昭和末期を「最近」と言う家電ライター
8760 by postseven《今どき炊飯器は基本的に浸水は不要 それでもあえて浸水した方がいい場合とは?》[掲載日 2022年10月13日 11:00] から下に引用する.8760 by postseven は,小学館が運営している情報サイトである.
《ご飯をよりおいしく炊くために、米を研いだあとに水を吸わせる「浸水」をしてから炊飯している人もいるでしょう。ところが、「今どきの炊飯器は、スイッチを入れてから炊き上がるまでの工程に、浸水の時間を含んでいるものが多い。そのため、基本的には浸水は不要です」と、家電ライターの田中真紀子さん。詳しく聞いてみましょう。
そもそも、米に水を浸したほうがよりおいしくなるのはなぜ?
「浸水は、おいしいご飯を炊くために必要な工程です。米は、水に浸けてから熱を加えることででんぷんが分解され、もっちりと粘り気が出てきます。これが『糊化』(=『α化』)と呼ばれる現象です。ですから、あらかじめ米を浸水しておけば、内側までしっかり熱が通り、全体にふっくら炊き上がるのです。
一方、浸水が足りないと表面はもっちりしているけれど、内側は糊化しきらない状態、つまり芯が残る状態になりかねません」(田中さん・以下同)
かといってといだお米をボウルに入れて水に浸けておく作業が必要かというと――最近の炊飯器には、炊き上がるまでの工程に浸水が含まれているものがほとんど。
「炊飯器で米を炊く場合、一般的には、浸水を促すために水の温度を上げて米に水を浸透させます。その後炊飯し、最後に炊き上がったご飯を蒸らして、出来上がり。なお、早炊きコースは、浸水と蒸らしの時間が短縮されています」
最近の炊飯器は、通常コースでも、炊飯のスイッチを入れてから炊き上がりまで1時間前後かかります。その中には、水温を上げて効率よく浸水する時間と蒸らし時間が含まれているのです。》(引用文中の文字の着色とフォント・サイズ変更は当ブログの筆者が行った)
私が今も愛用している炊飯器は,パナソニックの SR-HS 103 という型式の製品 (2009年11月発売時に購入) である.とっくの昔に製造中止になっているが,製品情報は今でもネットに掲載されている.(SR-HS 103 の製品情報)
この炊飯器は,デフォルトで浸水時間が炊飯コースに組み込まれていて,浸水が必要ない場合は「早炊き」コースに変更する仕様である.
その前に使っていた炊飯器も十年以上使った.型式は忘れたが昭和末期の製品である.
そしてその炊飯器も,浸水時間が組み込まれている標準コースと,浸水せずに炊き始める早炊きコースがあった.(その他に,粥とかの特別なコースが用意されていた)
私は,浸水時間が炊飯コースに含まれていない炊飯器は,結婚して家庭を持って以降は使ったことがない.そういう炊飯器は昭和レトロな東芝製電気釜しか見たことがない.
もはや死語に近いが,昔「マイコン」という言葉があった.集積回路に実装されたマイクロ・コントローラのことで,この「マイコン」を組み込んだ家電が登場した当時,その家電を「マイコン○○」と呼ぶことがあった.例えば炊飯器の場合は「マイコン炊飯ジャー」などと呼んだのである.昔からあるマイコン炊飯ジャーは色々な炊き方を選べるのが普通であり,現在の炊飯器と大差ない機能を持っていた.
(今ではマイクロ・コントローラを組み込むのが当然なので,わざわざ「マイコン○○」とは言わない.私が青年時代には,ホビー用の小さなコンピュータをマイクロ・コンピュータ,略してマイコンと呼んだが,この意味では完全に死語である)
さて調べた範囲では,早炊きコースしかないシンプルな炊飯器はむしろ最近の流行で,一人暮らし用のスタイリッシュなコンパクト炊飯器が売れている.
上に紹介した記事の筆者は,家電ライターを自称する田中真紀子 (自己紹介ページ) さんだが,昭和末期からある多機能タイプの炊飯器を《最近の炊飯器》と呼ぶとは,お歳はいったいおいくつなのか.お写真を拝見した限りはとても私よりも年上だとは見えない.
いや,そういう持って回った言い方はやめる.テキトーな嘘をつくんじゃねえよ真紀子,と私は言いたい.ヾ(--;)
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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