昭和の政治家が愛人スキャンダルを認める
東洋経済オンライン《前橋市長「ホテル密会」対応が逆プロモになった訳》[掲載日 2025年10月8日] から下に引用する.
《女性首相がまもなく誕生のニュースの裏で、群馬県前橋市初の女性市長・小川晶氏のスキャンダルが連日報道されています。
部下である、既婚の前橋市役所幹部とラブホテルで密会していたという騒動ですが、この件には人々の耳目を集める要素がたくさんあるように思います。
(中略)
清新な女性市長、弁護士という超エリート属性、まじめそうなビジュアルとラブホテル密会というギャップ。事件を要約すれば、「新進の若手女性市長が、ラブホテルで頻繁に部下の既婚男性と密会」と、パワーワードの詰め合わせであり、興味を惹かないわけがありません。
「ラブホテルには10回以上一緒に行ったが、男女関係はない」という苦しい説明をして、追及するメディア取材からは逃げる。そのシーンが取り上げられることで、さらに視聴者の想像をかき立ててしまう。
(中略)
では、「不倫した政治家は辞職すべきなのか」。
まず前提として、小川市長は男女関係を否定しています。つまり、事実関係がはっきりしない以上、不貞行為はないということになりますが、不倫ではないとしたら、「不適切な男女関係を強く疑われる行動をした首長は、その任にふさわしいのかどうか」が問われることとなります。
市長という立場の人間が、市役所の職員と頻繁にラブホテルに行き、個人的な相談や感情が発露して泣いてしまうような私的相談事に長時間乗ってもらっている。
どれだけ小川市長が男女関係はないと強弁したところで、この行為だけをもっても、弁護士など多くの法律専門家が民事事件なら通らない主張だと解説しています。
国民民主党の玉木雄一郎代表は、党が大勝利を収めた総選挙直後に、自身の不倫スキャンダルを暴かれました。玉木代表はそれを認めて、代表の役職停止処分を受けましたが、その後、処分が解けた参院選では代表に復帰し、党は勝利となりました。
政治家という立場は、選挙に通るかどうかが最大の分かれ道です。小川市長を支持する有権者で投票の過半数を確保できれば、不倫は犯罪ではないため、不適切な行動があっても政治家を続けることは可能です。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
七十半ばまで生きてきた私は思うのだが,世の中にプラトニックな不倫はない.
青少年には純愛があると思うが,中年男女の場合はまず間違いなくプラトニックではない.
それ故,小川市長の《ラブホテルには10回以上一緒に行ったが、男女関係はない》が事実だと思う人はいない.
個人的な相談に乗ってもらうのであれば,政治家が密談に使用するVIPルームのあるレストランとか料亭がよろしい.
そういう店は口がかたいから安心だ.
公明正大に堂々と相談をするなら,中国料理店の個室なんか安くてよい.
それが大人の常識なのだが,ラブホに行くってどうなのよ.
それはさておき,《国民民主党の玉木雄一郎代表は、党が大勝利を収めた総選挙直後に、自身の不倫スキャンダルを暴かれました》で思い出したことがある.
昔,民社党という政党 (1960~1994) があった.右派労働運動を基盤にしていて,政治的主張はリベラルというよりはかなり保守的だった.
反共主義を掲げ,第二自民党と評される事が多かった.今なら国民民主党といったところか.
その民社党の第三代委員長が春日一幸 (1910年~1989年) である.
委員長を務めたのは1971年から1977年であるが,委員長を退いたあとは顧問として権力を握り,病死するまで党を支配し続けた.
この春日についてWikipediaには次の一行がある.
《艶福家として知られ、複数の愛人がいたとされる。春日は、度々報じられるそれらのスキャンダルについても認めていた。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
不倫にはおカネが必要だ.
小川市長が部下との 逢瀬に 打ち合わせに,市長の地位と品格に相応しい高級ホテルではなくラブホを使用したのは,市長の報酬ではプライドを捨てて節約せざるを得なかったのであろう.お気の毒である.
ただし,問題となっている市長の部下は,市長にラブホでの密談を提案したのは自分であると述べた上で,最近ではラブホは情事だけでなく女子会にも利用されており,打ち合わせに使用しても問題はないと主張している.
最近のラブホ業界事情に詳しいこの部下によると,市長とは最初は居酒屋やカラオケボックスを利用していたが,市長の身辺を探る人がいるとの情報があったので,誰にも会うことなく人目を気にせず話ができる場所としてラブホを市長に提案したのだという.
ま,私にも覚えがないわけではないが,居酒屋→カラオケボックス→ラブホというコースは自然な成り行きであるなあ.(遠い目)
で,話は春日一幸のこと.
春日委員長は節約のために,愛人を公設秘書にして,「愛人のお手当」を国費で賄うことにした.
ところがこれがバレてしまった.
新聞や週刊誌の記者に取り囲まれて「愛人を公設秘書にするとは何事か!」と厳しい追及を受けた.
すると春日一幸委員長は有象無象の記者たちを睥睨し,強く一喝していわく.
「ばかもの!わしは愛人を公設秘書にしたのではない.公設秘書を愛人にしたのだ!」
居並ぶ取材陣はみな「なるほど」と納得して,追及はやんだという.
これが《スキャンダルについても認めていた》と今も伝えられている春日一幸のエピソードである.

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