天井を向いて握り鮨を上から口に落とし込む男

　たまたまテレビをオンにしたら，テレビ朝日《豊さんと憲武ちゃん！旅する相棒》をやっていたので，そのまま視聴した．
　この番組は初見である．
　この回の放送は水谷豊と木梨憲武の二人が長崎のあちこちを旅するというもので，訪れた店の一つが「熟成寿司『すし処 元禄』」だった．(番組紹介サイト)
　この寿司屋さんは，単に活きのよい魚介を握るだけではなく，魚の種類に応じて「熟成」させ，それを昆布締めなどの仕事を施すのが特徴だという．
　それはとても旨そうだったのだが，木梨憲武の食いざまが余りにも酷く，残念であった．
　下の写真 (テレビ画面をカメラ撮影して加工した画像) がそのシーン．
　

　
　カメラアングルが下からなので分かりにくいが，水谷豊は背筋を伸ばして正面を向いて姿勢よく食べている．
　ところが木梨は，のけ反るようにして大きく天井を向き，上のほうから口の中に鮨を落とし込んで食べたのである．
　たまたまではなく，どの鮨もずっとその奇妙な姿勢の食いざまで食べ続けた．
　幼児が「アーン」言いながら上を向いてものを食うことがあるが，木梨の食いざまはそれを思わせた．
　これが握り鮨だからいいようなものの，汁物だったら顔全面が汁を浴びてビショビショだ．
　また小鉢には口をつけて，イヌ食いとまではいかないが，背を丸めてすすり込んだ．
　そして時々クチャクチャと咀嚼音を立てた．
　芸能人でこれほ無様に食事をするやつはいないだろうと思われた．