火事場泥棒イスラエル /工事中
先々月の当ブログの記事《復讐するは神の仕事にあらず ユダヤの民がこれを行うとイスラエルは言う》[掲載日 2024年10月5日] に,極右国家イスラエルによる侵略戦争について書いた.下に一部を再掲する.
《イスラエル軍は先月の十日,イスラエルがみずから「人道エリア」として住民の退避先に指定したガザ地区南部のハンユニスに空爆を行ったと得意げに発表した.一ヶ所に集めて殺すのが効率がいいと言わんばかりの行為だ.
これまでもイスラエルは,住民を「安全だ」と誘導した地域に爆撃を行って,騙し討ちをしてきた.
卑劣極まりないが,ネタニヤフとイスラエル極右国民たちは,ガザ地区の住民たちが全滅するまで殺戮を続けるだろう.
その次はヨルダン川西岸のパレスチナ人を滅ぼすだろう.
同時進行で,イスラエルはレバノンの人々を殺戮し,レバノンを占領するだろう.国土の八割が砂漠であり農地の少ないイスラエルにとって,レバノンは喉から手が出るほど欲しいのだ.増え続ける国民の住む植民地も必要だ.それにはレバノンが最適である.
このようなイスラエルの邪悪な欲望の犠牲となったレバノン人は難民となってシリアに逃げるだろう.しかしそれはイスラエルの思う壺である.
イスラエルがレバノンの次にシリアを侵略する口実となるからだ.
イスラム教徒を殺せ,殺せ,殺しまくれ,がイスラエルの国是である.
ユダヤ人たちはそのうちガス室を作るのではないか.
それでもアメリカ政府はイスラエルを支持するか.武器を供給するか.
答えはイエスだ.世界中が非難してもイギリスと共にイスラエルを支持し,武器弾薬を送るだろう.米国に住むユダヤの民は民主党のスポンサーだからである.
民主党は,大統領選に勝って政権を維持するためには,イスラエルの侵略戦争を共に戦うしか術がないのである.
民主党が望むのは,正義よりも権力である.
こうして米国は,ウクライナを侵略するロシアを非難する大義名分を失った.》(再掲した文章中の着色強調は当ブログの筆者が行った)
上の文章を書いた時点 (10/5) では,シリアのアサド政権はまだ崩壊していなかったが,反政府勢力の攻撃を受けてアサドがロシアに亡命し,アサド独裁政権は倒れた (12/8).
これに関するイスラエルの行動について毎日新聞《シリア領侵入のイスラエル軍、首都に迫る 占領地拡大の動きか》[掲載日 2024年12月10日] から下に引用する.
《ロイター通信は10日、シリア治安筋らの話として、占領地ゴラン高原の非武装地帯(DMZ)を越えてシリア領内に侵入したイスラエル軍が、首都ダマスカスの南西約25キロ地点まで到達したと報じた。
イスラエル軍は8日にシリア側に侵入し、ヘルモン山の山頂などを制圧。ヘルモン山はシリア側を見渡せる軍事的要衝で、イスラエルのサール外相は9日、「限定的で一時的なものだ」と主張し、侵入は過激派組織の動きを監視するためだとしていた。
ただ、シリアのアサド政権崩壊の混乱に乗じた占領地拡大の動きの可能性もあり、サウジアラビア外務省は声明で「シリアの安全保障の回復の機会を台無しにするものだ」と非難した。
一方、イスラエル軍は反体制派に武器などが渡るのを防ぐためとして、シリアの軍事基地などを空爆している。サール氏は9日、軍がシリアの化学兵器や長距離ロケット弾の備蓄が疑われる場所を標的にしたと説明した。空爆は今後、数日は続く見通しという。》(再掲した文章中の着色強調は当ブログの筆者が行った)
イスラエルはシリア侵攻開始後に合計480回の空爆 (CNNによる) を行い,シリア海軍を殲滅したという (イスラエル側発表).
このイスラエル軍のシリア侵攻に,米軍も歩調を合わせてシリア国内に空爆を行った.
アサド政権が崩壊するとただちに,少し意外だったのだが,トランプ米国次期大統領がシリア内戦に不介入を宣言した.シリア内戦介入は米国の利益をもたらさないから「アメリカ・ファースト」ではないという理由である.
トランプとしては筋を通したのであるが,これはイスラエルにも対シリア開戦に自重を求める意味合いがある.
ところがバイデン現大統領はシリア内戦介入の姿勢を明らかにした.
これは,現在のところ関係が冷え切っているネタニヤフ・イスラエル大統領に関係修復のサインを送ったものとみられる.
「一緒にシリアを侵略しようぜ」というわけで,まことに愚かとしか言いようがない.
これではトランプが言う「戦争を始めるのは民主党,終わらせるのは共和党」という宣伝 (事実ではないが) に手を貸すものだ.
| 固定リンク
「新・雑事雑感」カテゴリの記事
- シュトレンを食べてみたい(2025.12.09)
- 私の誤字センサー (47)(2025.12.08)
- トイレの上座(2025.12.05)

最近のコメント