なみだ恋
昨年十一月二十四日に伊集院静さんが逝去.享年七十三.昭和二十五年二月の生まれで,私とは生まれ月がひと月も違わない.
そしてひと月余をおいて十二月三十日には八代亜紀さんが逝き,去った.享年七十三.私よりも生まれが半年遅いのに,もう.
私が「なみだ恋」を初めて聴いたのは昭和四十八年の早春.当時,現在のようなカラオケ・システムはまだ世に無く,ハチトラ (8トラ) というカセット磁気テープの音楽再生装置が場末の飲み屋には置かれていた.
私はすぐハチトラの「なみだ恋」を自分の持ち歌にして,あっちの酒場で歌い,こっちのバーでも歌ってホステスさんたちの好評を博した.
私が飲み疲れて「もう帰る」と言うと,彼女らに「なみだ恋」を歌ったら帰ってもいい,と言われたものだ.
三年後のヒット「もう一度逢いたい」も私の十八番にした.
その後,八代亜紀さんはポップス調のバラードやジャズのスタンダードにまで歌唱の範囲を拡げていき,もはや素人がカラオケで真似できるレベルの歌手ではなくなった.
今夜は,PCに入れてある「なみだ恋」から「花束」までたくさんの歌を繰り返し繰り返し聴いて,歌手八代亜紀の在りし日を偲ぼうと思う.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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