殺されたら殺し返す宗教たち
文春オンライン《「自爆テロを見ても、容赦がない」日本の知性・養老孟司(86)がどんな宗教よりも「仏教」を信頼する理由》[掲載日 2023年11月19日] から下に引用する.
《自爆テロを見ても、それに反対してテロ撲滅に動く人を見ても、そう思う。相手を殺しても、逆に自分が死んでも、ともかく「思うように」しようとする。もう勘弁してよと、体力のなくなってきた老人は思うが、容赦がない。
容赦という言葉は、西洋語やアラビア語になるんだろうか。魯迅だって、「水に落ちた犬を打て」と書いていたはずである。》
イスラエルのネタニヤフ首相は,現代に甦ったヒトラーである.
この悪鬼は「人命の尊さ」なんて言葉には耳を一切貸さない.国連事務総長だろうがWHOだろうが国境なき医師団だろうが,無視する.
この悪魔は,自分が支配している国民千二百人を殺されたことを理由にして,敵が支配しているパレスチナ人を全滅させようとしている.
イスラエル軍は一日にガザ地区の一般人百人を殺す.殺して殺して殺しまくる.容赦がない.
イスラエル軍は,ハマスに連れ去られた人質がどうなろうと構わぬ.あるいは罪のない子供や病人が死んでも構うものか.殺せ,殺せ,殺せ.
ハマスを全滅させると決めたら,最後の一人まで殺す.容赦がない.イスラエルは,現代に甦ったナチスドイツである.
イスラエルを相手に戦争をする軍事力もないくせに,小手先のテロを仕掛けて逆襲され,ガザ地区戦闘員全滅の危機に追い込まれたハマスの愚かさに,私も養老先生と同様,殺し殺される話はもう勘弁してくれと言いたい.
ただし,殺されたら殺し返す宗教は,ユダヤ教やイスラム教やキリスト教だけではない.養老先生が信頼する仏教も同じだ.
仏教徒が殺し合うミャンマーの悲惨な状況をみれば,それがよくわかる.
*********************************************
ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
| 固定リンク
「新・雑事雑感」カテゴリの記事
- 飲食店で食後に従業員に「ごちそうさま」と礼を言うことについて /工事中(2024.12.02)
- 斎藤知事の「公選法違反」案件に関する法律家&テレビコメンテーターたちの意見(2024.11.29)
- 横浜中華街にて(2024.11.27)
- 知ったかぶりする東国原英夫(2024.11.26)
- ウソを引用する際は「ママ」を入れなければいけない(2024.11.26)
最近のコメント