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2026年2月 5日 (木)

大阪王将にて /工事中

 期日前投票に行ってきた.
 私の地区の当日投票所は不便なところにあって,横浜市戸塚区の区役所に行って期日前投票するほうがラクなのである.
 おまけに投票日は関東地方南部には雪が降るとかの天気予報が出ているから,なおさらだ.
 
 で,投票したあと,区役所の中にある外来者用の「簡易」レストランで昼飯を食おうと思い立った.
 この店に入るのは初めてなのだが,「簡易」レストランと「」を付けて書いたのは店構えがとてもチャチだからである.
 区役所フロアの一角に衝立で区切られたスペースがあり,そこでポークステーキなんぞが提供されるのだが,店構えのチャチさ加減と,メニューのステーキのアンバランスがおもしろい.(店の公式サイトに,この店の外観と店内のサムネイル的サイズの写真が載っているのだが,これが真っ赤な嘘画像)
 
 さて衝立でフロアから仕切られたスペースの中に入ると,ほとんどが一人客用のカウンター席で,横並びの席ごとにQRコードの印刷物が置かれている.客は自分のスマホでコードを読み取り,接続されたサイトから料理を注文するという例のシステムである.
 私が足を踏み入れた時,昼飯時なのに,客は年配の婦人が一人しかいなかった.
 その婦人客は入口に近い席のイスに腰かけていて,彼女に中年女性の従業員がスマホ操作を教えている最中だった.
 その様子を近くから眺めていると,その年配婦人は,スマホで注文するシステムはもちろんのこと,QRコードを読み取る操作も覚束ない様子だった.
 従業員が「これをこうタッチして,あれをこうして」と教えているのだが,なかなかうまくいかない.
 二人の近くでこの光景を見ていた私は「スマホ注文のやりかたを教えているヒマがあったら,客が何を食べたいのかを訊いて,さっさと注文をメモして厨房に伝えに行けよ」と思った.
 年配婦人はこの店にスマホの操作を教えてもらいに来たのではなく,ポークステーキを食べに来たのだからである.
 客の空腹を満たすことより,注文システムを守らせることに熱心なこの店のポークステーキは,たぶんさしておいしくはない.
 そう思った私は,ほかの店で飯を食うことに決めた.
 
 戸塚区役所は,隣接する商業施設「トツカーナモール」へ高架の接続通路を通って行くことができる.
 私は区役所からトツカーナモールに移動し,コンコースの壁に掲げられたフロアガイドを眺めていたら「大阪王将 トツカーナモール店」があるのを見つけた.
 私の行動範囲には「餃子の王将」はいくつもあってメニューもよく知っているが,「大阪王将」は若い頃からこれまで馴染みがなく,どんな料理があるのかもよく知らない.それで今日をいい機会に大阪王将の飯を食ってみようと思った.
 
 店内に入ってみると,中はかなり狭く,客も多い.
 私はカウンター席に着き,箸入れの横に立てかけてある昔風の「汚れぬようにパウチしてある紙のメニュー」を手に取り,ランチメニューの中から「中華丼餃子セット」(税込み1020円;メニューのURLはここ) に決めた.
 お冷のコップを運んできた店員の兄ちゃんに「中華丼餃子セットね」と言うと,兄ちゃんはハキハキと私の注文を復唱し,それを厨房に伝えに行った.
 大衆的な飲食店というのは,こうでなくちゃいけない.
 
 庶民大衆を相手に商売する飲食店は昔から,客が店に入ってきたら店員は何をおいてもまず「いらっしゃませ!」と言うことになっている.
 そして席に着いた客にお冷のコップを持っていき,客の注文を訊く.
 店によっては,店員が元気よく厨房に向かって「中華丼餃子セット,入りましたー」などと言うこともある.
 これがスマホ注文方式の飲食店の場合だと,客が店に入ってきても店員が寄ってこない.
 お冷はセルフサービスだ.接客は致しませんという冷え冷えとした空気が店内に漂っている.
 しかしこの数年,テレビ番組で「町中華」のブームが話題として取り上げられることが多いのは,

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