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2023年2月21日 (火)

お辞儀をしないオジギソウ

 スポニチアネックス《マツコ スタッフに「昭和の使い方気をつけた方がいい」と注意 「平成レトロ」の言葉には「ヘコんだ」》[掲載日 2023年2月20日 23:02] から下に引用する.
 
タレントのマツコ・デラックス(50)が20日放送の日本テレビ「月曜から夜ふかし」(月曜後10・00)に出演し、「平成レトロ」という言葉にショックを受けたことを振り返った。
 番組恒例企画「全国のご当地問題を調査した件」でオジギソウ問題について触れたVTRで「昭和世代は知っている」としたことにマツコは「50歳だけど知らないよ」とポツリ。
 スタジオを訪れていた若い観覧者たちはオジギソウについて知っていると頷く中、マツコは「オジギソウは昔じゃなくて最近だよ」とスタッフに指摘。「誰が作った?あのVTR」と尋ねると「35、36歳のディレクター」と伝えられた。
 
 このスポニチの記事の,上に引用した箇所は一体何が言いたいのか皆目わからない.
 そこで TVer で《月曜から夜ふかし》(2/20放送) を観てみた.
 街頭インタビューで「オジギソウを知ってるか?」と質問すると,平成世代と思われる若い人たちはオジギソウを知らないという結果になった.
 そのため VTR では,オジギソウを《昭和世代は知っている》としたのだが,その VTR を観たマツコは,あたしは《50歳だけど知らないよ 》と感想を述べた.
 マツコは《スタジオを訪れていた若い観覧者たちはオジギソウについて知っている》と質問すると,スタジオに来ていた二十歳くらいの若者たちは,知っていると答えた人が多かった.
 そこでマツコは,オジギソウを知っているのは昭和世代ではなく,逆に《昔じゃなくて最近》の人たちが知っているのだよと,スタッフに指摘した,というのが上に引用した部分の内容なのであった.(見逃し配信;TVer《月曜から夜ふかし》[日テレ 2月20日(月)放送分];2月27日にリンク切れになる)
 それで私の感想だが,マツコがオジギソウを知らないのは,たまたまのことである.
 街頭インタビューに応じた人たちがオジギソウを知らなかったのも,たまたまそうであっただけのことだ.
《月曜から夜ふかし》のスタジオに来ていた若者たちがオジギソウをよく知っていたのも,また同じ.
 ごく身近な植物でも動物でも,知っている人は知っているし,知らない人は知らない.これはよくあることだ.
 私なんか,いい大人になるまで,西日本の多くでは柏餅にサルトリイバラの葉を用いるということを知らなかった.カシワの葉だとばかり思い込んでいて,ひとに「これがサルトリイバラだよ」と西日本の柏餅の実物で教えらるまで,気が付きもしなかった.w (ただし現在では,西日本にもカシワの葉の柏餅が普及しているらしい) 
 もちろん私 (七十二歳) はオジギソウを知っている.あちこちにあるという植物ではないが,小学生の頃の理科の授業で鉢植えの実物を見た記憶がある.レアな植物ではないし,オジギソウに「触れるとお辞儀をする」という現象の理屈は高校の生物で学ぶことだと思う.
 
 さてオジギソウについては,昨年末に東京新聞のコラム《筆洗》が触れていた.
<筆洗>オジギソウは学校の教材でおなじみ。触るとお辞儀をするように…》[掲載日 2022年11月19日 07時02分] から下に引用する.

オジギソウは学校の教材でおなじみ。触るとお辞儀をするように葉を閉じる▼含羞草とも書くのは、恥じらっているように見えるからか。原産地はブラジル。天保年間に日本に伝わった▼ギリシャ神話にも登場。『花とギリシア神話』(白幡節子著)によると、美しい娘である妖精ケフィサは牧羊などを司(つかさど)る神パンに好かれ追い掛けられるが、その情熱に恐れをなし逃げ続けた。とらえられそうになった時に貞操の女神アルテミスに「助けて」と祈り、オジギソウに姿を変え逃れた。なるほど、恥じらいの草である▼この植物が葉を閉じるのは昆虫に葉を食べられるのを防ぐためであることを、埼玉大と基礎生物学研究所(愛知県)のグループが証明したという▼遺伝情報のゲノム編集技術などで、葉を閉じないオジギソウを作製。バッタを放して葉を閉じる効果を比較研究すると、閉じる方の食べられる量は約半分だった。葉を食べ始めたバッタは閉じた葉に脚を挟まれるなどし、途中で退散。神話の植物の不思議も解明するとは、ゲノム技術恐るべしである▼神話はこの植物を「感受性がとても強く、罪を犯した者がそばを通るだけで、まるで自分が触れられ、汚されたかのように葉を閉じる」と描く。現実は近くを通るだけでは閉じないが、触れた虫の脚を封じるとはたくましい。自然界は、恥じらうだけでは生きられぬらしい。
 
 このコラムで私は,《遺伝情報のゲノム編集技術などで、葉を閉じないオジギソウ》が作製されたことを知った.
 ゲノム編集は,生命科学の基本的研究手法になっているようだ.私が大学生だった頃には想像もできなかっただろう時代が来ている.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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