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2022年10月13日 (木)

自衛隊員の被服装備は完全官給にすべきだ

 プーチンは予備役三十万人を動員する挙に出たが,動員された兵たちは戦争に必要な装備を満足に支給されていないとの報道があった.
 テレ朝newsの動画《ロシア動員兵は迷彩服まで自腹 支給の装備品は80年代もの…各地で資金難》[掲載日 2022年10月7日 7:20] から下に引用する.
 
ロシアで部分的動員令による混乱が続いています。非常に古い迷彩服が支給されているとみられ、動員兵らは自腹で買わざるを得ない事態となっています。……》
 
 このニュースを知った私は,ロシアが貧しい国であると再認識した.本当は他国を侵略する経済力なんか持っていないのである.
 軍服や半長靴などは,軍の内部から何者かが横流しをしているために員数が合わないのだという.員数が合わないのに,補充するカネがないのである.
 仕方なく自腹で軍服を買った動員兵たちが,動員先の隊で支給された銃は,テレビ報道で見た限り,銃身に錆が生じていて,まともに手入れされていないのがあからさまであった.役に立たない銃をもって前線に赴くロシア兵士が哀れである.
 
 と,私はつい同情してしまったのだが,我が国の自衛隊もロシア軍と似たような状態であると知って驚いた.
 DIAMOND online《自衛官の訓練後の足裏写真に衝撃…「塹壕足」を防げない支給装備の悲惨》[掲載日 2022年10月13日 06:00] から下に引用する.
 
自衛隊は予算不足の影響で必要な装備を十分に確保できないジレンマを抱え続けている。それは武器だけでなく被服や靴などといった個人装備も同じである。
 自衛隊員は山野を駆け回って訓練や演習を行うことが日常的だ。そのため、服や靴といった被服は丈夫に作られているが破損しやすい。陸上自衛隊の迷彩服はおおむね1人につき4セット支給される。洗い替えも考えると最低限これくらいは欲しい数だ。それ以外の自衛隊員は部隊や使用頻度にもよるが2セット程度しか官給品を支給してもらえない。
 被服の交換はその被服の耐用年数でほぼ決まっており、破れてしまっても簡単には交換してもらえない。修繕して直せるうちはそれでも使うしかないが、仕方なく自腹で官給品と似たような制服を買うこともあると聞く。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
 最初から戦闘服も靴もなしで戦場に送り込まれるロシア兵の惨状よりはマシだが,洪水などの災害出動をする自衛隊員たちが,自腹で作業服や戦闘服を購入することがあるとはあんまりである.政府は防衛予算の中身をもっと広報し国民の理解を得て,隊員被服費は確保すべきではないか.水害出動する隊員が塹壕足にならぬようにせねばならない.兵器に向ける国防費のことは立法府における議論が必要であるが,塹壕足防止に必要な予算に反対する国民はいないと思われる.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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