モモちゃんを鷹で守ったらどうですか
読売新聞《ロバのモモちゃん、巣作りのカラスに毛をむしられる…ポニーの抜け毛を近くに置いたら意外な効果》[掲載日 2024年4月23日] から下に引用する.
《休園中の甲府市遊亀公園付属動物園で、飼育されているロバのモモちゃん(16)の毛がカラスにむしられ、腰のあたりが薄くなった。毛を巣の材料にするため、おとなしい性格のモモちゃんが狙われたとみられる。被害に気付いた飼育員が、近くにポニーの毛を置いたところ、被害は減少した。来年も同様にモモちゃんを守る対策をしていきたいとしている。(山岸愛花梨)
同園によると、カラスがやってきたのは、3月末頃~4月上旬頃。毎年、主にポニーの毛を取っているというが、今年は、モモちゃんの飼育場所に近いカシの木に巣を作り、執拗(しつよう)に毛をつまんだという。
モモちゃんはおとなしい性格で、カラスを追い払うこともしなかった。モモちゃんと共にアメリカンミニチュアホースのボクちゃんも飼育されているが、気が強くすぐに動くため、モモちゃんに被害が集中したとみられる。
被害を見て、近くにあるポニー舎に、ブラッシングの際に出るポニーの冬毛を置いたところ、カラスが実際に毛を運んでいる様子も見られ、モモちゃんへの被害も減ったという。4月中旬になっても、モモちゃんの腰あたりの毛は薄くなってしまっている。
飼育員の藤波浩司さん(52)は、冬毛は軟らかく、卵がすべらず、保温性も高い良い巣材として持っていったのではないかと予想している。
同園によると、ポニーは5月以降、新しく完成したポニー舎に引っ越す予定。モモちゃんは来春も同じ場所に残る可能性があるという。藤波さんはカラスに対し「モモちゃんの毛が薄くなってしまうので、ほどほどにしてほしい」と話し、来年も飼育員たちでポニーの毛を置いてモモちゃんの毛を守りたいとしている。》
テレビの動物番組でよく紹介されているのだが,カラスの学習能力は非常に高いらしい.
件の動物園の飼育員は《モモちゃんの毛が薄くなってしまうので、ほどほどにしてほしい 》と言うが,「ほどほど」とはどういう神経か.とても飼育員とは思えぬ.
モモちゃんの毛が半分抜かれてもいい,とか三分の一ならいい,というのか.モモちゃんがかわいそうだ.
それに,《来年も飼育員たちでポニーの毛を置いてモモちゃんの毛を守りたい》と述べているが,それはモモちゃんの毛を守ることにはならぬ気がする.
カラスたちは「この動物園の人間は巣の材料を提供してくれるいい人たちだ」と学習し,その学習経験を仲間に伝達し,翌年またその翌年と巣の材料を求めて動物園にやってくるカラスが増え続け,遂にはあたり一帯を埋め尽くす大群となってヒチコック監督作品「鳥」のようになったらどうすんだ.
先日のテレビ番組 (NHK《サラめし》) で知ったのだが,現代の鷹匠の皆さんは,カラスなどの害鳥を追い払うことを業務にしているようだ.
カラスは学習能力が高いので,カラスが悪さをして困っている場所・地域で鷹を飛翔させるとカラスは寄り付かなくなるという.
そのテレビ番組には,鷹匠を志した若い娘さんが師匠の許で修行している様子が紹介されていた.
カラスを追い払う仕事がどんどん増えて,若い鷹匠が増えるといいなと思った.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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