恥ずべき日光さる軍団の虐待
日光さる軍団の暗部が明らかになった.女性の芸人が飼育下にあるニホンザルを激しく虐待したのである.しかも観客の目の前で.
J-CASTニュース《猿回し芸人がサル叩き、こめかみグリグリ...過激しつけが物議 日光さる軍団が謝罪「二度とあってはならない」》[掲載日 2023年2月6日] が下 (一部を引用) のように伝えている.
《「嫌がってんじゃん」「マジで可哀そうなんだけど」。50秒ほどの動画を見ると、観客からこんな声が漏れていた。
この動画は、ツイッターで2023年2月5日に投稿された。
黒っぽい半てんを着た女性芸人が、イライラしたような様子で、赤い半てんを着たサルをつなぐロープを持っている。
すると、いきなり右手でサルの右肩を強くつかみ、サルが悲鳴を上げて振り向く。そして、サルにおじぎをさせると、「違う!」と言って、右手でサルの右足を叩いたり、両手でサルの両肩を強くつかんだりした。サルは、その度に悲鳴を上げた。
その後も、「行くよ、はい」などと言いながら、右手でサルの右肩を持って押したり、叩いたりした。この様子に、観客からは、「嫌がってんじゃん」などとため息が漏れる。今度は、芸人が両手でサルの頭の毛を引っ張ったり、グリグリと頭をはさんだりすると、「本当にやるの?」「ヤバくない?」との声が上がった。
拡散された投稿では、さいたま市内のJR大宮駅前ビル「大宮アルシェ」で行われた出張公演に際して、今回の芸人の行為が見られたと説明された。》(当ブログの筆者による註;この虐待を撮影した動画は,2/7朝はまだ削除されていない)
私は自分の息子と娘がまだ小学生の頃 (三十年ほど前のこと),彼らを連れて富士五湖に遊びに行った.
河口湖に近い所で日光猿軍団の公演があったので見物したのだが,その時に,私は猿まわし芸人による猿への暴行虐待を目撃した.これは子供の教育に悪いと思い,以後は決してこの団体の催しを子供たちに観せないようにした.
冒頭に紹介した報道を読んで,猿まわしたちはまだ虐待をやっているのか,と驚かざるを得ない.(現在の日光さる軍団は,旧日光猿軍団を継承した団体)
《今後日本の伝統芸能猿まわしを継承していくにあたり、現代のグローバルスタンダードを意識し、猿のトレーニングに留まらず、野生動物であるニホンザルと人間が共存共栄していくという事について、内部だけでなく、外部からのご意見にも耳を傾け、さらに社内浄化システムの確立をしていかなければならないと心から思っております。今回のことを教訓に、不快な思いをさせるのではなく、心からおさるの芸を楽しんで頂ける努力を一層して参ります。》
いつもしていることがバレたからといって,慌てふためくのはやめよ.
猿まわしが伝統芸能なら,いまさら社内浄化なんぞと見苦しい言い訳をせずに,そんな伝統はもう終わりにしたらどうだ.
日本国内の水族館におけるイルカのショーも《現代のグローバルスタンダード》に反するとして,廃止の方向にある.
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のジェームズ・キャメロン監督は来日した際に,騙し討ち的に品川の AQUA PARK でイルカのショーを見せられて激怒したと伝えられている.その時,監督は「ここのイルカたちはこのショーに出ることを承諾しているのだよね?」と言ったという.
日光さる軍団の代表に訊きたい.猿たちは猿まわしに出ることを承諾しているのだよね?と.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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