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2024年12月18日 (水)

消費者志向ゼロ

 スーパーで「マネケン ベルギーワッフル ココア」を買った.おいしそうだなあと思って買ったら,やはりおいしかった.
 それはいいのだが,パッケージ (アルミ蒸着袋;一般には「プラごみ」と呼ばれる;PE, PP, PET製) の内側に小袋包装された食品品質保持剤「アンチ・モールド・テンダー」 (エタノール吸液ポリマー;エタノールを蒸気を発散して食品のカビを防止する) が貼り付けてある.
 私の住んでいる横浜市では,この種のパッケージは「プラスチック資源」として,他のものときちんと分別して捨てなければいけない.
 そこでパッケージから小袋の食品品質保持剤を取り外そうとしたのだが,指で引っ張ったくらいではビクともしない.
 仕方ないのでペンチで小袋を挟んで力まかせに引っ張ったら,バリッと音を立てて食品品質保持剤が破壊された.
 そしてパッケージには,おそらくアクリル系と思われる超強力型粘着ゲル (直径5mm x 厚さ1mmほどの円形) が貼り付いたまま残った.
 このパッケージに貼り付いたままの粘着剤が非常に強く貼り付いていて,除去できない.
 止むを得ず,鋏で粘着ゲルが貼り付いている部分をパッケージから切り取り,パッケージは「プラスチック資源」,切り取った粘着剤部分は「燃やすごみ」に分別して捨てることにした.
 で,私の言いたいことは「マネケン ベルギーワッフル ココア」の製造者 (ローゼン製菓株式会社能勢工場;大阪府) は,消費者がごみの分別をする手間のことなんか全然考えていないということだ.
 アクリル系粘着ゲルには,強力に貼り付いてしまうタイプと,剥がそうと思えば簡単に剥がれるタイプがある.
 アクリル系粘着ゲルは家庭でもよく使われるものなので,種類があることはほぼ常識だ.
 しかるに,なぜローゼン製菓は,パッケージ内側に食品品質保持剤を貼り付けるのに超強力タイプの粘着ゲルを採用したのか.
 たぶん,この会社は包装資材の選定に際して,消費者がごみを分別して捨てる作業のことを,なーんにも考えていない.
 粘着ゲルがよいか,両面テープが適当か,そしてそれらの粘着力は強力タイプがよいか弱い粘着力のタイプが適しているか,実験をせずにテキトーに決めたのに違いない.
マネケン ベルギーワッフル ココア」はおいしいけれど,環境意識の低い会社の製品なんか買ってやるもんかと思う.
 
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