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2024年10月 4日 (金)

地獄への道

 恰も,志を半ばで自死したヒトラーが魔界から転生したかのようなネタニヤフ.
 かつての「世界に冠たる」ゲルマン民族にも似た選良意識を持つに至ったユダヤの民が,怒りと復讐の神の名においてイスラム社会を侵略している.
 この状況下,幼い子供たちを惨殺する極悪非道のイスラエルに対する批判の矛先を,SNSユーザーたちは著名な杉原千畝に向けている.
 
 第二次大戦時,ヨーロッパのユダヤ人たちはナチスの手から逃げようとしてリトアニアの日本領事館に助けを求めた.
 この時に,本国からの指示を無視してユダヤ人たちにビザを発給し続けたのが杉原千畝である.
 杉原によって命を救われたユダヤ人たちが,今はガザ地区の人々を殺せと叫んでいる.
 SNSユーザーたちの怒りが杉原に向くのは無理ない成り行きのように思われる.
 しかしこの事態に際して,杉原の真意を再度明らかにしようとの試みが放送された.
 動画と番宣サイトからの引用を下に紹介する.見逃し配信環境をお持ちのかたは配信をご覧いただきたい.
 
NHK《祖父はユダヤ人を救った〜ガザ攻撃と“命のビザ”〜》[初回放送日:2024年9月28日]
ガザの軍事衝突で増え続ける犠牲。今、第二次大戦中に日本人が下した決断の意味が問われている。ナチス・ドイツに追われた多くのユダヤ人に独断でビザを発給し、命を救った外交官・杉原千畝。「なぜ救ったのか?」といった批判が今SNSなどで相次いでいるのだ。千畝が遺した「どんな民族でも僕は助けた」という言葉。孫のまどかさんは、“助かった命”と“助からなかった命”をたどり、人道主義の意味と向き合おうとしている。
 
NHKスペシャル《「どんな民族でも僕は助ける」杉原千畝の思いに触れる旅 | 祖父はユダヤ人を救った~ガザ攻撃と“命のビザ”~
 
どんな民族でも僕は助けた》は人道主義者杉原千畝の信念に違いない.
 そして人間の善意に基づく杉原の信念を,私たちは疑ってはならない.
 だが,善意でなされた行為であったとしても,その行為により意図せざる結果が招かれるものなのだ.
 欧州ではこれを“The road to hell is paved with good intentions”という.
 
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