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2024年9月11日 (水)

嘘つき管理栄養士「小玉奈津実」

「士」が付く資格の中で,際立って嘘つきが多いのは管理栄養士である.
 そんな嘘つき管理栄養士の一人である小玉奈津実の書いたバカ記事を紹介する.(小玉奈津実のプロフ)
 ヨガジャーナルオンライン《「納豆×かつお節」意外と美味しい…だけじゃない。得られる栄養効果とは?管理栄養士が解説》[掲載日 2024年2月21日] から下に引用する.
 嘘つきは,嘘がバレると記事を書き直したりするので,スクリーン・ショット (9/11作成) も載せておく.
 
納豆のグルタミン酸×かつお節のイノシン酸でうま味UP!
 納豆はうま味成分「グルタミン酸」が豊富に含まれています。
 納豆のネバネバの主成分の「ポリグルタミン酸」は、主にグルタミン酸が鎖のように結合したものです。納豆をよくかき混ぜることで、ポリグルタミン酸がグルタミン酸に分離され、うま味が増すといわれています。そして、このグルタミン酸とうま味の相乗効果が発揮される組み合わせが「イノシン酸」と示唆されています。イノシン酸は、肉や魚に多いといわれていますが、特にかつお節に豊富に含まれています。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
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 ポリグルタミン酸は,グルタミン酸を重合単位とするポリペプチドの一種である.下に構造式を示す.(Wikipedia【ポリグルタミン酸】から引用;パブリックドメイン画像)
 
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 ポリグルタミン酸は,構成アミノ酸 (グルタミン酸) にD体とL体が混在しているため,通常のペプチダーゼでは分解されにくい.(上図において * は不斉炭素を示す)
 すなわち,D体を含む重合単位の箇所では酵素が作用しないのである.
 麹菌を用いて分解酵素のスクリーニングが行われたが,部分分解酵素が得られたのみであった.(上田ら「γ-ポリグルタミン酸分解活性を有する麹菌のスクリーニング」(日本食品工業学会誌35巻,1988,5号)
 従ってポリグルタミン酸を完全に分解してグルタミン酸を得るためには,強酸性または強アルカリ性下で強固なアミド結合を加水分解するしかない.
 ましてや,箸でかき混ぜる程度の物理的な作用で,この強固なアミド結合を切断することは不可能である.
 つまり《納豆をよくかき混ぜることで、ポリグルタミン酸がグルタミン酸に分離され》ることはない.
 
 化学結合の何たるかの理解は,高校化学の基礎である.
 嘘つき管理栄養士の小玉奈津実は,箸で加水分解はできないことを,高校に戻って勉強し直しなさい.
 
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