目くそが鼻くそに「恥ずべき発言だ」と言った /工事中
朝日新聞デジタル《共産・小池氏「麻生発言は過去最悪の暴言」 上川氏の外見への言及で》[掲載日 2024年1月29日] から下に引用する.
《■共産党・小池晃書記局長(発言録)
(自民党の麻生太郎副総裁が講演で、上川陽子外相について「そんなに美しい方とは言わない」と述べたのは)言語道断の発言だ。麻生さんは暴言を繰り返しているが、今までの暴言の中でも最悪ではないか。ルッキズム(外見至上主義)というか、本当に絶対にそんなことは口にしてはいけない。
一般社会においても今、当然のこと、常識ですよ。それを政治家、特に自民党の副総裁が言うということは、ジェンダー以前の問題だ。本当に非常識極まりない、恥ずべき発言と言わざるを得ない。撤回、謝罪すべきだ。(記者会見で)》
また,東スポWEB《共産・田村智子委員長 自民・麻生太郎副総裁をバッサリ「総理を経験した政治家からですね」》[掲載日 2024年1月30日] からも下に引用する.
《日本共産党の新しい委員長に就任した田村智子氏が30日、参院本会議の散会後、報道陣の取材に応じた。
自民党の麻生太郎副総裁は28日の講演で、上川陽子外相について「そんなに美しい方とは言わんけれど」と外見に関して発言した。さらに「おばさん」と呼ぶなどしてSNS上で炎上している。
男女の性差によって生じる格差を意味するジェンダーギャップに取り組む田村氏は、麻生氏が女性の容姿を揶ゆする発言を行ったことに、こう批判した。
「総理を経験した政治家からですね、ルッキズム(人の価値を外見だけで測る差別的な考え方)、いま大変、批判されているような言葉が出てくると。まじめにジェンダー平等に取り組んでいない姿勢が、にじみ出てきちゃたと思いますね」
その上で「(麻生氏の発言は)とても恥ずかしい、失礼な、そういう発言だと思います」と切り捨てた。》
日本共産党の小池書記局長は一昨年の党内会議で,会議出席者の氏名を読み間違え,田村智子副委員長兼政策委員長 (当時) にそれを指摘されたためにキレて,「間違っていない!」と田村氏を恫喝したことで知られる.
ひとの名前を間違え,間違っているのに「おれは正しい!」とキレるのは老人性の大脳前頭葉萎縮と思われた.
この時の会議の様子は出席者が動画を撮影し,これがリークされて党外に出た.(この動画は現在は検索しても見当たらない)
この事件を簡単に報じた産経新聞《共産・小池書記局長が謝罪 田村政策委員長を不当に叱責》[掲載日 2022年11月14日 13:32] から下に引用する.
《共産党の小池晃書記局長は14日までに、政策委員長も務める田村智子副委員長を不当に叱責したとして謝罪した。自身のツイッターで「5日の日本共産党地方議員・候補者会議の報告で、私が議員名を間違えたにも関わらず、司会の田村智子副委員長に、間違ってないと叱責し、威圧的な言動をとったことを深く反省しています。田村さんには会議後に謝罪しました」と明らかにした。
小池氏は「ハラスメント根絶をめざす党の一員として、今後たえず自己改革に努めます」ともつづった。》
この《不当な叱責》事件が党外へリークされた時,小池書記局長も田村政策委員長も,小池氏の《不当な叱責》について「パワハラだとの認識はない」と述べた.
しかし動画に記録されていた小池氏の田村氏に対する叱声は,叱声というより私たちが受ける印象はむしろ「恫喝」に近かったため,小池氏のパワハラであるとの批判が強まった.
これには動画を観た私も同意する.
この批判に対して,言い逃れはできないと観念したか,小池氏は自己批判に追い込まれた.誰が追い込んだかは,言うまでもなく志位委員長 (当時) だ.党内序列No.2の小池書記局長を自己批判させられるのは序列No.1の志位委員長 (現議長) しかいないからである.
さて,この事件における問題点は二つある.
FRIDAYデジタル《「党の未来のためです…」党員vs.共産党の「異例裁判」を起こす元共産党員が明かした決意》[掲載日 2024年1月30日]
《共産党は1月18日、志位和夫委員長(69)の退任を発表。後任に田村智子参議院議員(58)が就くこととなった。党として初の女性委員長で、実に23年ぶりとなる交代劇は近く衆議院選挙が行われることを見越したイメージ刷新を意図してのものだろう。しかし、新体制となって早速、党内から懐疑的な意見が噴出している。
元党員でジャーナリストの松竹伸幸氏(68)は昨年2月、「重大な規約違反があった」として党から除名された。11月に除名処分撤回を求める再審査を請求するも、今月の党大会で請求棄却されている。その決定に神奈川県議が異を唱えると、田村委員長は「全く節度を欠いた乱暴な発言」「問題の政治的本質を全く理解していない」などと激しい口調で畳み掛けた。この新委員長の発言に対して「パワハラ」を指摘する声が相次いだのだ。》
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