新浪剛史の知能程度 /工事中
サントリーホールディングスは昨日 (8/2) ,新浪剛史元代表取締役会長が福岡県警の捜査対象となっていることについてメディアに会見を開き,新浪剛史本人の申し出により辞任したと発表した.
福岡県警の捜査は,かねてより捜査中の密輸 CBD (カンナビジオール) 加工品 (形態は「大麻グミ」など) の販売ルートに新浪の名があったことによると考えていいだろう.
報道によれば,新浪は会社側が行った聴取に対して「購入したのは適法なサプリメントである」とかぬかしているようだが,適法か違法かは分析してみなければわからないのである.
その「適法である」という認識はどこから出てきたのであるか.「売人から適法だと聞いた」とでも言うつもりか.
経済同友会の記者会見 (8/3) で新浪は,自分でそう判断したと述べた.分析していないのに,である.
実際問題として,「適法なサプリである」と称して売られている大麻加工品には,違法成分である THC (テトラヒドロカンナビノール;天然カンナビノイド) や HHCH (ヘキサヒドロカンナビヘキソール;合成カンナビノイド) が含まれていることが多い.
これについてはMSDマニュアル家庭版から下に引用する.
《カンナビジオール (CBD) レビュー/改訂 2024年3月
カンナビジオール(CBD)は、Cannabis sativaの植物に含まれる化学物質です。
この植物は、カンナビノイドとして知られる80種類を超える化学物質を含み、マリファナや大麻とも呼ばれます。
大麻の2つの主な成分は、テトラヒドロカンナビノール(THC)とCBDです。
THCは大麻の中毒作用の原因ですが、便益もある可能性があります。
THCとは異なり、CBDは中毒を引き起こしません。
科学者らは、カンナビノイドは昆虫、細菌、真菌、環境ストレス因子から大麻の植物自体を保護していると考えています。
CBDは、痛み、気分、精神機能のコントロールを助ける脳内の化学物質の分解を防ぐようです。
CBDは、ソフトゲル、錠剤、カプセル、オイル、ガム、液剤、ベイプリキッド(充填式の電子タバコ用)として入手できます。
これらの製品にはCBDのみが含まれているものもあれば、他の成分とともにCBDが含まれているものもあります。
CBDを含有する多くの製品では、製品中のCBDの量についての表示が不正確であり、ときに同じ製品でもCBDの濃度が異なります。例えばある調査では、CBD製品のうち表示が正確であったのはわずか31%で、43%は表示より含有量が多く、26%は表示より含有量が少ないものでした。さらに、これらの製品の21%でTHC(またはマリファナ)が検出されました。
カンナビジオールの効能
一般に唯一安全かつ有効であると認識されているCBDの使用は、一部のけいれん性疾患の治療です。しかしながら、以下のような他の多くの健康上の問題の治療にCBDを使用する人がいます。
双極症
痛み
不安
クローン病
糖尿病
睡眠障害
多発性硬化症
ヘロイン、モルヒネ、その他のオピオイド薬からの離脱 (以下略)》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
販売されている CBD には,無視できない高率で THC を含むものがある.
従って警察は,違法薬物の捜査において,広く網をかける意味で CBD の流通ルートを追跡するのである.
そうすると,違法 THC の流通が発覚するのだ.
頭の悪い大学生たちが「この大麻グミは適法サプリだからダイジョブ」とクルクルパーな行為をして警察のお世話になるのはまだよしとして,知らぬうちに習慣性に陥ってしまうことは周知のことだ,
新浪のことを「日本を代表する経営者,財界人」と書いているメディアがあるが,クルクルパー大学生と新浪は実は同レベルの知能だったのである.
読売新聞《サントリー、新浪氏除く全取締役が辞任求める方針で一致…社長「要職に堪えないと判断した」》[掲載日 2025年8月2日]
《鳥井信宏社長は2日、東京都内で記者会見を開き、新浪氏から同社への申告は8月22日にあり、「『(サプリが)違法だとの認識はなかった』と説明を受けている」と述べた。同28日、新浪氏を除く全取締役が辞任を求める方針で一致したといい、鳥井氏は「サプリに関する認識を欠いた行為は、代表取締役会長の要職に堪えないと判断した」と説明した。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
サントリーの取締役会は,新浪が所持した「サプリ」が適法か違法か以前に,そういうことが問題になるような「サプリ」に手を出す (アメリカ出張の折に自分で購入したと経済同友会の8/3の記者会見で明言した) という新浪の行為そのものが,そもそも《サプリに関する認識を》欠いており《代表取締役会長の要職に堪えない》と判断した.
なぜなら,サントリーを始めとする日本の食品企業は,サプリメントを「健康の維持増進に役立つ食品」と考えている.
では「大麻系サプリ」は健康の維持増進に資するものなのだろうか.
現在のところ取り締まりの対象になっていない CBD の効果は,上に示したMSDマニュアル家庭版には
《双極症
痛み
不安
クローン病
糖尿病
睡眠障害
多発性硬化症
ヘロイン、モルヒネ、その他のオピオイド薬からの離脱 》
であると述べられている.
双極症とは「躁状態」と「うつ状態」を繰り返す精神疾患のこと.
不安とは社交不安障害のことだろう.社交不安障害 (対人恐怖とほぼ同義) の改善だ.
クローン病は,腸管に潰瘍が生じる難病.
多発性硬化症は,神経を包むミエリン鞘が自己免疫で破壊される難病.
つまり CBD は医療の範疇に属する物質であり,日本では「健康の維持増進に役立つ食品」たるサプリメントではないのである.
新浪は,アメリカで CBD を購入した理由について,経済同友会の記者会見で「時差ボケに効くと知人に勧められたから」と述べた.
しかしなぜ,いわゆる時差ボケ (睡眠障害の一種) に有効である医薬品ロゼレムを医師に処方してもらわず,睡眠障害改善に関するエビデンスのない大麻系サプリに手を出したかは説明しなかった.
また国内で製造販売されている CBD は,成分分析が必須とされる等,厚労省麻薬取締部の監視下にあるため,THC を含む国内産 CBD 製品は入手困難である.
言い換えれば,THC を含む CBD が欲しければ海外で購入する必要がある.
新浪がわざわざアメリカで CBD を購入したのは,これが理由である可能性がある.
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