我が人生は悔いだらけ /工事中
PRESIDENT Online《「貧しい人ほど最期は安らかで、お金持ちほど死に際に苦しむ」世界で最も尊敬される緩和ケア医がみた真実 人生の選択肢がなかった人ほど後悔が少ない》[掲載日 2022年8月28日 9:00] から下に,長めに引用する.
《私たちは、必ず死ぬ。限られた人生を、どう生きればいいのだろうか。ブラジルの緩和ケア医アナ・アランチス氏による世界的ベストセラー『死にゆくあなたへ 緩和ケア医が教える生き方・死に方・看取り方』(飛鳥新社)より一部を紹介する――。(第2回)》
《私は、患者層の異なるふたつの病院で働いていますが、それは医師として恵まれた経験といえます。ひとつは、サンパウロ州のイスラエリタ・アルベルト・アインシュタイン病院。社会的にも経済的にも恵まれた患者が多い病院です。もうひとつは、同じサンパウロ州にある総合病院付属のホスピスで、ホームレスなどの貧困にあえぐ人たちも受け入れます。両極端な病院ですが、患者が皆、死が近い病人であるという点は同じです。
人の苦しみは、財産にも、学位や資格やパスポートの番号にも、食べるものにも、本棚にどれだけ本があるかにも、関係ありません。苦しみをもたらす理由も、その根本は変わりません。父親の莫大ばくだいな遺産をめぐって母親ともめる息子の怒りも、わずかな年金をめぐって母親ともめる息子の怒りも、同じです。
社会階層は違って見えても、誰もが同じ痛みへの怖れ、同じ孤独、同じ愛、同じ怒り、同じ罪悪感、同じ宗教上の軋轢、同じふるまいを経験します。
2種類の患者を比べると、それぞれの場でできるかぎりのケアを受けていても、経済的に恵まれた患者ほど苦しんでいるようです。裕福な人たちは、“お金があればすべてを変えられる”“高価な病院に入り、高価な医療スタッフを雇い、高価な薬を使えば健康が取り戻せる”と信じています。
でも、どれだけお金を積んでも、最期のときから逃れることはできません。
人生に多くの選択肢があった人ほど、死を前にすると、後悔の波にのまれやすい傾向があります。逆に、生き抜くというただひとつの選択肢しかなかった人ほど、逆境のなかでも最善を尽くしてきたという揺るぎない自信をもって最期を迎えられます。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
アナ・アランチス医師 (サンパウロ大学病院) は《人生に多くの選択肢があった人ほど、死を前にすると、後悔の波にのまれやすい傾向があります》と言う.確かに,アランチス医師の言う通りかも知れない.
私は死を前にしているわけではないが,何事もやり直しができないこの歳になって「ああ,あの時の選択は間違っていた」と後悔していることがいくつもある.
しかし《2種類の患者を比べると、それぞれの場でできるかぎりのケアを受けていても、経済的に恵まれた患者ほど苦しんでいるようです。裕福な人たちは、“お金があればすべてを変えられる”“高価な病院に入り、高価な医療スタッフを雇い、高価な薬を使えば健康が取り戻せる”と信じています》は,納得しがたい.
幼稚園児じゃあるまいし,《“お金があればすべてを変えられる”“高価な病院に入り、高価な医療スタッフを雇い、高価な薬を使えば健康が取り戻せる”と信じて》いる老人がいるはずがないからだ.
老人はそれほど馬鹿ではない.
カネで健康は取り戻せないが,
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