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2024年9月 1日 (日)

阿川佐和子さんはジョークのつもりだったのか

 サンケイスポーツ《山崎怜奈、自民党総裁選立候補意向の小泉進次郎氏の外交は「日本語ですらわからない論法で大丈夫なのか」》[掲載日 2024年9月1日] から下に引用する.
 
元乃木坂46の山崎怜奈が1日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。自民党総裁選(12日告示、27日投開票)について私見を述べた。
 立候補する意向の小泉進次郎元環境相の話題で、津田塾大教授で哲学者、萱野稔人氏が外交面で米大統領選に立候補しているトランプ氏、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩総書記を挙げ、「この人たちと渡り合うとなると小泉さんは軽量級だなと思ってしまいますね」と指摘。一方、エッセイストの阿川佐和子は「個人的な発言ですが、小泉さんの話のわかりにくさは外国の人たちには逆にいいんじゃないかなって。何言ってるか分からない日本人って。日本人、言ってること分からないという方が強みになるんじゃないか」。タレント、大竹まことも「俺もそう思う。小泉さんは何と言っているかと言うと『常に心掛けているのは自分の話している言葉に体温と体重を乗せるんです』と言ったんだよ。外国の人が聴いたら驚くよ?」と同調した。
 山崎はこの見解に待ったをかけるかのように、「総裁や党の代表になる人は・・・アメリカの次の代表が、ハリスさんになるかトランプさんなるか全然、全く逆じゃないですか。その中で外交についてやっていかないといけないとなると、党内だけでも国内だけでもなく、世界で国際政治の場でハンドリングしていかないといけない。それが求められてくるとなると、日本語ですらわからない論法で大丈夫なのかとすごい思います」と疑問を投げかけていた。
 
 都知事選に出た泡沫候補の石丸伸二に「女子供」呼ばわりされて山崎怜奈さんがダメージを受けているとのスポーツ新聞記事があったが,どうしてなかなか意気軒高である.
 
総裁や党の代表になる人は・・・アメリカの次の代表が、ハリスさんになるかトランプさんなるか全然、全く逆じゃないですか。その中で外交についてやっていかないといけないとなると、党内だけでも国内だけでもなく、世界で国際政治の場でハンドリングしていかないといけない。それが求められてくるとなると、日本語ですらわからない論法で大丈夫なのかとすごい思います
 
 このように彼女が述べた率直な意見は国民の多くが思っているのと同じだ.
 これに対して阿川佐和子さんの見解 (↓) は,バラエティ番組ずれしているというか,もう少しまともなことは言えないのかと鼻白むしかない.
 
個人的な発言ですが、小泉さんの話のわかりにくさは外国の人たちには逆にいいんじゃないかなって。何言ってるか分からない日本人って。日本人、言ってること分からないという方が強みになるんじゃないか
 
言ってること分からないという方が強みになるんじゃないか》は,いい歳こいてあまりにもオフザケが過ぎて,若い山崎怜奈さんと比べて情けない.バカであることが政治家としての強みになるわけがないじゃないか.ジョークになっていない.
 外国首脳との会談において,彼ら首脳たちが,小泉進次郎の《言ってること分からない》以前に,小泉の発言を通訳者は英語にすることができない.
 小泉進次郎の日本語は主語と述語が曖昧である (たぶん小泉本人もよくわかっていない) から,英語にできないのである.
 だから阿川さんの《言ってること分からないという方が強みになるんじゃないか》はまるでジョークになっていない.
 つまり,山崎怜奈さんは「小泉構文」の何たるかを理解しているが,阿川さんはまるでわかっていない.阿川さんてこんなにアホだったっけ.
 
 大竹まことの《俺もそう思う。小泉さんは何と言っているかと言うと『常に心掛けているのは自分の話している言葉に体温と体重を乗せるんです』と言ったんだよ。外国の人が聴いたら驚くよ?》は阿川さんの《言ってること分からないという方が強みになるんじゃないか》に同調したのではない.いわゆる「小泉構文」あるいは「ポエム」は英語に通訳できないということを指摘したのである.
 
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