独居老人は賃貸住宅に入居拒否されることがある/高齢社会の現実
ファイナンシャルフィールド《老後は「賃貸」と「持ち家」どっちがいいの? メリット・デメリットを解説》[掲載日 2023年2月9日] を読んで,これを書いた馬鹿野郎に怒りを感じた.
《賃貸のメリット・デメリット
賃貸の主なメリットとデメリットは次の通りです。
・メリット
ライフスタイルや収入にあわせて住居を自由に選択できます。例えば、年金額にあわせて家賃が安い住居へ引っ越す、子どもの独立にあわせて部屋数が少ない住居へ引っ越すなどが考えられます。老後の暮らしにあわせた住居を確保しやすいといえるでしょう。
家賃以外の維持費がかかりにくい点も魅力です。住居を所有していないため、固定資産税を課税されることはありません。同様の理由で、住居の修繕費なども基本的に不要です。
・デメリット
住居を借りるため、住み続ける限り家賃がかかります。さらに、長期間にわたり家賃を払い続けても、住居を自分のものにすることはできません。住居を資産として活用したい場合は向いていない選択といえるでしょう。
住居を自由に選択できるものの、高齢になると転居先を見つけにくくなる点も注意したいポイントです。また、リフォームも自由に行えません。例えば、足腰が弱って住居を改修する場合、所有者の許可を取る必要があります。》
上に《住み続ける限り家賃がかかります》とか《長期間にわたり家賃を払い続けても、住居を自分のものにすることはできません》とか書いてあるが,馬鹿じゃないか.「住み続けると家賃がかからなくなる賃貸住宅」や「家賃を払い続けると自分のものになる賃貸住宅」があるなら教えてくれ.
賃貸住宅に家賃がかかるのは当たり前のことだ.自分のものにならないのは当然のことで,それはデメリットじゃない.賃貸住宅はそういうものなのだ.言葉遊びをするんじゃないっ.
そういう下らぬ冗談を言っている場合ではなくて,賃貸住宅のデメリットとは,高齢者になると入居を断られることがある点なのだ.
その点,suumoジャーナル《65歳以上の“入居拒否”4人に1人。知られざる賃貸の「高齢者差別」》[掲載日 2021年6月30日] は的確な指摘になっている.全文が有用な記事であるが,冒頭の部分だけ引用する.
《高齢期になると賃貸住宅を借りづらくなる
実は、高齢者は賃貸住宅を借りづらいという現実がある。年金収入だけで貯蓄を取り崩すなどにより家賃が払えなくなるリスクに加え、高齢になると火の不始末による火災などのリスクが高くなり、さらに単身者の場合は孤独死のリスクも生じるなど、貸主が高齢者に貸すことを敬遠するといったことがあるからだ。》
高齢者向け公的住宅には,UR賃貸住宅の賃貸 (UR都市機構) があるが,数は足りていないという.
そのため賃貸住宅を探す高齢者の四人に一人は,不動産会社に入居を断られている.
この現実から,冒頭に紹介したファイナンシャルフィールドの記事は目を背けている.また,どの政党も政策に取り上げようとしていない.
いずれ高齢独身者のホームレス化が社会問題となるだろう.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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