イスラエルの三光作戦
イスラエルによる連日のガザ地区空爆で,もうすぐ死者数が二万人になろうとしている.最近ではおよそ一日に千人ほどの人々がイスラエルによって殺されていることになる.
比喩として,ここに殴り合い殺し合っている二人の人間がいるとする.
なぜこんな殺し合いが始まったのかを考察するに際しては,どっちが先に手を出したのか,凶器を振るったのかを知らねばならない.
どちらが加害者で,どちらが被害者なのかは,「法の支配」の重要なファクターだからである.
その観点から見れば,加害者は明らかに米英二国とユダヤ人,およびそれを積極的に後押しした国連である.イスラエル建国の軍事行動がこの終わりのない殺し合いの最初の一撃だったことは,歴史的事実として否定が不可能である.
そのことを背景にして,イスラエル極右政府が,現在進行中のガザ地区殲滅作戦を開始した時,国連事務総長は「ハマスによるイスラエル攻撃は認めることができないが,歴史的経過も考慮する必要がある」と述べた.
するとイスラエルは,ただちに事務総長をナチス呼ばわりして反撃した.
それ以来,イスラエル軍は,学校など国連の施設をお構いなしに空爆して一般人を殺し続けた.国連職員も殺された.
この悲惨な事態に,各国世論がイスラエルを反人道的であるとして批判し始めた.
しかしイスラエル国民は,同国の極右政府を強く支持することをやめない.
イスラエルのシンクタンクの調査 (12/19) によれば,ガザ地区一般人を殺すことについて41%が強く支持し,40%が消極的に支持したと伝えた.殺し合いに反対する者は国民のたった二割しかいないのだ.
イスラエル軍が,ハマスに拉致されていた人質を「誤射」して殺しても,国民の極右政府支持はゆるぎない.
今のイスラエルはその狂信性において,かつてのナチスドイツである.大日本帝国である.
イスラエルによるガザ地区侵攻の当初から,多くの西側諸国のメディアは「米国政府はダブル・スタンダードである」と批判してきた.
ウクライナ支持とイスラエル支持は二律背反なのである.
イスラエルは西側陣営におけるロシアだからである.ネタニヤフはヒトラーでありプーチンだ.
そのためイスラエルのガザ地区侵攻が開始されてから,世界各国のウクライナ支持は急速に退潮している.
これを見て米国はようやく,このままではバイデン再選どころか民主党政権も難しいと気が付いたようだ.
ガザ地区の一般人殲滅作戦をやめて,ハマス幹部の殺害に絞ってはどうかとイスラエルに提案した.(NHK《【詳細】米・イスラエルの国防相 軍事作戦の縮小へ協議》[掲載日 2023年12月19日 19:18]》)
しかし,ガザ地区殲滅の後に,あわよくばヨルダン川西側を完全に手に入れようとしているイスラエル極右政府は,米国が作戦縮小を説得し始めても空爆の手を緩めない.
焼きつくせ,殺しつくせ,奪いつくせ.
イスラエルがやっているのは悪夢の三光作戦である.ここまでイスラエルの極右政府と国民を増長させた責任を米国政府は取らねばならない.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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