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2023年4月 5日 (水)

悪意を込めて営業中

 毎日放送《焼き鳥店で5人が食中毒…加熱用肉を生のまま刺身で提供 営業停止処分 京都・宇治市》[掲載日 2023年4月4日 18:15] から下に引用する.
 
京都府宇治市の焼き鳥店が「加熱用」の鶏肉を生のまま「刺身」として提供し、男女5人が下痢や腹痛を訴えるなどの食中毒が発生したことが分かりました。
食中毒が発生したのは宇治市小倉町の焼き鳥店「彩香鳥」です。
 府によりますと、3月19日に店で飲食した15歳~34歳の男女5人が下痢や腹痛などの症状を訴え、うち4人から食中毒の原因菌の1つである「カンピロバクター」が検出されました。
 入院した人はおらず全員快方に向かっているということです。
 5人は「加熱用」の鶏肉を生のまま「刺身」として調理した「生鶏肉盛り合わせ」を食べていて、店側は「目視で確認し新鮮だから大丈夫だと思っていた」と話しています。
 府は店に対し数年前からこうした行為について指導を行っていて、4月4日から3日間の営業停止処分としました。
 
 上に引用した報道記事によれば《宇治市小倉町の焼き鳥店「彩香鳥」》の調理師は,食中毒細菌のカンピロバクターなどは食材の鮮度に無関係に食中毒を起こすことを知っていながら《目視で確認し新鮮だから大丈夫だと思っていた》と毎日放送の取材に対して虚偽のコメントを行った.
 なぜ「食中毒細菌のカンピロバクターなどは食材の鮮度に無関係に食中毒を起こすことを知っていながら」と断定できるかというと,保健所は,生鶏肉を提供しないように以前から「彩香鳥」を指導していたからである.
 しかるに「彩香鳥」はそれを無視し続けた.
 悪質極まりない.
 こういう極悪調理師は,数日の営業停止くらいではへこたれない.
 きっとまたやる.
 何度も食中毒を起こして営業許可がでなくなったら,店の名義を変えて再開するという手口がある.
 こういう悪質飲食店に対して行政は甘すぎると私は思うが,そもそも鶏の生肉を食おうという客が馬鹿である.
 食中毒になったのは自業自得である.
 
 「彩香鳥」の入り口には「心を込めて営業中」と書いた木の札が下げてある.悪意を込めて,と書け.

[追記]
 家庭の料理で,鶏ささ身の表面をあぶってタタキにすることがあるかも知れぬが,その際は一度湯通ししてからあぶることが肝心である.
 決して生で食ってはならぬ.生食するとかなり高い確率でカンピロパクターにやられる.
  
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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