年頭所感

思い起こせば私が,紙ではない媒体に文章を書き載せるようになったのは,Windows98 のリリースが契機だった.
それまでは少々特殊な趣味であったパソコン通信が,このOSの出現によって一気に大衆化したのだ.
そしてこの,パソコン通信の大衆化が,皮肉なことにパソコン通信を衰退させた.
パソコン通信と言うサークルのようなものに属さなくても,自分の書いた文章を他人に読んでもらえることに,皆が気づいてしまったのである.私も.
このブログ《江分利万作の生活と意見》の前身は同名の個人サイトであったが,頻繁に更新 (投稿) するのに適したブログという形態が大衆化した折に,そちらに移行した.
ところが「頻繁に更新 (投稿) する」ことを可能にする簡便なツールとしてSNSが登場するに至って,ブログは時代遅れになった.
そしてネット世界の変化はさらに進んで,テキストを用いる人々と,動画を用いる人々に二極化した.
しかし正直,この歳になって動画を作って投稿するのはしんどい.ネコ動画たちと争っても勝てる気がしない.
というわけで,私は旧態依然のテキストベースのブログで,今年も日記を書いていこうと思うのである.
昨年の十二月に入ったころ,BBCがイギリス政府筋と思われる情報として,ロシアは精密誘導できるミサイルが枯渇しつつある,という記事を載せ始めた.
精密誘導ミサイルを製造するのに必要な電子部品が払底したため,家電に使うデバイスを流用したミサイルしか製造できなくなるというのだ.その結果,ロシアは,数撃ちゃ当たる式のミサイルでウクライナを無差別攻撃するだろうという予測であった.
しかしその後の戦況を見ると,ロシアはウクライナの電力供給インフラを的確に攻撃続行しているようだ.
米英の戦争見通しに何らかの失敗があったと思われる.ロシアは精密誘導ミサイル製造に不自由していないと思わざるを得ない.
今この時も,ウクライナの人々は凍えるような寒さに耐えている.
鬼畜プーチンは,ウクライナ国民の士気をくじくのだと意気軒高だ.今朝の報道によれば,鬼畜プーチンは人でなしの軍人たちとシャンパンで乾杯し,戦争続行を祝った.
そしてプーチンは中国との軍事協力が進んでいることを示唆した.
プーチンと習近平.この二人の独裁者は何を目指しているのか.世界中が中露の支配下に置かれた (既に国連は中国の支配下にあり,アフリカ諸国の大半は西側諸国の価値観を共有せず,中露を支持している) として,その次に彼ら二人が何をしたいのかが私たちにはわからない.
もしかすると,独裁者の古くて新しい狂信的願望「民族浄化」かも知れない.
二十一世紀になった時,世界がこんな状態になるとは私は思ってもみなかった.戦争の世紀だった二十世紀よりも平和になると思っていた.
今年が中国とロシアによる戦争と民族浄化の年にならねばいいと心から思うのである.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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