病み衰えた肉食ヒグマ哀れ /工事中
NHKスペシャル《OSO18 ”怪物ヒグマ”最期の謎》[初回放送日 2023年10月15日 21:00] は非常に興味深い内容だった.(リンク先はNHKプラス)
番組サイト《OSO18 ”怪物ヒグマ”最期の謎》[掲載日 2023年10月11日 10:37] から下に引用する.
《“怪物”と恐れられたヒグマ「OSO18」の最期は、あまりにもあっけないものだった。本来肉食ではないはずが牛を襲い続けるという特異性、罠を見抜く高度な知能、人間を極度に警戒する慎重さ・・・。しかし、その日は、人を恐れるそぶりも見せず、逃げることもなかった。夏の早朝の牧草地で寝そべっていたところ、経験の浅いハンターによって射殺された。それがOSO18だったと判明した時には、すでに骨や内臓などは処分され、肉はジビエとして全国各地に流通、人間の胃袋に収まっていた。世間の耳目を集めた謎のヒグマは、なぜそんな予想もしない形で最期を遂げたのか?病気で入院中に捕獲の一報を知らされた「特別対策班」のリーダーが再び立ち上がり、OSO18が命果てるまでの足取りを丹念に追い始めた。次第に見えてくる、“怪物ヒグマ”の知られざる真実とは。取材班は、その正体を解き明かす重要な手がかりをつかむことになった。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
《夏の早朝の牧草地で寝そべっていた》ヒグマを射殺した若いハンターは,犬歯を保存して,残りは解体業者に売った.
そのヒグマがOSO18だったと判明 (DNA分析) したあと,残しておいた牙を北海道立総合研究機構が分析したところ,OSO18の年齢は約9歳6ヶ月と推定された.
駆除後にいくつか謎が残された.例えば,
1. 極度に警戒心が強いとされていたOSO18が,なぜ草地に寝そべったまま逃げることなく射殺されたか.
2. 目撃者や解体業者はOSO18は高齢だとの印象を受けたとのことだが,実際には十歳以下の比較的若い個体だった.この齟齬は何を意味しているか.(ヒグマの寿命は20年~30年程度と言われている;札幌市《ヒグマの生態・習性》)
3. 前足の幅が18cmであることからOSO18と名付けられたのだが,射殺された個体の前足幅は20cmであり,肉球が腫れて形が異常を呈していた.これは何を意味するのか.
などである.
解体業者はOSO18から食用部を得たあと残骸を堆肥置き場に捨てた.
ここからが凄いのだが,番組のディレクターは,山のような堆肥の中を丹念に探して,遂にヒグマの骨を発見したのである.
NHKはこの骨の分析を福井県立大学に依頼した.窒素および炭素の同位体元素比を測定することにより,
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