警察の助言を拒否しておきながら被害者の親が警察を逆恨み
横浜市鶴見区で女子大学生が殺害された事件について,複数のテレビ局の情報番組を視聴した.
どの番組も同じ内容で「『被害届を出してください,そうすれば警察が被害者を守れます』と警察が被害者とその親にアドバイスしていたにも関わらず,被害者親子はそのアドバイスを無視した」という点で一致している.
しかし遺族はコメントを発表し,警察の説明とテレビ報道に異議を唱えた.下の引用文中の文字を着色強調した箇所である.
朝日新聞DIGITAL《「なぜ娘の命奪ったのか」 横浜・鶴見の大学生殺害事件で遺族が談話》[掲載日 2023年7月1日] から下に引用する.
《横浜市鶴見区で6月29日、大学生冨永紗菜さん(18)が包丁で刺され殺害された事件で、冨永さんの家族が同30日、弁護士を通じてコメントを発表した。全文は以下の通り。
……
犯人はなぜ娘の命を奪ったのか
こんなひどい方法を選んだのは何故なのか
仕方のないことかもしれないけれど4回警察に相談しても有益なアドバイスをもらえなかったこと
助けてはもらえなかったこと
誤った情報がまことしやかに報道されていること
悪意のある情報操作》
私がテレビ等の報道を知った限り,警察はできる限りのことをした.従って被害者の親の《4回警察に相談しても有益なアドバイスをもらえなかった》とのコメントは虚偽である.
そうではないと,つまり警察に被害届を出したのに警察は動かなかったというなら,《有益なアドバイスをもらえなかった》などと曖昧なことを述べずに,法に基づいて,具体的な警察の措置について告発すればいい.
《でも1番許せないのは私たち親がまぬけだったこと》とコメントにあるが,本事件は被害者と被害者の親が警察のアドバイスを拒否して加害者を庇ったことの結果である.親がまぬけだったとの反省は,その通りである.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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