小泉進次郎の側近政治
ZAKZAK《長谷川幸洋「ニュースの核心」 経験不足の〝最有力候補〟に総理の重責務まるか 小泉進次郎氏が総裁選出馬を正式表明 「どれほど有能な側近で周囲を固められるか」が鍵》[掲載日 2024年9月6日] から下に引用する.
《自民党の小泉進次郎元環境相(43)は6日、東京都内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明する。これまで、派閥裏金事件を受けた「党改革」や、党是である「憲法改正」への見解は一部披露されたが、「選択的夫婦別姓制度の導入賛成」など、岸田文雄政権で離脱した「岩盤保守層」が警戒しそうな一面もある。知名度の高さから最有力候補といわれるものの、小泉氏には重要閣僚や党4役の経験はない。中国やロシア、北朝鮮が軍事的威嚇を繰り返すなか、冷酷かつ狡猾な独裁者を含む世界各国のリーダーらを相手に、日本のかじ取りを任せられるのか。ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、小泉氏の「経験不足」「力不足」に迫った。
自民党総裁選は「小泉進次郎氏が最有力」との見方が広がっている。だが「小泉氏に内閣総理大臣の重責が務まるのか?」という懸念があるのも確かだ。小泉政権が誕生するなら、まずは「どれほど有能な側近たちで周囲を固められるか」が鍵を握る。(以下略)》
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は《どれほど有能な側近たちで周囲を固められるか》が鍵だ (脚註) と言うが,国民的人気はあるが実際のところほとんど閣僚経験がない一介の政治家であって側近のいない小泉進次郎のために,誰が有能な側近を官僚機構の中から選抜して用意してくれるのか.
それは菅義偉に違いないと国民は知っている.
つまり小泉進次郎内閣は,かつての菅義偉内閣の劣化コピー,菅義偉系側近政治になるに違いない.
(脚注)
小泉進次郎は総裁選立候補にあたって,いわゆる「年収の壁問題」(年収106万円未満の人は厚生年金を払っていない) につき,現行制度を廃止すると述べた.
この公約は,年収106万円未満の低収入の人からカネを巻き上げることを意味する.
これについて,本人は自分が何を言っているかを理解していないのだと,京都大学大学院の藤井聡教授はコメントした.(東スポWEBの記事)
小泉にまともなブレーンがいればこんなアホな公約はしなかったはずで,長谷川幸洋氏の「《どれほど有能な側近たちで周囲を固められるか》が小泉総裁実現の鍵である」は総裁選前に早くも立証されてしまった.まともなブレーンがいない小泉が哀れである.
総裁選立候補の公約くらい,菅義偉に事前に相談したらどうだと言いたい.
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