花を一輪挿しに生けてみた
十七年間を一緒に暮らした犬が逝ってからもうすぐ二ヶ月になる.
私の犬の死を悼んでくれた人たちからプリザーブド・フラワーや造花をいくつも頂戴したので,犬の遺骨と遺影を置いた手元供養の祭壇に飾っている.
プリザーブド・フラワーや造花も素敵ではあるけれど,まだ開かない蕾が付いている生花を買ってきて一輪挿しに生け,その蕾が開き,やがて枯れるという様子は,私たちの命というものに思いを寄せ,私が大切にしていた命を偲ぶのに相応しいのではないだろうか.
私が日常の買い物をするのはJR藤沢駅の周辺だが,駅南口に隣接した名店ビルの地下入口と,駅北口のデパート「さいか屋」の一階入り口に花屋さんがある.
少し前のこと.その二軒の花屋のうちの一軒でワンコインの小さな花束を買ってきて遺影の前に飾った.
やはり生花はいい.
毎日,祭壇の水入れに新しい水を入れることと,時々新しい花を飾ることを,私の犬が逝ったあとの新しいルーティンにしようと思った.
長いこと一緒に暮らした犬や猫が命を終えたあと,飼い主の心の持ちようには二つあるように思われる.
一つは「虹の橋の袂で飼い主の来るのを待っていてくれる」で,もう一つは「また生き変わって戻ってきてくれる」だ.
白熊便利軒 jose《猫の柄の話し》は後者.
胸にツンとくるやさしい物語である.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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