« プーチンがもし敗北したら日本の親ロシア派はどうする | トップページ | お気に入りの黄色い上着 »

2022年9月12日 (月)

私の誤字センサー (2)

 スポーツニッポン《谷原章介 英女王死去、国歌の歌詞変更に「国歌を変えてしまうって、日本と全然違いますね」》[掲載日 2022年9月12日 10:43] からスクリーン・ショットを作成して下に引用する.
 
20220912b
 
 谷原章介は,英国の事実上の国歌である“God Save the King”が,君主が国王か女王かによって,歌詞中の King と Queen,人称代名詞の him/his や her が変わると言うことを知らなかったようだ.
 Wikipedia【女王陛下万歳】には次のように解説されている.
 
イギリスの君主に国王ではなく女王が在位している場合は、「King」の代わりに「Queen」を、「Father」の代わりに「Mother」を、「his/him」の代わりに「her」をそれぞれ用いる。また、3番の第6行の「"With heart and voice to sing"(歌ふ心で歌ふ声で)」の部分が「"To sing with heart and voice"(声無きも声高きも歌ひぬ)」となる。 これまでの君主の性別による国歌の変遷は以下の通りである。
 1745年9月 - 1837年6月20日:ジョージ2世→ジョージ3世→ジョージ4世→ウィリアム4世国王の在位時代
「God Save the King(国王陛下万歳/神よ国王を守り給え)」
 1837年6月20日 - 1901年1月22日:ヴィクトリア女王の在位時代
「God Save the Queen(女王陛下万歳/神よ女王を守り給え)」
 1901年1月22日 - 1952年2月6日:エドワード7世→ジョージ5世→エドワード8世→ジョージ6世国王の在位時代
「God Save the King(国王陛下万歳/神よ国王を守り給え)」
 1952年2月6日 - 2022年9月8日:エリザベス2世女王の在位時代
「God Save the Queen(女王陛下万歳/神よ女王を守り給え)」
 2022年9月8日 - :チャールズ3世国王の在位時代
「God Save the King(国王陛下万歳/神よ国王を守り給え)」
 
 谷原は《国家を変えてしまうって、存在感が全然違いますね、日本と》と述べているが,この「国家」はもちろん「国歌」の誤字である.
 エリザベス2世が逝去されても,英国が別の国になるわけがない.w
 
 誤字のことはさておき,「国歌を変えてしまうって、存在感が全然違いますね、日本と」正しく書いて (変換して) あっても,国歌の歌詞の変更は,存在感がどうのこうのという問題ではないのである.
 英国人の感覚としては,国王在位の時に「女王陛下万歳」と歌うわけがないのである.そんな無礼無教養なことができようはずがない.
 イギリスの標準英語はキングズ・イングリッシュ ((King's English) というが,これも女王が統治する時代にはクイーンズ・イングリッシュという.英国では幼稚園児でもそこらの乞食でも,そのように言う.これは高校英語の知識の範囲だ.
 格調高い英国標準語では名詞の性を,おざなりにしないのである.
 しかるに存在感を持ち出した谷原の無教養には,聞いてる視聴者が驚く.谷原章介は,生放送の前に,取り上げる話題について下調べをするべきである.それをしないから,橋下徹あたりに,いいように番組を嘘で掻きまわされて収拾がつかなくなってしまうのである.
 
*********************************************
ウクライナに自由と光あれ
Pics2693_20220307154501
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


|

« プーチンがもし敗北したら日本の親ロシア派はどうする | トップページ | お気に入りの黄色い上着 »

新・雑事雑感」カテゴリの記事