宗教が政治を支配する国家 /工事中
先日掲載した《復讐するは神の仕事にあらず ユダヤの民がこれを行うとイスラエルは言う》(10/5) に私は次のように書いた.
《これまでもイスラエルは,住民を「安全だ」と誘導した地域に爆撃を行って,騙し討ちをしてきた.
卑劣極まりないが,ネタニヤフとイスラエル極右国民たちは,ガザ地区の住民たちが全滅するまで殺戮を続けるだろう.
その次はヨルダン川西岸のパレスチナ人を滅ぼすだろう.
同時進行で,イスラエルはレバノンの人々を殺戮し,レバノンを占領するだろう.国土の八割が砂漠であり農地の少ないイスラエルにとって,レバノンは喉から手が出るほど欲しいのだ.増え続ける国民の住む植民地も必要だ.それにはレバノンが最適である.
このようなイスラエルの邪悪な欲望の犠牲となったレバノン人は難民となってシリアに逃げるだろう.しかしそれはイスラエルの思う壺である.
イスラエルがレバノンの次にシリアを侵略する口実となるからだ.
イスラム教徒を殺せ,殺せ,殺しまくれ,がイスラエルの国是である.
ユダヤ人たちはそのうちガス室を作るのではないか.》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
上に書いたように私は,イスラエルはレバノンを占領したのちにシリアに戦線を拡大すると予想していた.
しかし事態は私の予想より速やかに進んでいる.
時事ドットコムニュース《イスラエルがダマスカス空爆、民間人7人死亡 シリア》[掲載日 2024年10月9日] から下に引用する.
《【ダマスカスAFP=時事】シリア政府は、8日のイスラエルによる首都ダマスカスへの空爆で民間人7人が死亡したと発表した。人権監視団体は、標的になったのはイランの革命防衛隊とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが使用している建物だったとしている。
シリア国防省によれば、ダマスカスのマッジ地区にある住宅や事業所が入ったビルが空爆され、女性や子ども犠牲となった。捜索・救助活動が続いているため、死者数は暫定的なものだという。
英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団」は、「イスラエルは革命防衛隊とヒズボラの幹部が頻繁に訪れる建物と、その前に駐車していた車を狙った」と指摘した。
同NGOのラミ・アブドルラフマン所長は、9人が死亡し、そのうち5人は子どもを含む民間人だと述べた。
また、少なくとも2人は外国人だとしたが、国籍については言及していない。
在シリア・イラン大使館は、死者の中にイラン人はいないとしている。
シリア外務省は8日、「無防備な民間人に対するこの残虐な犯罪を最も強い言葉で」非難すると述べた。さらに、イスラエルが中東地域を「壊滅的な結果をもたらす対立」に引きずり込むのを阻止するために、「今すぐ対処」すべきだと訴えた。
AFPTVの動画からは、攻撃された建物が煙に包まれ、建築部材やねじ曲がった金属片が地面に散乱している様子が確認できる。
AFP特派員は、建物の1~3階部分が破壊され、近くの車約20台ががれきで損傷しているのを確認した。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
敵国に最も強い打撃を与える攻撃は,子供を殺すことだ.
子供を殺してその国の未来を破壊することだ.
これが,ガザ地区の破壊によってネタニヤフが実証しようとしている方法論である.
《9人が死亡し、そのうち5人は子どもを含む民間人》はネタニヤフの目論見通りだが,恐ろしいのは米国民主党の議員がネタニヤフを支持している事実である.
先日放送されたNHK《国際報道2024》で,油井秀樹キャスターが,アメリカ合衆国議会議事堂の中からレポートを中継放送したのであるが,その映像は驚くべきものだった.
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