参議院はバカ者の府である
昭和三十年代,私が小中学生だった頃の日本では「参議院は良識の府」といわれていた.解散がなく任期が六年と長いことから,長期的な視点で公平公正な政策論議が期待されていたからである.
ところが昨今は,バカが大手を振って議事堂の中を闊歩している.
自民党の参議院議員の西田昌司のことである.
毎日新聞社説《西田議員「ひめゆり」発言 沖縄の尊厳傷付ける暴論》[掲載日 2025年5月9日] から下に引用する.
《歴史に向き合わず、沖縄県民の尊厳を傷付ける暴論であり、許されない。ただちに撤回し、謝罪すべきだ。
ひめゆり平和祈念資料館の前にある「ひめゆりの塔」。手前のガマでは沖縄戦時、米軍のガス弾攻撃で学徒隊の生徒、教師ら80人以上が亡くなった=沖縄県糸満市で2024年6月2日、遠藤孝康撮影
先の大戦末期に動員され、沖縄戦で犠牲になった学徒隊の生徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」についての西田昌司・自民党参院議員の発言である。
憲法記念日に那覇市で開かれた会合で「日本軍が入ってきて、ひめゆり隊が死ぬことになった。アメリカが入ってきて沖縄は解放された。そういう文脈で(展示の説明を)書いている」と述べた。「歴史の書き換え」に当たると持論を展開した。
発言が物議を醸した後の記者会見では、塔を訪れたのは20年以上前であり「展示の文章は覚えていない」などと弁明した。あいまいな記憶に基づいて沖縄の人々の取り組みをおとしめる発言をすることは、政治家として無責任と言うほかない。
ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳(ちょうけい)館長は、西田氏が主張するような説明は「過去も現在もない」と否定し、「ないことをあるように言っている」と指摘した。》
西田議員は《「日本軍が入ってきて、ひめゆり隊が死ぬことになった。アメリカが入ってきて沖縄は解放された。そういう文脈で(展示の説明を)書いている」》と述べたが,沖縄戦について西田議員と似たような意見を持っている者は,自民党には他にもいる.沖縄が,ヒロシマ,ナガサキと共に戦後長らく反戦運動の中心地だったからである.
だがしかし西田議員の意見は,上に示した毎日新聞や朝日新聞の記事とは別の観点からしても,まともなものではない.
次の動画を観るとよくわかる.
日テレNEWS《「非常に不適切だった」自民・西田議員、ひめゆりの塔めぐる発言を謝罪》
西田議員は謝罪会見で,事もあろうに「ひめゆりの塔」を「ひまわりの塔」と言ったのである.

この動画にははっきりと「ひまわりの塔」という発音が録音されている.(日テレNEWSの字幕では「ひまわりの党」となっているが,これは自民党とか参議院とかの単語に引きずられて生成したものだろう)
国民諸兄は,こんな馬鹿者が参議院議員であることを悲しもう.

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