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2025年6月15日 (日)

共和党は銃で解決する

 アメリカの民主主義崩壊を予感させる衝撃的な事件が起きた.
 共同通信《米民主の州議員2人銃撃 1人死亡、「政治的動機」》[掲載日 2025年6月15日] から下に引用する.
 
【ワシントン共同】米中西部ミネソタ州で14日、民主党の州議会議員2人が撃たれ1人が死亡した。同州のウォルズ知事は記者会見で「政治的動機」による銃撃だと述べた。現場近くに残された車両から2人を含む複数の議員らの名前が記されたメモが見つかった。
 米メディアによると、捜査当局は容疑者の57歳の男が警察官を装って2議員宅を訪れ、発砲したとみて行方を追っている。
 トランプ大統領は交流サイト(SNS)で「このような恐ろしい暴力は米国では決して許されない」と投稿した。トランプ政権による首都ワシントンでの軍事パレードを巡り、ミネソタ州で予定されていた抗議デモは中止となった。
 撃たれたのはメリッサ・ホートマン州下院議員とジョン・ホフマン州上院議員。男は警察官のような服装をしており、残された車両も警察車両に似せてあった。
 ホートマン氏は自宅で夫とともに撃たれ、2人とも死亡した。ホフマン氏も自宅で妻とともに複数回撃たれたが、いずれも治療中。容疑者はホフマン氏らを撃った後、ホートマン氏の自宅へ向かったとみられる。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
 ホートマン夫妻を射殺したのは間違いなく共和党支持者か,あるいは共和党員の指示を実行したプロだ.
 アメリカの共和党は,全米有数の強力なロビー団体である全米ライフル協会を岩盤支持組織の一つにしており,共和党員および支持者はもとから「民主主義的プロセスよりも銃で解決する」傾向がある.
 トランプも内心では州議会議員射殺を「よくやった」と思っているだろうが,表向きは《このような恐ろしい暴力は米国では決して許されない》と言って見せたわけだ.
 誰もトランプのそんな言い訳は信じないが,このままいくとトランプが扇動した連邦議会襲撃に続いて,反トランプ傾向のある州では州議会の襲撃と知事および州議会議員の逮捕監禁などが起きるかも知れない.
 実際にトランプ政権は,カリフォルニア州のギャヴィン・ニューサム知事に対して,逮捕する可能性について既に警告済みだ.
 
 全米各地で「王様はいらない」抗議デモが起きているが,悲しいかなトランプ2.0のアメリカは,自由と民主主義の国という謳い文句をかなぐり捨てて,世界最大の帝国の姿を顕わにし始めた.
 トランプ大統領と共和党の政権による移民排除の次の目標は,かつてのような有色人種差別とりわけ黒人差別をアメリカに再建することだ.
 共和党支持者には,南北戦争前の黒人奴隷制を懐かしむ人々が多い.
 星条旗を廃止して,南軍旗が連邦議会にはためく日が遠からずやって来るかも知れない.
 
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