コオロギだって役に立つ /工事中
集英社オンライン《〈食用コオロギ会社破産で再勃発〉“コオロギは食べるべきか”論争にて、かつて元農水大臣は記者に「食べる必要がないと思っています」「妊婦には禁忌とされている」と忠告》[掲載日 2024年2月14日] から下に引用する.
《やがて世界が直面するであろう「食糧危機」を見越しての“環境に配慮した次世代フード”は、まだまだ消費者には受け入れてもらえなかった……「食用コオロギ」の養殖や販売で世論を揺るがせた「クリケットファーム」(長野県茅野市)が親会社ごと倒産し、再び話題を呼んでいる。母体のIT企業「INDETAIL」(札幌市中央区)を含めたグループ3社の負債総額は2億4290万円にのぼり、昨年12月には家賃の支払いも滞っていたという。
札幌地裁が1月17日付でグループ3社の破産手続き開始を決定した。中核である「INDETAIL」の売り上げが減少する中、「クリケットファーム」の食用コオロギ養殖事業も軌道に乗らず、昨年末には事業停止していた。
札幌出身の起業家が2009年に「INDETAIL」を創業、スマホアプリ開発やソーシャルゲームの運営、ブロックチェーン開発など次々に新しい分野に参画。2021年8月に「クリケットファーム」を立ち上げて昆虫食ブームを巻き起こそうとしたが、わずか2年半で頓挫した形だ。》
二年半前に「クリケットファーム」が立ち上げられた時,朝毎読ほかの新聞各紙は昆虫食の将来性について大きく取り上げたが,「クリケットファーム」の倒産に関しては全く黙殺している.
起業から挫折までを追跡報道したのは上に引用した集英社オンラインだけだ.読売も朝日も毎日ほかも「クリケットファーム」の倒産をスルーしたのはなぜだろう.理由は二つ考えられる.
(1) 「クリケットファーム」は昆虫食ブームを巻き起こそうとしたが,世間ではむしろ逆に昆虫食に対する反感が巻き起こった.これにより昆虫食を好意的に取り上げた各紙とも,報道メディアとしての先見のなさを世間に晒してしまった.そこで,各紙は「クリケットファーム」の倒産を知らんぷりしてw,二年半前に昆虫食の将来性を囃し立てたことなど無かったことにしたいと考えた.
(2) 新聞各紙は,
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