« 2025年12月 | トップページ | 2026年2月 »

2026年1月

2026年1月30日 (金)

バカライターのバカ記事

 PC watch《Wi-Fi 5、6、7で速度はどれくらい違う?無線ルーター規格別実測テスト》[掲載日 2024年11月18日] から下にテキストとスクリーン・ショットで引用する.
 
《(前略)
 以上、Wi-Fi 5、Wi-Fi 6、Wi-Fi 7のパフォーマンスを比較した。絶対的な性能はWi-Fi 7が有利で、壁や床を1枚隔てた程度の場所なら、6GHz帯の320MHz幅の3Gbps越えの性能が強烈だが、長距離の実用性という点では、まだまだWi-Fi 6も現役で戦える印象だ。
 ただし、今回の検証は端末を「1台のみ」接続した環境なので、複数台接続した環境だと話が変わってくる可能性がある。最近では、家庭でも20~30台、さらにそれ以上の台数の機器(IoT機器や家電など)がつながるケースも増えている。
 そうなると、利用できる帯域が多い方が有利な上、Wi-Fi 7のMulti-RUやMLOのメリットが生きてくる。トータルの性能で考えると、Wi-Fi 7が有利と言えるだろう。(以下略)》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
20260212a2e
 
 昨日,光回線事業者を変更して,これまで1Gのプランだったのを10Gにした.
 同時にルーターの無線LAN を,それまで Wi-Fi5 だったのを Wi-Fi7 にした.
 速度を測定してみたら,有線も無線も概ね二倍に向上していたが,上に引用した記事のような驚異的かつ爆速的なパフォーマンスは得られなかった.記事のデータはかなりウソっぽい.
 まあ私は eスポーツはやらんので,1G回線 + Wi-Fi5 でも不満はなかったのであり,速度が二倍になっても特に大きな感動はないわけだが,上の記事には文句がある.
最近では、家庭でも20~30台、さらにそれ以上の台数の機器(IoT機器や家電など)がつながるケースも増えている》とライターは書いているのだが,たとえ芸能人とか政治家やら大企業経営者の10LDK豪邸でも,《20~30台、さらにそれ以上の台数の機器(IoT機器や家電など)がつながるケース》は《増えて》ないと思うね.
 まるでホテルみたいに自宅の全部屋に冷蔵庫とエアコンとスマートテレビを置くようなバカがいれば話は別だが.
 こういう Wi-Fi と家電に関する普及データを示さないウソ記事を書くライターにギャラをくれる PC watch は太っ腹だなあ.
 
Photo_20240810084301

|

不思議な現金強奪事件

 時事通信《東京・上野で4億円超奪われたか 付近でひき逃げ、放置車両も―警視庁》[掲載日 2026年1月30日] から下に引用する.
 
29日午後9時半ごろ、東京都台東区東上野の路上で、40代の中国人男性が催涙スプレーのようなものをかけられ、仲間4人と運んでいたスーツケース三つを奪われた。スーツケースには現金計約4億2000万円が入っていたと説明している。同時間帯に、約100メートル離れた同区台東の路上で通行人の50代男性が車にはねられ軽傷を負う事故が発生。車は逃走しており、警視庁上野署が関連を調べている。
 同署によると、現金は三つのスーツケースに分けられており、中国人2人と日本人3人の20~40代の男女計5人で運んでいた。5人のうち1人は「お金を運ぶ仕事をしており、車に積み込もうとしていたところ襲われた」という趣旨の説明をしている。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
お金を運ぶ仕事》をしていたという怪しい《中国人2人と日本人3人の20~40代の男女計5人》の素性が気になる.
 まともなカネであれば,現金輸送は警備会社が受託すると思われるからだ.
 たが,まともなカネでないとすれば,強盗犯に奪われたことを警察に通報したのが理解できない.
 不思議だけれど,こういうニュースは続報がないのだよ.残念.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月28日 (水)

新しいスマホにしてみた

 私は昭和二十五年の早生まれで,もうすぐ七十六歳になる.いわゆる団塊の世代の最後尾に位置する老人である.
 私たち後期高齢者は若い頃に,NEC PC98 によって個人用情報機器の洗礼を受けた.
 その後,一部のひとたち (比較的お金に余裕のあるひとたち) は Apple が製造する Macintosh (マッキントッシュ) の岩盤支持層を形成したが,私を含む多くの人々は NEC PC98 から Windows OS を搭載した IBM PC/AT 互換機 (いわゆる PC) のユーザー (自作を含む) になった.
 しかし時代は変わって,デスクトップ PC はもちろんノート PC もビジネス・ユースの道具となり,プライベートの情報機器はスマートフォン (以下スマホ) 一択の時代がきた.
 
 さて年寄りがガラケーを使っていた少し前までは,スマホといえば iPhone のことだった.
 家庭の経済的事情で Android を使うしかない少数の子供たちは,学校で仲間外れにされるくらいならまだいいが,時には苛められたりした.
 だが,状況が少し変わってきた.
 年金暮らしの年寄りたちもスマホを使いだしたのである.
 なにしろ年金暮らしだから,Android に比べると圧倒的に高価格な iPhone を買うのは無理だ.
 勢い,Android のシェアが高くなる.
 つい最近,Android と iPhone のシェアが拮抗した,あるいは Android が少し優勢になったという報道があった.
 Android しか買えない私には少し嬉しいニュースだった.
 
 というわけで,私は足掛け七年も使ってきた AQUOS sense3 (docomo版) を買い換えることにした.
 途中で一度,バッテリーを新しくしたので,電池のモチが悪いとかといった支障はないのだが,ドコモショップから「お使いのスマホは修理対象外となりました」などと脅しの文書やメールが来るようになり,「七世代も前の AQUOS てのは骨董かもなー」と不安にかられたのである.
 そこでスマホを新調することにした.
 私の場合,一般的な情報源としては PC があるから,スマホは安価なエントリークラスの製品でよい.(昔は AQUOS sense もエントリークラスだったのであるが,今は少し価格の高いミドルクラスになっている) 
 いくつかの調査によると,現時点でのエントリークラスの売れ筋スマホは AQUOS wish5 のようだ.
 この機種をドコモオンラインショップで買うと税込二万二千円だが,家電量販店とかドコモショップで買うと四万円近いから,オンラインショップで購入する一択だ.
 
 さて注文した数日後に宅配便でドコモオンラインショップから届いた AQUOS wish5 を手に持った第一印象は「デ,デカイ!」だった.
 縦横の寸法は AQUOS sense3 よりも二回りほど大きく,厚みもある.
 想像するに,おそらく内部実装密度の高い製品には高い技術力が必要であり,結果的な総コストが高くなる.
 AQUOS wish5 の圧倒的な安さは,たぶん筐体が大きい (実装密度が低い) ことの結果なのである.
 しかしながら,筐体が大きいことは老人にとっては悪いことではない.
 筐体が大きいと当然ながらディスプレイも広い.
 使ってみてよくわかったが,大きい画面は老人の目に優しい.
 私の年上の知人はスマホよりもタブレットを愛用しているが,なるほどねと思った.
 
 AQUOS sense3 のデータを AQUOS wish5 に移す作業はクラウド経由なので難しくないが,+メッセージの過去のデータを SDカードにバックアップして新しい wish5 に復元する作業は手動でするので注意が必要だった.(この操作では AQUOS sense3 にバグがあったため)
 あと,私は android の連絡先とドコモ電話帳を両方とも使用していたので,データ移動後に手動で整合性の修正が必要だった.
 最近の機種から最近の機種へのデータ移動はもっと簡単かも知れない.
 
 ついでに書くと,AQUOS wish5 に厚めのガラス保護フィルム (ブルーライト遮断率が高いという) を貼ったら,タッチペンの感度が悪くなった.(AQUOS sense3 ではそんな現象はなかった)
 私の武骨な指ではスマホのキーボード入力がやりにくいために従前からタッチペンを使っているので,これは困った.
 そこで色々なペンを試してみたら,三菱鉛筆 uni タッチペン 六角軸 TP826001P が快適な感度であった.
 私と同じようにペンを使っているかたにお勧めしたい.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月27日 (火)

熱烈中華食堂日高屋にて

 関東地方ではよく知られた大衆食堂がある.関東一円の駅前一等地に四百数十店舗を展開する「熱烈中華食堂 日高屋」だ.
 日高屋が他の牛丼とか蕎麦などの外食店と異なる点は,単に食事を提供するだけでなく,店の性格を「飲み屋」に一歩近づけていることだ.
 酒のつまみになるようなメニューを用意して,夕飯を食うついでにいわゆる「チョイ飲み」ができるようにしているのである.
 
 先日,横浜市戸塚区の区役所で所用を済ませた帰り,昼飯を食おうかと思って区役所の近くにある日高屋に入った.
 私が買い物やら食事をするJR藤沢駅の北口にも日高屋はあったのだが,それが暫く前に撤退してしまったので,日高屋で飯を食うのは久しぶりだ.
 さてドアを開けるとカウンター席は満員だったが,ちょうど客が一人席を立ってテーブル席が一つ空いたので,私はそこに着席した.
 タブレットを操作して唐揚げ定食 (870円) を注文し,何気なく周囲を見渡して私は驚いた.
 私の左側のテーブルにはママ友と思しき女性二人がいて,それぞれの子の話で盛り上がりながら,二人ともジョッキのビールを飲んでいた.
 私の右側のテーブルには男女の二人連れが談笑していたが,そこには永昌源の紹興酒「古越龍山」を炭酸水で割った「ドラゴンハイボール」のグラスがいくつも並んでいた.
 そのまた右側の背広姿の会社員風中年男性は,湯気の立つ熱い麺をすすりながらビールを飲んでいた.外回りの営業の途中で昼飯を食っているのだろうか.
 カウンター席の客たちは,全員がジョッキのビールを飲みながら麺や定食を腹に入れていた.
 つまり,私以外の客たちは全員が「チョイ飲み」していたのである.
「夕飯を食うついでに」ではなく真昼間から.w
 さすがは日高屋であるなあ.
 飯を食い終えた私は駅の近くの酒屋に寄り,古越龍山を買い求めた.
 もちろんドラゴンハイボールを家で昼飲みするためである.ヾ(--;)コラコラ
 
 ちなみに,日高屋の唐揚げ定食は,鶏の唐揚げではなく,バッター液を使って揚げた鶏天みたいなものだった.
 質も量も他店よりかなり見劣りがする.
 
Photo_20240810084301

|

「帰還事業」の責任をとらぬ人たち /工事中

 少し前のことになるが,昨年の晩秋に映画館に出かけて山田洋二監督作品「TOKYOタクシー」を鑑賞した.
 この映画は主演の倍賞千恵子さんが八十四歳,山田監督が九十四歳であるが,現役最高齢女優倍賞千恵子と,もしかするとこれまで最高齢映画監督だった新藤兼人の記録を抜くかもしれない山田洋二監督にとって,これは記録されるべき作品だと思ったからである.
 この「TOKYOタクシー」は,ストーリー自体はささやかなファンタジーであるが,山田監督のメッセージが込められている.
 
 ある日,タクシー運転手の宇佐美浩二 (木村拓哉) は,高野すみれ (倍賞千恵子) という八十五歳の女性を葉山にある高級高齢者施設まで送り届けることになった.
 宇佐美が自分のタクシー (個人タクシーだ) を高野に指定された柴又帝釈天の門前に停めると,高野すみれが現れる.
 ここで映画の観客は「TOKYOタクシー」が,「男はつらいよ」では描かれなかった「もう一人の車さくら」の物語だと知る.
 
 浩二のタクシーに乗って柴又を出発したすみれは,東京の見納めにと浩二に様々な場所へ寄り道を依頼する.
 やがてすみれは浩二に自らの過去を語り始める.
 こうして語られるすみれの過去が,山田監督が映像作品にしたかった,そしてできなかった昭和史の断面を「TOKYOタクシー」の観客に提示している.
 すなわち太平洋戦争,東京大空襲,在日朝鮮人差別,女性とりわけ婚外子を産んだ女性に対する差別,そして北朝鮮「帰還事業」問題である.
 中でも,山田監督の世代には忘れ難い記憶なのに,現在のほとんどの日本人に知られていないのが北朝鮮「帰還事業」だ.
 Wikipedia【在日朝鮮人の帰還事業】から下に引用する.
 
在日朝鮮人の帰還事業とは、1950年代から1984年(昭和59年)にかけて行われた在日朝鮮人とその家族による日本から朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)への集団的な永住帰国あるいは移住である。
 主として1959年から1967年にかけて、「朝鮮」籍約50万人弱のうち、北朝鮮に永住帰国したのはおよそ9万3,000人(うち、北朝鮮に渡った『日本人妻』は約1,831人)であった。
 
1950年頃、在日朝鮮人は、「日本革命」よりも「朝鮮革命」に参加するのが筋ではないかという「白秀論文」(実際の著作者は北朝鮮本国の朝鮮労働党中央)からの問題提起があり、1955年(昭和30年)5月、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)が結成され、在日朝鮮人党員は全員日本共産党から離脱して金日成の朝鮮労働党の支配下に組み入れられた。在日朝鮮人社会は思想的に分裂したが、このとき考え出されたのが在日朝鮮人の帰国運動である。帰国運動を考え出したのは、金日成その人であった。
 コミンテルンの一国一党の原則から、戦後すぐの日本共産党の党員の三分の一が在日朝鮮人で占められていた。その後、朝鮮総連の組織に枝分かれした点からは、朝鮮総連は「元」日本共産党員の集合体と言える。「帰国三団体」と呼ばれた朝鮮総連、日朝協会、帰国協力会のうち、日朝協会、帰国協力会の事務局は、殆どが日本共産党員で占められた
 
《》
 
「TOKYOタクシー」のストーリーでは,在日朝鮮人であるすみれの恋人が,朝鮮戦争後に北朝鮮「帰還事業」に応じて「祖国」に赴き,そのまま行方知れずになったという設定である.
 
 NHK《北朝鮮「帰還事業」北朝鮮政府に賠償命じる初の判決 東京地裁》[掲載日 2026年1月26日] から下に引用する.
 
戦後、在日韓国・朝鮮人と日本人の妻などが北朝鮮に渡った「帰還事業」で、「『地上の楽園』との宣伝にだまされ、過酷な生活を強いられた」として、脱北した人たちが北朝鮮政府に賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所はあわせて8800万円を支払うよう命じました。原告側の弁護団によりますと、日本の裁判所が北朝鮮政府に賠償を命じる判決は初めてだということです。
 昭和34年から25年続いた北朝鮮への「帰還事業」では、在日韓国・朝鮮人と日本人の妻などおよそ9万3000人が北朝鮮に渡りました。
 脱北した人やその遺族の4人は、「『地上の楽園』との宣伝にだまされて渡航し、十分な食料も提供されず、長期間にわたって過酷な生活を強いられた」として、北朝鮮政府にあわせて4億円の賠償を求めました。
 1審の東京地方裁判所は「賠償を求める権利が消滅した」などとして訴えを退けましたが、2審の東京高等裁判所は3年前、継続的な不法行為にあたると判断して、審理をやり直すよう命じていました。
 26日、やり直しの裁判の判決で東京地方裁判所の神野泰一裁判長は、北朝鮮政府に対し、あわせて8800万円を支払うよう命じました。
 原告側の弁護団によりますと、日本の裁判所が北朝鮮政府に賠償を命じる判決は初めてだということです。
 
 

|

2026年1月26日 (月)

嘘つきなauショップ店員

 最近,私の知人がスマホを買い換えた.
 その時に,auショップのサポート担当店員とスマホの充電方法が話題になったという.
 
 つい最近もNHK《あさイチ》で放送されたことであるが,リチウム電池は満充電を避けるべきである.
 さして充電率が低くないのに,就寝時に充電をセットして,朝までそのままというのが大変よろしくない.
 というのは,万が一,リチウム電池に物理的損傷があった場合,満充電になったのに長時間充電状態のまま放置すると破裂の可能性が生じるのだ.
 番組ではデータが説明されたが,要するに完全放電もよくないが満充電も危険だ.
 つまりリチウム電池は完全に放電させず,また満充電させずに使うことが推奨される.
 そのため最近の機種では,充電率が90%になると充電が停止され,それ以上は「ダイレクト給電」になるモードがオプションで用意されている.
 この「ダイレクト給電」は,徹夜でぶっ通しのゲームをするゲーマーが全放電を気にすることなく遊べるモードでもある.
 
 さて私の知人に,auショップの店員はしたり顔で「最悪なのは充電しながらスマホを使用することです」と言った.
 確かに少し古い機種では「ダイレクト給電モード」がないため,充電しながらスマホを使うと「少し充電率が減る」→「少し充電する」を繰り返す状態になり,これは著しくリチウム電池の寿命を減少させる.これはかつての常識だった.
 だがスマホメーカーの技術者はこの問題を解決するために「ダイレクト給電モード」を開発したという.これは最近の機種のマニュアルに書かれている.
 つまり件のauショップのサポート担当店員は,テレビの情報番組で紹介される程度の最近の知見を有していないのである.
 そこで私の知人が「NHKの番組では20%くらいに減ったら充電を始めて,90%くらいで充電を止めるのがいいと言ってました」と言うと,店員は「それはウソです」と言い切ったとのことである.常に100%充電してから使うようにしてください,と.
 
 この店員は,LINE の "友だちの追加" について「対面してQRコードを読み取る方法で "友だちの追加"をするべきであり,それ以外の方法で "友だちに追加" してはいけません」とも言ったらしい.
 私の知人が「それじゃあ遠くに住んでいるために会えない人とは永久に "友だち" になれないじゃありませんか」と反論したら,店員は「その通りです」と言い切った.
 大丈夫か,auショップ.w (auショップのサポート担当店員の質にはレベルが色々あると思うが,このショップは横浜市内の店である)
 
Photo_20240810084301
 

|

2026年1月25日 (日)

早いものでもうふた昔前のことになった

 漫画家兼イラストレーターのカマタミワさんが,ウェブ上の主な活動をそれまでの絵日記サイト「半径3メートルのカオス」から,会員制有料の note「カマタミワの主な生息地」に移した.
 私は「半径3メートルのカオス」が始まった時 (2015年1月) からの読者だが,あれから十一年が経ったのだなあと感慨深い.
 
 パソコン通信 NIFTY-Serve の「昭和20年代フォーラム (FS20)」が終了 (2005年3月) して後継コンテンツに移行した際,同フォーラムのメンバーの皆さんは mixi や facebook などの同窓会サイトに移っていったのであるが,私は同窓会サイトに参加せず,パソコン通信を廃止した@ニフティが開始したサービスで賃貸個人サイトを立ち上げ,そこに日記などの文章を書き始めた.
 同窓会サイトに参加しなかったのは,誰からも誘われなかったのが理由である.w
 その時の私は五十五歳だったから,それから暫くして還暦を迎えて長年勤めた会社を定年になり,定年後は再雇用で数年勤めたが,再雇用をやめて,ある団体の役員になった.
 そこは七十歳くらいまで勤務できるはずだったが,しかし運の悪いことにすぐに心筋梗塞で倒れ,その団体を一年で退職した.
 そのあとは老いた体に鞭打ちつつ青息吐息ながらキーボードを打ち続け,馬齢を重ねている.
 この間,@ニフティの都合により数年で賃貸個人サイトが廃止されてしまい,やむなくこの「ココログ」でブログを始めた.
 その際,個人サイトに書き溜めたたくさんの文章をブログに移す方法は手動しかなかったので再掲載は諦め,原稿をテキストファイルで保存してある.
 カマタミワさんも,書き溜めた未発表の文章を埋もれさせてしまうのが残念で,その発表の場として有料 note を開始したようだ.
 
 そんなこんなで,私がウェブに日記的文章を書き続けるようになってから,もうすぐ二十一年が過ぎたことになる.
 早いものだなあ.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月22日 (木)

国防も経済運営もシロート

 毎日新聞《2026年度PB、8000億円の赤字見込み 高市政権の巨額補正予算響く》[掲載日 2026年1月22日] から下に引用する.
 
内閣府は22日、経済財政諮問会議で、財政健全化の指標となる国と地方の「基礎的財政収支」(プライマリーバランス=PB)が2026年度は8000億円程度の赤字になるとの試算を示した。昨年8月の前回試算では3兆6000億円の黒字を見込んでいた。高市早苗政権が一般会計総額18兆円超の巨額の25年度補正予算を策定したことが響いた。
 補正予算は昨年末に成立しているが、公共事業関係費などの執行が26年度にずれ込む。25年度の国と地方のPBも7兆円の赤字と、前回試算の3兆2000億円の赤字から悪化した。
 PBは社会保障や公共工事などの行政サービスを提供するための政策経費を借金に頼らずどれだけ賄えるかを示す指標。昨年6月に閣議決定した経済財政運営の基本方針「骨太の方針」には「25年度から26年度を通じて、可能な限り早期の黒字化を目指す」と明記されていた。小泉純一郎政権時の01年にPBの政府目標が掲げられて以来初の黒字化は持ち越しとなりそうだ。
 試算には高市首相が次期衆院選で自民党の公約に掲げた飲食料品の2年間に限る消費減税の影響は織り込んでいない。消費減税が実現した場合、PB黒字化はさらに遠のきそうだ。
 一方、首相は昨年11月、PB黒字化目標を単年度ごとから複数年度で確認する方針を示していた。今後、名目国内総生産(GDP)の範囲内で政府債務残高の伸びを抑える政府債務残高対GDP比を重視するとしている。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
 高市首相は自らの経済政策について事あるごとに「責任ある積極財政」と吹きまくっているが,国民の目からは「無責任な放漫財政」だとしか思われぬ.
 自民党内の財政規律派は,圧倒的な高市人気の前に沈黙を強いられているが,さぞかし業腹であろう.
 何とかしてPBを単年度で黒字化せねばいけないという,自民党内財政規律派の長年の悲願を,そして「子供たちに借金を背負わせるな」というスローガンを,高市首相は木っ端みじんに 吹き飛ばした.
 単年度で黒字化できないものが,複数年度でできるわけがないのである.
 小学生の夏休みの宿題は,国家財政が単年度黒字を少しずつ積み上げるのと同じで,毎日コツコツとやらねばならない.
 宿題は夏休みの終わりにできていれば結果オーライなんだという考えの子供は,結局宿題を終わらせることができない.
 高市首相の頭は,勉強嫌いの小学生と同じなのである.登校日の前の日に泣くのだ.
 
 高市首相は例の「戦艦」発言で,軍事知識ゼロの国防の素人であることがバレてしまった.
 そして《PB黒字化目標を単年度ごとから複数年度で確認する方針》を立てたことで,経済の素人でもあることが国民の目に明らかとなってしまった.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月19日 (月)

私の誤字センサー (49)

 日刊スポーツ《玉川徹氏、高市早苗首相の解散の本音「今言われているのが…」「会見でちらっと出てくるかも」》(掲載日 2026年1月19日) から下にテキストとスクリーン・ショットの両方で引用する.スクリーン・ショットは,リンク切れになった時の証拠として作成した.
 
玉川氏は「だからこそ言われているのが、今、支持率がピークと思っているから、今のうちにやっちゃいたいんじゃないの?というふうな話になっちゃうんですよ」とけん制しながら、「本音がそこだったら、今日の会見でその部分がちらっと出てくるかもしれない。そこをちゃんと見た方がいい」と、電撃奇襲的な起算総選挙に踏み切ろうとしている高市首相の真意を見極めるべきとの考えも示した。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
20260119a2e
 
 ハテ?「起算総選挙」とはなんだろう.
 一分間ほど考えてようやくわかった.
 これは「解散総選挙」の誤字なのである.
 つまり "kai" と入力すべきところを,"a" を抜かして "ki" と打鍵してしまったために「解散」が「起算」になってしまったのである.
 キーボードで日本語入力するとき,キーボードと自分の指先ばかり見ている小学生がよくやる間違いである.
「打鍵するときは手元を見ないで,ディスプレイに表示される日本語変換結果を見ていなければいけません」と授業で教えられたはずなんだが,日刊スポーツの記者は小学生程度の学力がないようだ.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月18日 (日)

世界征服を企む悪の帝国

 トランプが軍事侵攻でグリーンランドを併合する意思を表明したあと,フランス,ドイツ,スウェーデン,ノルウェー,フィンランド,オランダ,イギリスなど複数の国がグリーンランドに少数の部隊を派遣した.
 これにトランプは対抗し,昨日,これら各国に新たな関税を課すと表明した.
 これで事実上,NATO は解体した.
 あとはもうトランプのやりたい放題である.
 
 トランプの頭の中には理念や主義は存在しない.あるのは損得勘定だけである.
 トランプのむき出しのカネ勘定として想像されるのは,まずウクライナの東西分割である.
 東部はロシアが領有し,西半分はアメリカが統治する.
 そしてアメリカとロシアの連合軍は協同して東側から欧州侵略に動く.
 同時にプーチンはトランプに対して,グリーンランド領有を認めるだろう.
 米露同盟に対して軍事的に極めて劣勢であるEUは,背後から米露の侵略に備えなければならないので,とてもグリーンランドを防衛することはできない.
 トランプの「ディール (損得勘定)」の勝利だ.
 
 世界征服を企むトランプは,次にコロンビアを侵略し,続いてメキシコ,キューバ,ブラジル,ボリビア,ペルー,チリなどを侵略する.カナダは手強いが軍事的に圧倒すればよい.躊躇する必要ない.
 ただし南米大陸征服計画の実行には,南米諸国を経済的に支配している習近平との「ディール」が必要だ.
 トランプは習近平に「南米をアメリカの支配下に置く代わり,日本,韓国,台湾,フィリピンは中国の支配下にしてよい」と言うだろう.
 これは戦後の日本政治の根底に存在した日米同盟の解体である.
 仮にこうなったら,自民党はどうするのか.
 立憲民主党と公明党の新党は,国際政治の緊急事態に高市内閣がどう対処するかを争点にしなければいけない.
 食品の消費税減税がどうのこうのと言っている場合ではないのである.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月17日 (土)

私の誤字センサー (48)

 アマゾンでフリースの服を探していたら,下の商品を見つけた.
 
20260113a2e
20260117b3e
 
「アウトドア」「防寒」「厚手」「登山」なのに「フリーズ」しちゃっているのだ.w
 上の商品説明の他に何ヶ所も「フリーズ」と書いてあるところをみると,この衣料品メーカーの担当者は,そもそも「フリース」を「フリーズ」だと思い込んでいるようだ.中華衣料あるあるかも.
 
Photo_20240810084301

|

嫌々ながら謝罪するパワハラ野郎の品性

 共同通信《横浜市長、ポンコツ発言認め謝罪「つらい思いさせおわびしたい」》(掲載日 2026年1月16日) から下に引用する.
 
横浜市の山中竹春市長は16日、自身の暴言やパワーハラスメントが疑われる行為を市の人事部長が記者会見して訴えたのを受け、市役所で記者団の取材に応じた。対象の職員らがいないところで「ポンコツ」「人間のくず」などの発言をしていたと認め「反省している。言動に一層注意する」と述べた。
 山中氏は、人事部長との人事評価に関するやりとりの中でこれらの発言があったとし「つらい思いをさせてしまった。おわびしたい」と話し、専門家の指導などを受ける考えを示した。
 人事部長が2023年6月に言われたという「アフリカ開発会議を誘致できなければ切腹だぞ」との発言には「誘致への覚悟を表現した。決して他者に向けて発した言葉ではない」と釈明。人さし指を向けて銃撃するポーズは「他人に対してやっていない」と説明。市議の容姿への誹謗中傷もしていないという。(以下略)》
 
 私みたいに西方浄土から阿弥陀様がそろそろ迎えに来ようかという高齢者は,何十年も人間を観続けてきたから思うのだが「人間の品性は変わらない」のである.
 山中市長は会見で《つらい思いをさせてしまった。おわびしたい》と部分的に謝罪したが,形勢我にあらずというわけで明らかに嫌々ながらの形式的謝罪であることが表情から窺える.
 このパワハラ問題が発覚した直後は,市長はパワハラを全面的に否定していたのだが,市長を告発した人事部長が録音した市長の声がメディアに公開されてしまったために,パワハラを部分的に認めるに至った.
 このように往生際が悪いと,結局は更に追い込まれるのだが,それをわかっていないのが権力者というものなのである.
 
 山中市長は元々は横浜市立大学医学部教授であった (ただし専門は医学ではなく統計学である) が,その職を捨てて市長選に出馬し,当選して市長になったのである.
 テレビ朝日の番組で中野信子先生が,横浜市長のパワハラ問題について,大学というところはハラスメントが起きやすい環境ですと述べていた.
 しかし大学教授がみんなパワハラ野郎であるわけではない.
 元々からのパワハラ体質野郎が,ハラスメントを生じやすい環境の中でパワハラ教授になるのである.
 このことについては既に五年前,著名な弁護士である郷原信郎氏が《「市長選問題」から「横浜市政の重大問題」となった“山中竹春氏のウソと恫喝”》(掲載日 2021年9月22日) で指摘していたのであるが,残念ながら郷原氏の声は横浜市民に届かず,山中パワハラ市長が誕生してしまった.(郷原氏の記事において「ウソ」とは山中市長の経歴詐称のことであり,「恫喝」はパワハラを意味している)
 郷原氏の文章から下に一部を引用する.
 
横浜市長選挙に出馬表明していた山中竹春氏の「市長としての適格性」に根本的な疑問を持つことになったのは、山中氏に対抗する形で立候補の意志を一旦表明していた私の下に、直接、間接に山中氏を知る人達から、彼の専門性、パワハラ体質経歴詐称の疑いなどの様々な問題についての情報提供があり、「絶対に横浜市長にしてはならない人物」であるとの真剣な訴えがあったからだった。医療情報学、データサイエンスの専門家、医師など様々な立場の人達からも、山中氏に関して公表されている資料から、その能力・資質等に対する根本的な疑問の声が寄せられていた。
 コンプライアンス顧問等として、長く横浜市のコンプライアンスに携わってきた私の最大の関心事は、市長選挙によって、市民や地域社会の要請に応えられる横浜市政を担う市長が選ばれることだった。立憲民主党推薦の山中氏が有力候補となったことで、横浜市のコンプライアンスに重大な支障が生じることが懸念された。それを阻止するめの最も効果的な方法は、自分自身が立候補することではなく、特定候補の当選阻止をめざす「落選運動」(公職選挙法が規定する「当選を得しめない目的で行う活動」(142条の5等)を行うことだと考えた。
 そこで、立候補意志を撤回して落選運動に転じることを、8月5日の記者会見で明らかにし、その後、ブログ、YouTubeでの発信、インターネット上でのチラシのアップ、インターネット広告などの手段で、山中竹春氏と小此木八郎氏の当選を阻止する活動を行ってきた。
 新型コロナ感染爆発の影響で「反菅政権」の世論の高まりの中で、選挙戦が進むにつれ、山中氏優位の情勢が強まる中、山中氏の落選運動に特に注力した。しかし、8月22日に実施された選挙は、山中氏が他候補を大きく引き離して当選という結果に終わった。
 落選運動での山中氏に関する指摘は、大別すると、経歴や専門性に関するウソと、自己の要求に応じさせるための恫喝の疑惑に関するものだった。山中氏側が説明責任を全く果たさず、黙殺し続けてきたこともあって、それらに関する指摘は、残念ながら、多くの横浜市民には届かなかった。
 それだけに、市長に就任した山中氏が、就任後に、ウソと恫喝の疑惑にどう向き合い、どう説明するのかは、「山中市長」の信頼性の根本から問うものとなった。
 しかし、市長に就任してから約3週間が経過した今も、山中氏がウソと恫喝の疑惑に真剣に向き合っているとは到底言えない姿勢をとり続けている。そのことを、新聞、テレビの大手メディアは、ほとんど報じようとしない。
 本稿では、まず山中氏のウソについて、経歴詐称の全体像を明らかにし、それに関する市長会見での説明の「さらなるウソ」を指摘する。山中氏の恫喝については、「横浜市大理事長らへの不当圧力問題」の事実解明を求める横浜市会への請願審査が9月24日の常任委員会(政策・総務・財務委員会)で行われる予定となっているほか、山中氏自身を被告発人とする強要未遂罪の告発状が横浜地検に提出され、受理に向けて審査中だが、これらについての市長会見での質問への対応についても述べることとしたい。》(引用文中の文字の着色と下線付与による強調は当ブログの筆者が行った)
 
 つまり横浜市立大学のパワハラ教授がパワハラ市長になったのである.
 こういう奴は「反省している」と会見で謝罪しても腹の中ではアカンベーをしていることを,私ら年寄りは承知している.
 人間というものは,肩書が変わっても品性は変わらないのである.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月16日 (金)

コバンザメのように権力に寄生するマリア・マチャドはノーベル賞を侮辱した /工事中

 独裁政権を倒す側にいた者が,権力の座に就いたら独裁者になったという例は歴史的にいくつもある.
 権力の座が欲しいために,その方便として「民主主義」を標榜するのである.
 ベネズエラの野党リーダーにしてノーベル平和賞受賞者であるマリア・コリナ・マチャドもその一人だ.
 現代世界には三人の独裁者がいる.
 習近平,プーチン,トランプの三人である.
 このうちの習近平はまだ実際に侵略戦争 (台湾併合と沖縄県併合) を実行していないが,プーチンとトランプは既に派手な「戦争屋」である.
 プーチンのロシアは国力が不足しているためにウクライナを侵略するので手一杯だが,トランプのアメリカは南北アメリカ大陸を支配するのに十分な軍事力を有しており,今現在,いわゆる「西半球」支配の行動に取り掛かっている.
 マチャドは

|

2026年1月14日 (水)

唐揚げ定食 /工事中

 先日掲載した記事《藤沢駅北口のデニーズにて》(掲載日 2026年1月8日) で私は,デニーズのワンプレート・ランチが余りにも貧相でなので呆れたと書いた.
 その後のある日,JR東海道線戸塚駅の西口商業施設「トツカーナ」に入っている大戸屋で昼飯を食べた.
 かなり前には藤沢駅南口に大戸屋があったが,撤退した.
 藤沢の隣の辻堂駅北口に隣接している大型商業施設「テラスモール」にも大戸屋があったのだが,ここもいつの間にか撤退した.
 店舗閉鎖が続いて,外食産業の中で一人負けと言われた.
 この店舗撤退の背景に業績の著しい悪化 (2020年9月末に債務超過) があったのは周知のことだが,創業者に連なる取締役が追われて株式会社コロワイドの子会社になったあとは業績回復基調である.
 で,私が戸塚の大戸屋の中に入ると,以前と同じで女性客が多いなあとの印象を受けた.
 大戸屋の客層がそこら辺の大衆食堂と異なるのはそこだ.
 お買い物のついでにお昼ご飯に致しましょうという雰囲気の上品な奥様が一人でいらしたりしているのである.
 
 さて何を食うか.
 各テーブルとカウンター席にはタブレットが置かれていて,紙のメニューもある.
 先日の記事では,デニーズのワンプレート・ランチがいかにダメかを,大衆中華料理店 (デパートのレストラン階にあるような高級店ではない)
渓源 藤沢店」 の鶏唐揚げランチと比較して述べた.
 そこで大戸屋にはメニューに鶏の唐揚げがあるかタブレットで探したら,あったので送信ボタンを押した.
 
 それほど待たぬうちに

|

2026年1月12日 (月)

米バブル

 テレビでもウェブのコンテンツでも,昨年末には「年が明けると米価格が大幅に下落する見込み」との観測を一斉に流した.
 JAなどの卸業者が昨年産 (2025年産) 米の在庫を抱えており,そういつまでも精米価格の高止まりを維持できないからだというわけだ.
 ところが一月になっても依然として精米価格は最高値を更新している.
 なぜだ.
 
 政府発表データにしてもその他のデータでも,スーパーにおける販売価格は報道されているが,販売数量はリアルタイムでは不明である.
 これは「売上」に直結するデータなので,いわば企業秘密だから仕方ない.
 しかしテレビ報道の画面を観る限り,卸業者の倉庫には昨年産米の袋が積み上がっている.
 業者としては,販売数量が減少したまま年度末に突入するのは死んでも嫌なはずだ.
 だから本来なら価格を少し下げてでも販売数量を増やしたいのだが,事実として逆に末端価格は上がり続けている.
 
 このような異常な状況が昔あった.
 いわゆる「狂乱物価」である.
 当時のことを高齢者諸兄はご記憶かも知れない.諸物価が暴騰したために諸々の商品の販売数量は実際には落ち込んだが,それでもなお価格上昇は止まらなかった.
 この時は,流通業者間で帳簿上だけの取引を行うことによって,倉庫の中のブツは全く動かないのに見せかけの売上は見事に立てられたのであった.
 後で私たち消費者は知ったのであるが,このインチキは,下は日用消耗品から上は石油元売りによるガソリン販売に至るまで行われた.
 さらにはバブル経済の中で,不動産の「転がし」による土地価格上昇もこのカラクリで行われた.
 いま精米価格高値更新の報道をテレビニュースで見ていると,あの頃のインチキのこと思い出す.
 
 だがインチキは,いつまでもは続かない.
 JA幹部から「政府は25年産米を備蓄米として買い上げるべきだ」という声が上がっているのは,もうこれ以上の転がしは無理だ,実需が必要だ,ということなのだろうか.(政府は26年産米から備蓄を再開することにしている)
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月10日 (土)

駒場で数学がトラウマになった /工事中

 昨日放送のNHK《ドキュメント 72時間 東京 眠らない書店で》を視聴した.
 クルーの取材は,東京の豊島区,JR大塚駅から歩いてすぐの二十四時間営業している山下書店で行われた.
 番組の終わり近くで,体育器具メーカーの社長氏 (七十七歳) が取材に応じて次のように語った.
 
 大学は博士課程まで行ったんですけど
 でも博士号取れなくて
 挫折して 落ちこぼれて
 死んだらね 三冊の本を仏壇に供えてくれって言ってあるんですよ
「解析概論」ていう本があるんだよ
 厚い本でね
 それとね 「線形数学」
 マスターできなかった
 もう一つはね 研究者の「英和辞典」
 あの世でやるからって (註:そう家族に言ってある)
 
 この社長氏が「仏壇に供えてもらう」ことにしている本からの想像だが,もしかすると昭和四十三年に東大の理科一類に入学したひとかも知れないと思った.
 私は理科二類だったのだが,社長氏が挙げた書籍には私も心当たりがあるのだ.
 
 まず「解析概論」だが,これは数学者高木貞治の名著とされ,岩波書店のサイトに初版,改訂第三版 (軽装版),
 

|

2026年1月 9日 (金)

強欲帝国主義

 トランプの口癖は「盗まれた」だ.
 大統領選で敗北したとき,トランプは「選挙が盗まれた」と主張した.
 投票結果ではトランプが当選したのに,「民主党が不正を行って"大統領の椅子"を盗んだ」という意味である.
 今回のアメリカによるベネズエラ侵略について,トランプは「ベネズエラの石油はアメリカの財産なのに,ベネズエラが盗んだ.我々は取り戻したのだ」と主張している.
 まっとうな頭の持ち主である私たち日本人にしてみれば,ベネズエラの石油はベネズエラのものだ.
 だがそんな理屈は欲に狂ったアメリカ国民には通用しない.
 多くのアメリカ人は,民主党支持者を除き,「世界中の富はアメリカの財産である」と考えている.
 だから彼らにとっては,ベネズエラの石油だろうがグリーンランドの地下資源だろうが,それは元々アメリカのものなのである.
 すなわち他国を侵略することは,「盗まれたアメリカの財産を取り戻す」ことなのである.もう無茶苦茶だが,これがアメリカ帝国主義というものなのだ.
「盗まれた」のは資源だけではない.アメリカとカナダの国境は「カナダに盗まれた」ものだから,カナダはアメリカの州になるべきだとトランプは言う.(これに関心あるかたはアメリカとカナダの国境が定められた経緯を検索されたい)
 トランプは史上最悪の帝国主義者である.米軍の戦車がカナダに侵攻するかも知れない.プーチンの戦車がウクライナに進撃したように.
 
 トランプの魔の手は次に,ブラジルの豊富な農業資源に向くだろう.
 また,ブラジルとメキシコに傀儡政権を作り,アメリカにいる有色人種をすべてブラジルとメキシコに移送するというアイデアもある.黒人や移民に「盗まれた」アメリカの国土を白人の手に「取り戻す」ためだ.
 パナマ運河制圧も,トランプの強欲を刺激している.
 そのうちトランプは「南極は元々アメリカの領土だ」と言い出すかも知れない.そして南極大陸に軍事行動を起こす.
 戦闘ヘリと核ミサイルを搭載した砕氷船に乗り込んだ海兵隊が,各国の観測基地を襲撃する.悪夢だが,あり得なくはない.
 そんな事態になったらアメリカ国民たちは,一部の民主主義者を除き,人種差別の象徴たるかつての南軍旗を振り,赤い帽子を被って「MAGA! MAGA!」とわめいて狂気乱舞するだろう.
 
Photo_20240810084301
 
 

|

2026年1月 8日 (木)

藤沢駅北口のデニーズにて

 コロナ禍が始まって以来,私は外食店で食事するのをやめてしまった.
 若い人ならコロナに感染しても回復することがほとんどで,後遺症が残ることは少ないだろう.
 しかし私ら老人は,呼吸器感染したら高率で命取りになる.
 だから私は,ワクチンを接種した上でさらにマスク着用と手指の丹念な洗浄を行い,そして人ごみに出ないことを心掛けた.
 その甲斐あってか,今日もつつがなく日常生活を過ごしている.
 だが,実はコロナの流行は終息どころか収束もしていないのであるが,一時期よりは感染リスクは低くなったと考えていいのだろう.
 そこでそろそろ外食してみようかと考えた.
 
 先日,藤沢駅北口の銀座通り商店街にある大島薬局に滅菌ガーゼを買いに行った.
 そのついでに,この通りの店で昼飯を食おうと考えた.
 ラーメン,海鮮,カレーなど色々ある中で,特に理由はないが デニーズ藤沢北口店 に入った.
 この店は昔からこの通りにあるが,私は初めてである.
 
 ドアを開けて中に入ると,レジにいた兄ちゃんに人数を訊かれたので「一人」と答えた.
 兄ちゃんは私を奥のほうの席に案内し,テーブルに置かれているタブレットを指さして「注文が決まりましたらそれで注文をしてください」と,聞き取れないくらい小さな声で言った.
 そして厨房のほうへ行ってしまった.
 
 最近の若者は赤の他人と会話するのが死ぬほど嫌いだとの指摘を,ウェブ上の雑文でよく目にする.
 例えば,営業部に配属された新入社員が,取引先からかかってくる電話を絶対に取ろうとしないので,「電話に出なかったら営業にならんじゃないか」と叱責したら退職してしまった,などという話だ.
 実は私自身がそういう人嫌いなタイプの人間であり,初対面の相手と会話するのが嫌いだから,彼ら若者の気持ちがちょっと理解できる.
 ほんとは接客のバイトなんかしたくないのだが,生きていくために止むを得ず「注文が決まりましたらそれで注文をしてください」と小声で言わねばならぬ彼らに私は同情する.
 昔から飲食店の従業員は,「注文した料理がこない」とか「注文しない料理がきた」などの客とのトラブルに悩まされてきた.
 それが今では小声でいいから「注文が決まりましたらそれで注文をしてください」と言えばノートラブルで済むようになった.
 タブレットを使うオーダー・システムや,客が自分のスマホでオーダーするシステムが飲食店業界に定着したおかげで,接客が苦手な若者でも接客のバイトに就くことができるわけで,こういう社会の変化を,私ら年寄りは甘受しなければいけない.
 昔ながらの,口頭で「鶏唐揚げ定食,ご飯は並盛で」と注文するのが好きな爺は,そういう店を探せばいいだけである.
 
 で,私はタブレットで 日替りワンプレートランチ (おろしハンバーグ&ベーコンほうれん草) [900円(税込990円)] を注文した.
 料理が来る前にドリンクバーに行ったのだが,中国茶のベンダーマシンが壊れていて,二種類あるはずなのに一種類しかでなかった.
 コーヒーのマシンの周りはこぼれたコーヒーでぬれていた.
 ソフトドリンクはカルピスとかカルピスソーダがあったのだが,ボタンを押すと炭酸水が勢いよく出るもんだから,グラスがビショビショになった.
 ウーロン茶やカルピスソーダなどのグラスを席に運ぶための小さなトレイが置かれていたが,手に持ったらベトベトだった.
 このデニーズでは,客が使ったトレイを洗わずにそのまま積み重ねているらしい.
 汚れていないトレイを見つけ出して,私はグラスを載せて席に戻った.
 
 しばらくすると,フロア担当の兄ちゃんが料理を持ってきた.
 小声で「ご注文はこれでよろしかったでしょうか」と言うと,厨房へ去って行った.
 兄ちゃんが持ってきたワンプレートランチ (おろしハンバーグ&ベーコンほうれん草) を見ると,これがまあ貧相で驚いた.
 おろしハンバーグは,普通のハンバーグより二回り小さな大きさで,ギャル曽根さんなら一口で食べてしまうサイズだった.
 ベーコン&ほうれん草は,副菜というより箸休め程度の量だった.
 ライスは,コンビニおにぎりよりも小さかった.
 一言で言うなら,小学校低学年の給食くらいのランチであった.
 今時のファミレスでは,税込990円ではこんなものしか食べられないのか.
 これはコロナ禍以後の食料品暴騰の結果だろうが,同じ藤沢駅北口にある大衆中華屋「渓源」の「鶏肉の唐揚げランチ」(税込980円) は,おかずもご飯も,デニーズのワンプレートランチの三倍量だ.
 こんなにファミレスのコスパが悪いとは想像していなかったので正直がっかりした.
 もうデニーズには行きません.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月 7日 (水)

高市内閣による財政の失敗は誰が責任をとるのか

 高市首相は「責任ある積極財政」を看板にしているが,これって日本語としてどうなのか.
 これは明らかに「無責任な積極財政」の裏返しであるわけだが,「無責任な積極財政」の意味は明白で要するに「失敗しても誰も責任をとらない積極財政」ということである.
 ところが「責任ある積極財政」は,「失敗した場合に誰がどのような責任をとるのか」が不明である.
 もし失敗して国富に兆円単位の損害が生じたら,高市首相が賠償できるわけがなく,つまりはこの「責任ある」は言葉遊びなのである.
 
 首相は「切れ目なく日本列島を強く豊かにするための予算」とか言うが,この「切れ目なく」も意味不明だ.
「強い」日本列島ってなんだ?
 もしもこれが防災のことなら,「強い」どころか南海トラフ地震に対する備えはないに等しいぞ.
「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」も意味がわからぬ.
 高市首相が安全保障オンチであることは例の「戦艦」発言でバレてしまったが,経済は大盤振る舞い予算だし,外交は習近平を怒らせたままだ.
 これで大丈夫なのか.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月 6日 (火)

独裁女は傀儡女になった

 ベネズエラでは,アメリカがマドゥロ独裁政権を軍事的に倒し,今後はアメリカがベネズエラを支配すると世界に宣言した.
 アメリカ帝国主義の露骨な復活である.
 
 トランプは,マドゥロの後釜にロドリゲスを暫定大統領に据えて,傀儡政権とした.
 おおかたトランプはロドリゲスに「命は助けてやるから,アメリカの言いなりになれ」と脅したのだろう.
 独裁政権の右腕だったロドリゲスは,たった一日でトランプの足元にひれ伏して,小心者であることを自ら世界に晒した.
 
 元々が私利私欲で政治をやってきた女だから,民主的政権を作る気はさらさらない.
 こういうやつの政権は必ず腐敗する.
 独裁腐敗政権から傀儡腐敗政権への権力移行だ.
 あのベトナム戦争の再現をみる気がする.
 
 トランプは,「次の標的はコロンビアか?」と質問したメディアの取材に「それもわるくない」と答えて,領土拡張意欲を隠さなかった.
 トランプはグリーンランド侵攻の意欲を隠していない.
 カナダをアメリカに併合するというアイデアも捨てていない.
 パナマ運河「奪還」もやる気まんまんである.
 トランプの構想は,北米南米両大陸にまたがる大帝国に違いない.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月 5日 (月)

新年早々アメリカ帝国主義は動き出した

 トランプはベネズエラに軍事行動してマドゥロ大統領を拘束し,身柄をアメリカに移送した.
 NHKなどのメディアの観るところ,トランプの目的はベネズエラの石油を支配することだ.
 これは憶測でなく,トランプ自身が会見で「アメリカの石油会社が巨額の資金を投じて (ベネズエラの) 石油インフラを修復して利益をもたらす」と述べたのである.(NHKニュースの報道による)
 NHKニュースはこの部分を曖昧に「利益をもたらす」と翻訳したが,これは「アメリカに利益をもたらす」という意味である.
 つまりアメリカの石油資本はベネズエラから石油採掘権を強奪して,ベネズエラの石油をアメリカのものにしてしまうのだ.
 またトランプは会見で実際には「利益をもたらす」ではなく "making money" と言った.生々しいというか露骨と言うか臆面もないと言うか恥知らずと言うか,カネのことばかり考えていると,上品な make profit ではなくつい make money と言ってしまうのだ.
 
 マドゥロ独裁政権下で迫害されベネズエラ国外に逃れた膨大な人数の貧しい人々は「これでようやく家に戻れる」と喜んでいるが,トランプはたぶんそれを許さない.
 貧しい国民の数が増えたら,統治するのに余計なコストがかかり,アメリカの儲けが減ってしまうからである.
 これからトランプは,亡命していたマチャド氏ら民主的愛国者を排除して,トランプの言いなりになる傀儡政権を作る.
 反米独裁政権を武力で倒し,その残党を用いて親米傀儡政権を立てるというのが,古くからのアメリカ帝国主義の手法であるが,そうなれば民主的愛国者は反米闘争に立ち上がるだろう.
 トランプが操る傀儡政権と,マドゥロ支持派の残党,反米愛国勢力の三つ巴の戦が始まる.
 アメリカ帝国主義の黒歴史がまた繰り返されるのだ.
 
 トランプの頭の中には,ウクライナ戦争後の対ロシア・ビジネスがある.
 ロシアとのビジネスのためなら欧州の同盟国を裏切っても構わぬと考えている.
 中国も同様で,対中ビジネスが可能なら,トランプは日本と韓国や台湾を平気で捨てるだろう.
 その事態に高市首相はどう対処するか.トランプのすぐ横でキャーキャー言ってはしゃいだ彼女を見た国民は不安だ.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月 2日 (金)

郵便事業の終わり

 私は仕事から完全にリタイアして以降,年賀状を元日に書くことにしている.もう十年以上になる.
 昨日も賀状を印刷して (暇人だから葉書裏面に11ポイントの字で年頭所感をびっしり書く) ポストに投函しに行った.
 すると,ポストに貼られた紙に,投函された郵便物を集めに来る時刻が書かれていたのだが,驚いたことに一日に一回しか集荷に来ないのである.離島かよ.
 昨年はたしか一日に二回だった.その昔は一日三回だった.
 今時,葉書や封書をポストに投函する人はほとんどいないので,こんなことになったのだと思う.
 郵便事業の終焉だなあ.
 
Photo_20240810084301

|

2026年1月 1日 (木)

高市首相は軍事の基礎知識がない

 高市首相は年頭所感において「世界を見渡せば,我々が慣れ親しんできた自由で開かれた国際秩序は揺らぎ,覇権主義的な動きが強まる」と述べ,また「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を実現する」とした.
 高市首相は口を開けば「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」と言うが,「世界の真ん中」が覇権主義的 w で,私は気に食わない.
 なぜ世界の真ん中でなければいけないのか.
 目立ちたがりが過ぎるんじゃないか.トランプに似ている.
 
 自らの立ち位置こそが「世界の真ん中」だとする隣国の傾向を「中華思想」というが,もとより我が国は中華ではない.
 その「中華思想」に対抗して大日本帝国が持ち出したのが大東亜共栄圏というアイデアだった.
 高市首相はそのうち大東亜共栄外交とでも言いだすんじゃないかと心配である.
 
 台湾有事に関して,高市首相は「戦艦」という語を使った.
 もちろん中国は戦艦を持っていない.
 中国は今後,空母二十艦以上を建造して大艦隊を作ると明言している.第二次大戦後,艦隊の中心は戦艦ではなく空母だからである.
 大艦巨砲主義が時代遅れとなった現在,金ピカ戦艦を作ると言っているのは,世界中の海軍を見渡しても軍事オンチのトランプだけである.
 このように高市首相は台湾有事発言において「軍艦」と言うべきところを「戦艦」と言ったために,トランプと同様に軍事の基礎知識を有していないことを世界に晒してしまった.
 だから中国は昨年末に,台湾を包囲する大軍事訓練を行って高市首相を挑発した.
 首相の無知による失言を期待したのだろう.
 
 首相番の記者は,首相に「レーダー照射とはどういう意味ですか」と訊いてみたらいい.
 なんだか素っ頓狂なことを言うような気がする.
 
 いずれ習近平は,歴史的に沖縄は中国の属国だったとして領有を主張し,中華大艦隊が沖縄本島を遠巻きにして実弾訓練を行うようになる.
 一触即発の戦争危機が迫る中で年が明けた.
 
Photo_20240810084301

|

« 2025年12月 | トップページ | 2026年2月 »