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2022年10月11日 (火)

しっぽり!

 他人が日本語を言い間違いや書き間違いをした時に,指摘するのはとても気持ちがよい.自分が指摘されると非常に気分が悪いが,それはさておき,日本語の間違いを指摘したがる人を日本語警察というらしい.(NEWSポストセブン《「日本語警察」になりたいあなたへ 「姑息」の使い方が憂うべき状況》[掲載日 2022年10月10日 16:15])
 私は誤字を指摘するのが大好きなので,日本語警察の一員であるといっていい.階級は下っ端の巡査長くらいだろう.
 専門外だが,昨日聞いた言い間違いの例を下に紹介する.
 
 昨日,たまたまフジテレビ《鎌倉 豆知識バラまきツアー!秋の鎌倉観光が100倍楽しくなる豆知識が続々!》を視聴した.
 番組紹介は以下の通り.
 
京都大学卒のクイズ王・宇治原史規!東京大学卒のクイズ女王・三浦奈保子!そして、動物マニアの柴田英嗣!芸能界屈指の三賢人がゲストである神田愛花と共に秋の鎌倉を旅しながら、旅が100倍楽しくなる鎌倉にまつわる豆知識を100粒バラまくことを目指して、次々と披露!聞いて楽しいタメになる豆知識でゲストをもてなしながら旅する、新感覚旅バラエティ!
 
 出演者一行が小町通りを歩いていると,貸衣装屋があった.そこで神田愛花さんがお似合いの和服にお召し替えなさったのが,視聴者としては眼福であった.
 それはいいのだが,神田愛花さんはきれいなうなじをカメラに向けて,「しっぽりー!」と大きな声で言った.何度も「しっぽりー!」と仰るので,テレビの前で聞いている年寄りとしては,いささか恥ずかしい思いをした.
 女性の落ち着いた佇まいを表現したいのであれば「しっとり」と言うべきだ.
「しっぽり」は,男女があやしく睦まじくたわむれる様をいう.だから昼日中に連呼されるととても恥ずかしい. 
 周知のように神田愛花さんは元NHKのアナウンサーである.スピンアウトしてタレントとなったのだが,今は破天荒な日本語表現で人気者だ.人気者ではあるが,しかし大先輩の森田美由紀さんなら「しっとりをしっぽりと言い間違える元アナのなんと多いことか」と嘆くだろう.
 
 その森田美由紀さんの日本語朗読は正確無比だが,最近では《チコちゃんに叱られる》のイメージが強すぎるのが難点である.
 そこで私が推すのは,山根基世さんだ.(公式サイト)
 現在のテレビ放送界で,ドキュメンタリー番組のナレーションは山根さんが最高峰である.森田さんも及ばない.
 山根さんがナレーションするNHKの《映像の世紀》を,私は録画を保存して何度も聴いて楽しんでいる.
 だが私よりもずっと若い 噛んだ 神田愛花さんは,山根基世さんや森田美由紀さんなど,大先輩アナウンサーの日本語をどう思っているのだろうか.たぶん彼女たちを尊敬し,見倣おうという気持ちはないと思われる.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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