炎上し,同社は謝罪に追い込まれた.
 その余震も治まらぬというのに,続いて朝日新聞アジア総局 (バンコク) 駐在の吉岡桂子編集委員が,さしたる急用もないのに台湾に入り,自ら望んで観光気分でホテルに隔離され,フェイスブック上に「隔離日記」と題したおふざけを投稿し,在台湾邦人の激しい批判を浴びた.しかし吉岡編集委員は全く悪びれていない.
 この吉岡桂子という愚か者は1964年の岡山県生まれ.このくらいの歳の朝日の記者といえば,もう教条的な新中国,親北朝鮮だろう.端から台湾を侮辱するつもりだったと思われる.いかにも朝日新聞的な不謹慎である.
 愚か者といえば,テレ朝《羽鳥慎一モーニングショー》で,レギュラーのコメンテーターである長嶋 かす 一茂氏が,いつものもっともらしい言動に反して,さいたまスーパーアリーナで強行開催された格闘技「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.3」で解説を務めたことが報道された.言動不一致とはこのことだ.かす 一茂氏が試合を楽しんでいた時,会場の外では主催者に中止要請を無視された埼玉県知事が,苦渋の表情で遺憾の意を表明していたのである.《羽鳥慎一モーニングショー》は長嶋 かす 一茂を出禁にすべきである.
 要請を無視といえば,スペイン旅行から沖縄に帰国した本島中部在住の学生で10代の女子学生が極めて悪質であった.このばか女は,3月20日の帰国時に成田空港検疫所でウイルス検査を受け,結果が出るまで空港内での待機を要請された.しかし結果を待たず,待機要請を振り切って同日中に飛行機を利用し県内の自宅に戻った.検疫所では職員が懸命の説得をしたが,完無視したという.この事件は厚労相が遺憾の意を表明するに至った.
(**) ばか女といえば,アイドルグループ劇場版ゴキゲン帝国のプレイングマネジャーである白幡いちほ.都知事の要請を蹴って強行したライブのことは既にWikipedia【劇場版ゴキゲン帝国】に掲載されたほどである.以下はWikipediaからの引用.
3月21日 渋谷WWWXにて劇場版ゴキゲン帝国Ωとしての1stワンマンライブを行うはずが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で前日に会場側から中止を求められ、急遽無観客でライブを実施。
 このライブの様子はテレ朝《サンデーステーション》が報道した.それを観たところ,同グループのメンバーは自分たちはファンのいない部屋でショーを行い,それをネット中継していた.白幡は,彼女らがショーをしている部屋とは別のところにある狭い地下室にファンを集め,そこに中継動画を配信した.つまり白幡いちほは,自分たちを安全圏に置いて,ファンたちは感染リスクにさらしたのであった.
 白幡は,野球や相撲の無観客試合を見て,「無観客ライブ」は安全だと思い込んだらしい.だが白幡がやったことは,単にライブ会場をステージと分離し,ファンたちを狭い部屋に押し込んだだけであった.自分たちは安全にして,ファンの安全は無視.哀しいかな白幡に必要なのはPCR検査ではなくIQ検査だったのである.
 
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↑自分たちは安全;テレ朝《サンデーステーション》の画面を撮影した画像
 
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↑ファンたちは狭い地下室に入れられて密集;同上

 小池知事が「無自覚な若年層」と指摘するのが,このアイドルグループとそのファンたちだ.
 彼らを煽動しているのが,堀江貴文,古市憲寿,三浦瑠璃の三人であることは諸兄既にご案内の通りである.
 (この稿おわり)


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2020年3月23日 (月)

鍋炊きピラフ

 先週の土曜日 (3/21) に放送されたNHK教育《城戸崎愛さん追悼番組 城戸崎愛 ひと皿に愛をこめて》を観た.
 私は城戸崎さんの番組 (《今日の料理》) はたまにしか観なかったが,楽しそうに料理を作る先生だったなあという印象を持っている.城戸崎さんは大正十四年生まれで,享年九十四.若く死んだ私の母よりも一年早い生まれで,長寿の人であった.
 番組の中で城戸崎さんが世に出したレシピのいくつかを紹介したが,「炊飯器で炊くピラフ」は城戸崎愛さんの考案だという.これは知らなかったので私は驚いた.
 その時の放送では,鍋を使って米をバターで炒めたあと城戸崎さんは「あたしなんかホントにこのままお鍋で炊きたいんですけど,みなさんは電気釜が好きですね」と言った.
 実を言うと私は鍋でピラフを炊いたことがない.水加減 (スープの量) の失敗がこわいのである.必要なスープ量は火加減によっても変わるから,失敗した時 (結果的にスープが足りなかった時) は目も当てられないことになる.
 とはいうものの,追悼番組を観ながら「一度やってみるか」と思った.

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