土佐犬の散歩とすれ違ってはいけない
朝日新聞デジタル《土佐犬にかまれミニチュアダックスフント死ぬ 散歩中の女性もけが》[掲載日 2023年8月6日]
《神奈川県横須賀市で、男性(82)が散歩させていた土佐犬が、ミニチュアダックスフントと散歩していた女性(38)を襲い、女性が腕などをかまれ、ダックスフントは死んだ。専門家は、飼う犬種が自分の体力や経験に合っているかなど、飼い主には注意が求められると話す。
県警によると、事件が起きたのは7月27日午前6時10分ごろ。横須賀市内の交差点近くで、土佐犬が女性とダックスフントをかんだ。女性は腕や手などに2週間のけがを負い、犬は死んだ。県警は、過失傷害の疑いで男性を在宅で調べている。
男性によると、土佐犬は4歳の雄で体重約60キロ。室内のおりで飼い、この日は近くの工場地帯を散歩する予定だった。男性は「こうしたトラブルはこれまでなかった。リードを放して女性の足にからまり、制御できなかった。心から申し訳ない」と話した。》
四歳の土佐犬ということは,過失傷害容疑者が七十八歳の時に飼い始めたことになる.
七十八の老人は,余程のマッチョでもない限り,土佐犬をきちんと躾けて飼育できるわけがないと私は思う.
案の定,躾けられていない大型犬が小型犬と人間を攻撃するために走り出したら,老人はリードを離してしまった.
《制御できなかった》が聞いてあきれる.引きずられた時にリードを手から離してしまうということは,最初っから制御する気がないのである.嘘を平気でよく言うものだ.大型犬の散歩の時は,万が一のために,リードの端は自分の腕に固定しておくものだからである.あるいはリードを二本使用し,一本は飼い主の腰に固定しておくのがよい.
拙宅の近所を土佐犬を連れて散歩している夫婦がいる.
この夫婦の飼い犬は,今までに,すれ違った小型犬を三匹も噛み殺しまくっている.
最初の噛み殺しの時を私は目撃したのだが,小さな愛犬を一撃で殺されて茫然としている飼い主に,土佐犬の飼い主の妻が「この死んだワンちゃん,おいくら払えばいいかしら?」と言ったのである.
犬や猫などと暮らしている人にとって,それらの動物は疑似家族である.
しかし日本の法律は,動物を疑似家族として認めない.生命として認めない.あくまで飼い主の所有物あるいは財産として位置付ける.
非道な飼い主が飼育する犬に,自分の愛犬が殺されても,物損でしかない.従って愛犬を殺された側は,損害賠償請求しかできない.
それを承知している奴らは「この死んだワンちゃん,おいくら払えばいいかしら?」と言い放つのである.
以来,土佐犬という犬種の飼い主に,私は強い嫌悪感を持っている.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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