無責任なのは米国である
読売新聞《「ガザを永久に統治」「ユダヤ人入植地を建設」…イスラエルの強硬発言に米国務省「無責任だ」》[掲載日 2024年1月4日]
《【エルサレム=福島利之】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ政権で、連立を組む極右政党の閣僚がパレスチナ自治区ガザの統治に関する強硬発言を繰り返している。「ガザを永久に統治する」などと述べ、右派の支持固めを狙っているとみられる。
極右政党「宗教シオニズム」を率いるベザレル・スモトリッチ財務相は1日の党の会合で、「イスラエルは安全を確保するためにガザを永久に統治しなくてはならない」と述べた。スモトリッチ氏は「ユダヤ人入植地の建設とともにイスラエル軍の常駐が必要だ」とも言及した。
イスラエルは2005年に占領コストの負担増などから、ガザの入植地を一方的に撤去させた。別の極右政党「ユダヤの力」を率いるイタマル・ベングビール国家治安相は1日の党の会合で、ガザのパレスチナ人住民を他国へ移住させる計画の策定を求めた。
ガザでの人道状況が悪化する中でのネタニヤフ政権幹部による相次ぐ強硬な発言に関し、米国務省は「扇動的で無責任だ」と非難する声明を出した。》
まず私たちが承知しているのは,《宗教シオニズム》や《ユダヤの力》だけがイスラエルの極右なのではないということである.
ネタニヤフ政権まるごと極右なのだ.「極右政党幹部」はネタニヤフの代弁をしているに過ぎない.
ここがイタリアとの違いである.
米英両国は長い年月をかけてイスラエル国民の極右化を進めてきた.それが現在の状態だ.
イスラエルによるガザ地区の完全な軍事制圧方針を米国が支持しなければ,停戦はすぐに可能となる.
そうならないのは,イスラエルがどんなに非人道的行為を行っても,米国がネタニヤフ政権を支持し続けるからで,それがわかっているから《宗教シオニズム》や《ユダヤの力》は言いたい放題なのだ.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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