捨て猫がなくならないのは,裁判所が無罪にするからだ
Hint-Pot《「捨て猫は犯罪です」猫の遺棄に保護猫カフェが怒り、警察介入も 安易な保護ができない切実事情》[掲載日 2025年4月8日] から下に引用する.
《「捨てた人間は絶対特定してやるので覚悟してください」。厳しい言葉で猫の遺棄を非難する内容の投稿がネット上で拡散、物議を呼んでいます。投稿者は愛知・豊川市で保護猫カフェ「tormenta」を運営する益田凌平さん。野良猫の保護活動を行う同店では、個人からの引き取りは受け入れていないものの、店の前に捨て猫が一方的に押し付けられる形で遺棄されていたといいます。背景には、捨て猫の保護が運営の大きな負担となっているという事情も……。「tormenta」オーナーの益田さんに、投稿に込めた真意を聞きました。
◇ ◇ ◇
動物愛護法では、愛護動物の遺棄は1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられている
「拡散希望 朝からお店の前に捨て猫ですか。捨てた人間は絶対特定してやるので覚悟してくださいね フォロワー様へ 大変申し訳ないのですが拡散頂けますと幸いです 犯人さん、24時間猶予をあげます。捨て猫は犯罪です。営業妨害や各種民事訴訟されたくなければお早めに名乗り出てください」(以下省略)》
益田凌平さんの《捨てた人間は絶対特定してやるので覚悟してくださいね フォロワー様へ 大変申し訳ないのですが拡散頂けますと幸いです 犯人さん、24時間猶予をあげます。捨て猫は犯罪です。営業妨害や各種民事訴訟されたくなければお早めに名乗り出》ろという怒りはまことにもっともである.
しかし,捨て猫する犯罪者はなくならない.
なぜか.
益田さんのようなかたに対して多くの警察官はたいへん協力的であるが,犯人が特定されても処罰されることは希である.
それはなぜか.
警察が送検しても,検察が敢えて起訴しないからである.
なぜ検察は捨て猫したやつを意図的に不起訴にするか.
それは裁判所が無罪にしてしまうからである.
無罪になるとわかっている事件を起訴する検察官はいない.起訴したのに無罪になってしまうと,それは検察の失態になるからである.
この事実は,動物愛護法違反の可能性があるとして警察に検挙された事件がその後どのようになったか,ウェブ上のデータを調べると歴然としているので,愛玩動物を家族として愛する人たちはぜひデータを検索して読み込んで頂きたい.この資料探しは難しくない.
我が国の裁判所は,いまだに犬や猫を捨てることを,ゴミの不法投棄と同様に扱っている.
裁判官にとって犬や猫は,生命ではなく,飼い主の財産である物品扱いなのである.
従って,微罪である不法投棄の初犯は無罪である.
このような状況を環境省は,動物愛護法を整備すれば足れりとして,長年にわたり放置している.
その結果,動物愛護法はなるほど整備されたが,しかし裁判官は,捨て猫の初犯は無罪だという過去の裁判結果を決して逸脱しない.
すなわち現行動物愛護法はザル法である.
そしてザルにしているのは環境省と裁判所である.
益田さんの怒りを共有して投稿を拡散する皆さんは,ぜひとも警察を激励し,検察を叱咤し,裁判所に怒りをぶつけて欲しい.

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