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2022年10月18日 (火)

マイナ保険証を恐喝されると医療費は十割負担になる

 チンピラどもが男性を恐喝してマイナカードを奪うという事件が起きた.(読売新聞《「人の彼女に手を出した」「どうやって落とし前つけんのな」…現金・マイナカード脅し取る》[掲載日 2022年10月16日 18:21])
 マイナカードを脅し取ってもチンピラどもに何かできるわけではない.
 また「マイナカードを返して欲しかったら三十万円持ってこい」という取引は意味がない.奪われたマイナカードは無効にしてしまえばいいからである.
 しかし,ここに識者が指摘しているマイナ保険証の問題点がある.
 無効にするのは行政に届け出れば即時に行われるが,従来の保険証なら一週間程度で再発行されるのにもかかわらず,マイナ保険証の再発行には一~二ヶ月ほどかかるというのである.(実例あり)
 そのためマイナ保険証の場合,再発行されるまでの期間,マイナ保険証を脅し取られた被害者は,医療機関で健康保険の適用が受けられない.
  その際にどうしたらいいかというと,一時的に窓口で10割の金額を支払って後から返金してもらうことになる.歯医者で前歯を治療したりすると,数十万円もの自腹立て替えをしなければならない.これは年金暮しの老人には無理な相談だ.
 従来の保険証の場合は受給資格証明書を発行してもらえば,保険証再発行までの期間はこれで代替できたのだが,マイナ保険証ではこれができない.
 受給資格証明書というアナログな運用方法を,デジタル保険証に持ち込むわけにはいかないのだ.もしそんなことをすれば,デジタル化の意味がない.
 
 厚労省は,どうするか.さあ見ものである.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)




 

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