三十三間堂 /工事中
先日のNHK《ブラタモリ》は京都の三十三間堂がテーマであった.
私は今までに二回しか三十三間堂に行ったことがない.
それはタモリも似たようなもので,番組放送の冒頭で「今回来たのが修学旅行以来二度目だ」とアシスタントの佐藤アナに語った.
高校の修学旅行 (二年生の秋) で京都と奈良に行ったとき,奈良の諸寺と仏像群に私は感動した.
東大寺,興福寺,法隆寺 etc.
高校生の時に繰り返して読んだ小説の一つに光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」がある.
この作品の主人公は宇宙の支配者に戦いを挑む阿修羅王であるが,これを原作とする萩尾望都の「百億の昼と千億の夜」では,阿修羅王は興福寺の阿修羅像をモデルとする中性的美少女のキャラクターになっている.
これはいわゆる「戦う美少女」の原型である.
私はこの二作品が好きで,今も私の書架にある.
また光瀬龍はSF以外の作品も読み漁って,傑作「ロン先生の虫眼鏡」は私の愛読書である.
それはそれとして,興福寺は何度も訪ねたが,京都の寺に祀られている仏像で,感動したのは三十三間堂の千手観音像群だけである.
仏像界の取締役である如来は,阿弥陀如来にしても薬師如来にしても,こちらから平身低頭お願いに上がらないと何もしてくれない雰囲気を漂わせているが,部長クラスの観音菩薩や課長級の地蔵菩薩は向こうからやってきて「何かお悩み事は?」と手を差し伸べてくれる.
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