「お代わり自由」を目当てに飯屋にくる恥知らずども
今日の午後,日本テレビの《ミヤネ屋》を視聴していたら,東京のある大衆食堂のことが話題に取り上げられた.
その食堂は夫婦二人でやっているのだが,以前から丼飯の「お代わり自由」で店をやってきた.
しかしこの米の高騰で,経営は苦しくなった.
客に丼飯のお代わりをされると「もうボランティア状態ですよ」とおかみさんは語った.
おかみさんは「お代わり自由」をやめたいと思っているのだが,ご亭主は「昔から,お代わりができるから来てくれるお客もいる」のでやめる決心がつかない.「そのことでいつもケンカですよ」とご亭主は取材に答えた.
ちょうど取材撮影をしているときに,常連らしい会社員三人組が四人掛けのテーブルで食事をしていた.
彼らが食べていた定食のおかずは鶏唐と海老フライの盛り合わせで,若いひとでも充分満足するだろうと思われる量があって,この食堂はかなり良心的経営だと思われた.
老人の私なんかはもう揚げ物をそんなに食べられないが,その中高年の三人組はわしわしと食い進んで,いい歳こいて丼飯をお代わりした.
彼らのうちの一人は,相撲取りのように膨らんだ自分の腹を手でポンポン叩いて「見ての通り,この店にはこんなに育ててもらいましたアハハハ」と,テレビのクルーに向かって笑った.デスクワークの勤め人が丼飯を二杯も食えばそうなる.
こいつらは店の常連のくせに,米の高騰で苦しんでいる食堂の夫婦のことなんか知ったことかと言わぬばかりに丼飯を二杯も平らげた.
そいつらの恥知らずの阿呆面が情けなかった.
そして,米高騰のせいで苦境に立たされているこんな食堂が,各地のあちこちにあるのだろうなあと思った.

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