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2024年1月14日 (日)

グチャグチャで見るからにまずそうな「炊飯器で作る浜田チャーハン」

 今年のテレビ朝日系《芸能人格付けチェック》が高視聴率だったそうだ.番組の内容が,若い人たちも私ら爺婆も楽しめるものだったからだろうと私は思う.
 
 今回の放送で話題になったのは「浜田チャーハン」である.
 自分で料理するひとには常識だが,一喫食分の量がどれくらいかで,調理に用いる調味料の量を変える必要がある.
 例えば中国料理店のシェフが作るチャーハンは,コースの終わり近くに出されるわけだから,中国風のスープ碗に軽く盛ったくらいが一人前だ.そして,コース料理を堪能したあとで,少量のチャーハンを食べて「おいしい」と感じる味付けにしてあるはず.
 これに対して,腕のよい町中華の大将が作るチャーハンは,18~20cm径の炒飯皿にドサッと盛った量が一人前だ.これとコースの一品としてのチャーハンとでは味付けの仕方が全く違うのは自然の成り行きである.
 出場した芸能人の殆どは「浜田チャーハン」を「おいしい」と感じて不正解になってしまったわけだが,しかし回答者の皆さんが中国料理のコースを堪能したあとであれば,中国料理店シェフのチャーハンを「おいしい」と感じて正解を出しただろうことは想像に難くない.
 で,なぜ「浜田チャーハン」が回答者たちに好評だったかであるが,それはおそらく浜田チャーハンに使用されたスリ身加工品,カネテツの「ほぼ」シリーズの手柄だろう.
 なぜなら,番組の中でほんの数秒間,浜田が中華鍋でチャーハンを作るシーンが流れたが,浜田の動作は全く「炒める」という動きになっていなかったからである.すなわち「浜田チャーハン」は,そこら辺の町中華のチャーハンにも及ばぬものであったはず.
 回答者たちの「試食」はスプーン (散蓮華) にほんの少し載せたくらいの量で行われたのだが,その数倍の,普通の一口の量を回答者たちが食べたのであれば「浜田チャーハン」は,番組制作側が予定していた通りの,低評価に終わったに違いない.
 
 ところで,「メシマズ」系のひとの作る料理は奇想天外で,「浜田チャーハン」についても早速原型をとどめぬほどに奇想を凝らしたYouTube【炊飯器で作る浜田シェフの浜田チャーハン】がアップされた.
 動画を見るからにグチャグチャベタベタで,とてもチャーハンとは思えぬ出来だが,あろうことか投稿者は《ミシュラン越えとの噂》と書いている.
 それはいいとして,シャモジくらい買えよな.w
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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