田久保市長は市民にまだ支持されているのだろうか

　一度は「すみやかに市長を辞職して市長選に再出馬する」と述べた伊東市の田久保市長がその後は進退をなかなか鮮明にしないために煮え切らない状態が続いている．
　その原因の一つに，既に調査を開始した同市の百条委員会がある．
　実は百条委員会は，結論を出すのに半年とか割と長い期間を要するのだ．
　田久保市長としては「百条委員会が行われているので，これに対応するため市長職を辞職できない」との理屈で，このまま市長の椅子に居座ることができる．市議会の作戦を逆手に取るわけだ．
　辞めないのを市議会のせいにしてずるずる居座れば，市長の給与が支払われるし，辞めた時の退職金も増えていく．
　市長をクビになれば，全国に嘘つき女として名と顔が売れた彼女は，もはやまともな職には就けなくなって自営飲食業に逆戻りするしかないのだが，その店がうまくいくとはとても思えない．
　その後の生活費の足しにするために市長在職期間を可及的に引き延ばすのが得策だ．彼女がそう考えていると推測するのもあながち否定できないと言うにやぶさかではない．
　
　それにしても，伊東市の市民が田久保市長をどう評価しているのかがほとんど報道されないのが不思議だ．
　市長リコール運動を始める市民が一人くらいいてもいいと思うが，何も動きがない．もしかするとまだ支持者が多いのだろうか．あるいは伊東市民は市政に無関心なのだろうか．
　ミヤネ屋とか，テレビ各局が午後に放送している情報番組は伊東市議会の動きを伝えはするが，肝心の伊東市民がどう考えているのかは全く知らぬふりだ．
　本格的な調査報道をせぬまでも，田久保市長が誕生した経緯くらいは報道して欲しい．
　もちろんWikipedia【田久保眞紀】に簡単な経歴は書かれているが，2010年に一時期住んでいたことのある伊東市に戻ってカフェを経営するまではプライバシーだから詳細は不要だが，その後，市民運動団体の代表に 成りあがり 就任し，それから最下位ながら市議に当選し，そして遂に市長に 成りあがり 就任するまでの経緯は公人として明らかにすべきである．偽造卒業証書のことよりもこっちが興味深い．
　確か，彼女が市長選に勝利したときに，選挙運動を行った支持者の女性とハグして喜んだシーンが全国に放送された．
　あの女性支持者 (たぶん市民運動家だろう) を探し出してインタビューして欲しい．「まだ田久保さんを支持してますか？」と．