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2025年1月 6日 (月)

米国の人道主義はカネでどうにでもなる

 共同通信《イスラエルに武器売却へ 米政権、1兆円相当》[掲載日 2025年1月4日] から下に引用する.
 
米ニュースサイトのアクシオスは3日、バイデン政権がイスラエルに対する中距離空対空ミサイル(AMRAAM)やヘルファイア空対地ミサイルなど80億ドル(約1兆2500億円)相当の武器売却を議会へ非公式に通知したと報じた。バイデン政権が承認するイスラエルへの最後の武器売却になるとみられる。
 バイデン氏は親イスラエル姿勢を貫き、退任間近に大規模売却に踏み切る。イスラエル軍が攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザの人道危機が悪化する中、民主党の一部議員は売却を条件付きにするよう求めたが、バイデン氏は拒否したという。
 
 ネタニヤフ率いるイスラエルの極右政権は,米国大統領選でトランプ勝利がほぼ確実になった時点で,バイデン大統領とのパイプ役であったガラント国防相を更迭し,死に体となったバイデンを切り捨てて,ガザ地区における戦闘についてはトランプと協議するようになった.
 民主党も共和党も,共にイスラエル・ロビーの資金力の支配下にある点では同じだが,民主党としては,イスラエル・ロビーと共和党の関係が密接になることは面白くない.
 バイデンは「今後とも民主党への政治献金のことは頼みますよ」という意味でネタニヤフに最後のプレゼントをしたのであろう.
 バイデン政権はこれまで,ガザ地区における停戦とかガザ地区の人道状況とかもっともらしいことを広報してきたが,その裏でイスラエル極右政権に武器兵器を注ぎ込んできた.米国国民が口にする「人道」の嘘さ加減に呆れる.
 (参考記事;NHK NEWS WEB《切っても切れないアメリカとイスラエル“特別な関係”なぜ?》[掲載日 2024年10月23日])
 
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