「禁止と書いてなければ何をしてもいい」とレジャバは主張する
朝日新聞デジタル《優先席に座った駐日ジョージア大使 SNSに投稿したら起きたこと》[掲載日 2023年7月14日] から下に引用する.
《――どんな状況で優先席に座り、ツイッターに投稿しましたか
6月18日、日曜日に家族と一緒に電車で移動していました。乗った電車は優先席以外が少し混んでいて、優先席は空いていたので家族と座りました。
普段からツイッターで身の回りの様子や日常のシーンを発信しています。投稿にあたって、窓に貼られた文言を読みました。「座ってはいけない」とは一言も書かれていませんでした。》
ジョージアはどうか知らぬが,現代の日本人は二極分化している.
「明示的に禁止されていなければ何をやってもいい」と考える者どもと,そうでない人々の二極である.
ジョージアのレジャバ大使は前者であると自分で言っている.
つい先日,奈良市の唐招提寺金堂の木製の柱に,爪で傷をつけて自分の名を書いたカナダ人の愚かな少年がいた.こいつも「日本の国宝の寺の柱に名前を書いてはいけないなんて,一言も書かれていない!」と言いたいことだろう.そしてこいつの両親は,少年の蛮行を眺めていたと言うから,この家族はレジャバ大使と同じ穴の貉だ.
カナダもジョージアと同じく「明示的に禁止されていなければ何をやってもいい」と考える者どもの国なんだろう.
平成七年,我が国で製造物責任法 (PL法) が施行された時,企業の法務部門や品質保証部門に対して同法の解説セミナーが多数行われた.
私もその種のセミナーを聴講したのだが,講師が「米国で行われた有名な思考実験」を紹介した.
昔の話なので出典が忘れ去られて今では都市伝説の一つといわれているようだが,都市伝説ではない.
「電子レンジには,猫などの小動物を乾かすのに使用してはいけないと明示的に表示しなければいけない」という趣旨の,PL法解説に係るエピソードである.この話はもちろん創作であり実話ではない.
ざっと紹介すると次のような例話である.
「ある老女が飼っていた猫が雨に濡れて帰ってきた.老女は電子レンジを使って猫を乾かそうと考え,猫を電子レンジに入れて加温したところ,猫は爆発して死んでしまった.老女は電子レンジの取扱説明書を確認したが「動物を入れて加温してはいけない」という明記はなかったため電子レンジの販売元を相手に訴訟を起こした.この訴訟で電子レンジ製造者は訴訟に勝てるか否か」
講師の答えは「米国のような訴訟社会では,電子レンジ製造者は敗訴する」であった.
つまり「明示的に禁止されていなければ何をやってもいい」と考える者どもに,良識をもって対抗するのは困難である,ということだ.
日本の法律は健全な常識を基礎にした体系であるため,必ずしも敗訴するわけではないが,禁止事項は明示することが望ましい.
さてレジャバ大使の件に話を戻す.
テレ朝news《“優先席利用”ツイートで批判も…「投稿してよかった」ジョージア大使が真意語る》[掲載日 2023年6月23日 17:35] から下に引用する.
《ジョージア、ティムラズ・レジャバ駐日大使:「(Q.どのような意図であのツイートを?)優先席が空いていて、電車もある程度ガラガラであることを確認したうえで投稿しました。大丈夫だろうと思ったのですが批判の声が上がってきました。(優先席は)必要としている方に譲ることが目的なのに(優先席であることが)普通の使い方を邪魔していることが疑問でした」》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
レジャバという男は,優先席以外の席が《ガラガラであることを確認したうえで》敢えて優先席に腰かけたと自分で言っている.
しかし普通の心優しい日本人は,優先席ではない席がガラガラなのであれば,そっちに座ろうと考える.
なぜなら普通の心優しい日本人は,身体障碍者や妊婦や乳児を抱いた母親が「席を譲ってくれませんか」と交渉することなく,気兼ねなく優先席に腰かけることができるような世の中が好ましいと思っているからである.
日本の社会は本来,健全な常識を基礎としているからだ.
ここで,レジャバの野郎 レジャバ大使の不届きな態度を,ツイッター投稿から作成したスクリーン・ショットで紹介しよう.

「禁止と書いてなければ何をしてもいい」という国であるジョージアでは皆レジャバ大使のようにやっているのだろうが,日本では電車の席に腰かけて脚を組むのはマナーに反する行為であるとして忌み嫌われるのである.
「脚を組んではいけないなんてどこにも書いてない!」と言ってレジャバのように長々と脚を前に伸ばすやつは,日本では反社会的人物なのである.
しかも傲岸不遜なレジャバ大使は,車両接続部の通路を遮るようにして脚を投げだしている.
その上さらに,陰険卑劣なレジャバ大使は書籍に目を落として,隣の車両から乗客が通ろうとしても,敢えて気が付かぬようにしている.
しかるにレジャバ大使は,冒頭に紹介した朝日新聞のインタビュー記事で次のように主張している.
《間違ったことをしていないのに、どうして非難されなきゃいけないんだろうと。理解できませんでした。
席が空いているんだったら、座るのを我慢する理由は一つもない。堂々と座っていいと思っています。必要としている人が来たら、譲ればいい。それだけの話です。》
非難された理由を理解できないのは,傲慢だからである.自分はいつも正しいと思い込んで,省みることがない.
そんな傲慢野郎がよくもまあ《必要としている人が来たら、譲ればいい》とヌケヌケと言ったものである.
レジャバ大使のように通路に脚を投げだすようにして優先席に座ったら,車両接続部を通行する乗客の邪魔になるのは明らかだが,「通路を遮るのを我慢する理由は一つもない.通路を通りたい人が来たら脚を引っ込めればいい.それだけの話です」と,唯我独尊のレジャバ大使は主張するのである.
もしそう主張するなら,せめて本に目を落とさずに,隣の車両から乗客がやってこないか,注視していろ.言う事とやることが整合していないぞ.
というより本来は,通路に脚をなげだすんじゃねえぞ.
このように,日本と日本国民を舐めているとしか思えぬレジャバ大使の非常識な態度と傲慢なツイートのせいで,ジョージアは自己中の国であることが日本人に知れ渡った.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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