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2023年8月20日 (日)

百日の説法が /工事中

 私の愛犬 (トイプードル) は人間でいえば八十歳.
 白内障が進んで,失明している.
 それでも家の中では失明前の記憶を頼りに動けるし,食欲旺盛なのが飼い主としては嬉しい.
 ただ,外へ散歩にはもう連れて行かない.草などで眼を突いたり思いがけない怪我が予想されるからだ.
 あと,これは本当に腹立たしいのだが,拙宅の近所には,人の通行が少ない生活道路でも平気でタバコのポイ捨てをするやつがいて,嗅覚が衰えた私の老犬はそいつらの吸い殻を誤食してしまう可能性があるからだ.(私はかつて喫煙者だったが,吸い殻のポイ捨てはしたことがない)
 
 犬種によっては毎日の適度な運動が必須といわれ,ヨロヨロと歩く老犬を連れて散歩する飼い主を見かけることがある.
 また自分のテリトリーを見回ることが「生き甲斐」みたいになっている犬もいて,そういう犬に散歩をさせなくなったら一気に老け込んでしまったという話も聞く.
 犬を擬人化してはいけないけれど,「適度な運動」と「生き甲斐」が老犬にも老人にも必要なんですよと言われれば,そうかもなあと思う.
 で,歩くのが難しくなった老犬の散歩のさせかただが,飼い主と一緒に歩く以外に,小型犬なら抱っこという方法もある.またベビーカーに乗せている飼い主も多い.
 犬を飼った経験のないひとが,犬を抱っこしたりベビーカーに乗せたりして散歩をすることを非難することが多い.無意味だというのだ.
 しかしそのような散歩を喜ぶ犬が確かにいて,それは犬の飼い主ではない人には理解できないだろう.
 
 さて人でも犬でも春秋の心地よい季節の散歩は快適だが,夏と冬は注意が必要だ.
 冬のさなか,どうしても散歩に行きたいとせがむシングルコートの洋犬は,風を通さない生地の服を着せて,足裏は靴下で肉球を保護するのが良い.被毛がダブルコートの犬種は防風着は要らないと思われるが,脚の裏は保護してあげるべきだ.
 雨に降られても平気な犬もいるが,
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Hint-Pot《犬の散歩、朝でも危険? 「犬たちはハダシです」 アスファルトは50度以上にも…注意喚起が反響》[掲載日 2023年8月18日]
 
《真夏の散歩についての切実な注意喚起の投稿は、2万件以上のリポスト(リツイート)、5万件近い“いいね”を集めるなど話題に。「動物病院やペットショップ等関連する場所でも啓蒙できると良いです。当然日中は絶対に行きませんが、朝や夜の散歩中には必ず何度か手の甲でアスファルトの熱さを確認して、歩くか抱っこか判断しています。手の甲は手の平よりも皮膚が薄いので熱さもより感じやすいかなと思ってそうしています」「犬の足の裏は人間とは違い、少しの高温に耐えられるようになってはいますが、真夏の日中のアスファルトは流石にこたえると思います。やむを得ない場合は足を少し濡らしてあげたり、水分補給をさせてあげたりが大事だと思います。あと真夏に犬用の服を着せないであげて……」など、愛犬家の方からの共感の声が相次いでいます。
 非倫理的な体罰ベースの日本のドッグトレーニングが間違っていることを伝え、心理学と動物行動学を応用した最新のドッグトレーニングを多くの飼い主さんに推奨することを目指し、ドッグトレーナーの資格を取得したというタンタンパパさん。しかし、知れば知るほど犬関連業界の現状に嫌気が差し、現在は開業することなくSNSでの情報発信に努めているといいます。
「毎年のようにたくさんの人が発信してくださっているので、真夏の炎天下に犬を散歩させてはいけないことは多くの飼い主さんが知っているはずなのですが、ここ2~3年は夏になるともう朝の6時くらいから日差しが暑くなり、8時を過ぎると気温は30度以上、アスファルトの地面は50度以上になる日も少なくありません。まだ朝だからと高をくくって日向を歩いていると、あっという間に犬はパンティング(ハアハアと呼吸を荒らげること)を始め、体調に異変をきたします。日が暮れても地面の温度が下がらず、シニアの犬や子犬には無理があります。行くならできるだけ遅い時間にしないといけません」とタンタンパパさん。
 とくに今年は雨が少なく、朝早くから異常に暑くなる日が続いています。そういった気象の変化に目をつぶって、自分の生活のリズムに犬を合わせるような飼い主が多くいることから、今回は注意喚起の思いを込めて投稿を行ったそうです。
「多くの方は理解していませんが、地面から近い犬は人間の頭の位置より10度くらい暑いこと、人間と違ってほとんどの犬は体温調節のために汗をかくことができないこと、汗の代わりに舌から水分を蒸発させて体温を下げていますが発汗に比べて体温を下げる効率が悪いこと、さらに毛皮があるため体温がこもりやすく、風が吹いてきてもあまり気化熱で体温が下がりにくいこと……これらのことから、犬は人間よりたやすく熱中症になってしまいます。そして、熱中症とは単なる『のぼせ』のようなものではなく、脳や内臓のたんぱく質が煮えて変質してしまう、危険な状態であることを知ってほしいと思います」
 放っておけば死に至る場合もあり、また治療が遅れればさまざまな内臓の機能障害で、長期にわたる後遺症に苦しむケースも少なくないという犬の熱中症。アスファルトによる肉球のやけども含め、暑い夏こそわんちゃん最優先に生活スタイルを合わせる必要がありそうです。》

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