アベルの豚まんをカインは許せなかった
MN鉄道ニュース《新幹線でトラブった話 第4回 【漫画】B席に座ったら、両隣の人が…》[掲載日 2024年1月3日]
《国内各地で路線網を広げ、仕事の出張や旅行など、さまざまな場面で利用される新幹線。年末年始・ゴールデンウィーク・お盆期間に大混雑が見られ、幅広い層が乗車するだけに、駅や車内でトラブルに巻き込まれた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
今回、マイナビニュース会員約300名を対象に、「新幹線でのトラブル」というテーマでアンケートを実施。実際に体験したというトラブルの内容についても聞いてみました。
いただいたエピソードをもとに、本誌の連載漫画「モンスターOKうるみ」を執筆する漫画家兼イラストレーター、菅原県さんの漫画で紹介します。》
《横3列の真ん中(B席)に座ったら、両隣の人が…
両隣の人の食べ物のニオイがきつかった》
ヒトは視覚と聴覚を主な感覚器官としていて,他の哺乳類よりも嗅覚は劣っているようだ.
鈍感なひとは腐敗した飲食物でも飲み込んでしまって食中毒にかかる.
それは困ったことだが,嗅覚が人並以上に鋭敏なのは生活の質をむしろ低下させてしまう.
そのため私たちは,生活の質低下を防ぐためのメカニズムを生来に備えている.
つまり,同じにおいを嗅ぎ続けていると,急速に感度が低下するのである.これを嗅覚疲労という.
もしそのような感度低下が起こらないと,新たに自分の周囲に漂ってきた弱いにおいを感知できなくなってしまうからである.
実際によく経験することだが,私たちは,遠くの方にある鰻屋から漂ってくるおいしそうなにおいを敏感に察知するが,いざ鰻屋の店内に入ると感度低下が起こり,自分の前に置かれた鰻蒲焼のにおいを適当な感度で楽しむことができる.
一般に嗅覚疲労は,数分で生じることが多い.肉まん界で最強のにおいで知られるあの551蓬莱の豚まんでも,数分でにおいに慣れて感じなくなる.
上に引用したマンガの登場人物は,嗅覚疲労が起きて実際には弁当のにおいを感じていないのに,「両隣のひとはおいしそうなものを食べているのに自分は何も食べ物を持っていない」ということからくる「妬み」によって,《両隣の人の食べ物のニオイがきつかった》という錯覚に陥っているのだ.仮に自分は両隣のひとの弁当よりずっと高価でおいしい弁当を持っていれば,その優越感から《両隣の人の食べ物のニオイ》は全く感じないであろう.
「妬み」の感情は不寛容の源泉である.
このマンガのような投稿がなされ,掲載され拡散されることは不寛容の時代の表れだろう.
昔から「金持ち喧嘩せず」という.「妬み」こそが争いの源なのである.(参照;Wikipedia【カインの末裔】)
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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