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2023年6月19日 (月)

戸籍システムの大幅な変更は新たな混乱を招くかも

 これまでの我が国の「戸籍」には重大な欠陥があった.戸籍に記載された氏名の「読み仮名」が一つに限定されていなかったのである.
 このことについて,BCN+R《改正戸籍法で「キラキラネーム」に制限 さらに恐ろしい「届け出の放置」》[掲載日 2023年6月18日 18:00] から下に引用する.
 
2023年6月2日、参議院本会議で「改正戸籍法」が賛成多数で可決・成立し、24年度に施行の見込みである。これにより、戸籍法第13条に規定する戸籍の記載事項として「氏名をカタカナ等で表記した読み仮名」が追加されることとなった。「キラキラネーム」の制限も注目だが、それ以上に気になるのが、全国民が施行から1年以内に読み仮名表記の届け出をしないと、自治体による推測の読み仮名で登録されてしまう可能性があることだ。
……
届け出を放置したら自治体が「誤った読み仮名」で登録!?
 注意を要するのが、「既に戸籍に記載されている者」についてである。
 この場合の届け出の流れを簡単に記せば、
・全国民は改正戸籍法の施行日から1年以内に読み仮名表記の届け出が必要になる。
・これを放置して1年が経過すれば、本籍地の自治体が職権で「おそらく、こう読むのだろう」という読み仮名表記を登録する。
・この登録が違えば、「一度だけなら、家庭裁判所の許可がなくても変更できる」
――というものである。
 例えば筆者の場合、堀田 泰希(ホッタ ヤスキ)という読み仮名であるが、届け出を放置し、1年が経過すれば、自治体が「ホリタ タイキ」と判断して登録する可能性があるのだ。このように自治体の登録が誤っていた場合、一度だけなら、届け出だけで変更できるということである。
 この変更も放置すれば、登録は「ホリタ タイキ」となってしまうため、何らかの行政サービス等を受けるときに「検索しても引っ掛からない」等の不都合が生じる。さまざまな行政サービスの手続きにおける混乱も予想される。
 要綱には、「自治体が判断した読み仮名表記を登録する場合には通知せねばならない」ことが記載されているが、この件を始めとして、自治体からの各通知には必ず目を通し、速やかに対応していただければと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
 私の名字には幾通りもの「読み」が存在し,しかも私の姓は,そのうちのマイナーな「読み」なのである.
 そのため,例えば初めて行った病院の会計窓口で,メジャーな「読み」で「順番をお待ちの***さま~」と呼び出しされた際に,「実は私の名前は***ではなくXXXです」と訂正してもらう必要があり,これが煩わしい.
 また,小学校入学以来,社会人になっても,初対面の人は必ずメジャーな「読み」で私の名を記憶してしまうので困る.
 いくら「実は私の名前は***ではなくXXXです」と訂正しても,正しい「読み」を覚えないバカがいるので腹が立つ.(会社員時代の同期入社した男で,とっく会社を退職した今でも私を***と呼ぶ奴がいる)
 そのような病院での呼び出しくらいならいいが,「戸籍」の記載事項となればそうはいかない.姓名の「読み」は個人情報の最たるものだ.
 それなのに《本籍地の自治体が職権で「おそらく、こう読むのだろう」という読み仮名表記を登録》してしまう可能性があるというのが,今回の改正戸籍法なのである.
自治体が判断した読み仮名表記を登録する場合には通知》することになっているというが,実際に通知が来るかどうかあやしい.
 昨今のマイナンバーカードにからむトラブルのように,行政機関の事務処理能力を信用できないのが実際だ.
 姓名の正しい「読み」を,本人の意思を無視して自治体が決定するのを回避するには,通知を待っていては遅い.
 役所に出かけて行って,自ら自分の戸籍記載事項の変更 (姓名の「読み仮名」の追記) を確認するのがよさそうだ.
 ではあるけれど,私たちが役所の窓口で正しい「読み」の申請書を書いて提出しても,窓口の担当者はその申請書を目で見て手入力で作業をするに違いない.
 その結果,ある人の戸籍に,全く別人の姓名の「読み」が登録されてしまうおそれがある.
 例えば「河野太郎」の「読み」が「キシダフミオ」となってしまう.
 このところ頻発しているマイナンバーカード絡みのトラブルは,そういう信じがたいことが起こる可能性を示しているのだ.
 結局,まず自ら役所に出向いて申請書を書いて提出し,暫くしてから役所の窓口で戸籍謄本を手に入れて,正しい読み仮名が振られているかを確認するのがよい.めんどくせーなー.
 どうせそのうち,政府は「戸籍の仮名表記登録は,マイナンバーカードがあればオンラインでできます」とか言いだすに違いないが,そのような戯言を信じてはならぬ.マイナカードのシステム不備がフィックスされ,信用できるものになるにはあと何年もかかるとみておくべきだ.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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