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2022年9月 5日 (月)

繋がる繋がらないの話ではなく /工事中

 今朝のNHKニュースの中で「つながらない権利」についての解説があった.
 業務時間外に仕事のメールや電話などの連絡を拒否できる権利のことだが,このことが議論され始めてからもう何年も経つ.
 NHKの調査では,拒否するという人はまだ少数派である.しかし拒否しないとする人もまた少数派である.
 拒否するもしないも,その人その人の置かれた状況で変わる.会社Aに勤めている時は拒否しない派だったが,転職して別の会社に勤めたら拒否する派になった,ということもあるだろう.さらにまた別の会社に転職したら,元通りに拒否しない派になることもあり得る.
 拒否しない,ということも中身は色々だろう.拒否できない職業だったら否応なく拒否しない派にならざるを得ない.拒否しないということが,働き方改革以前の旧態だとは言えないのだ.
 特にエッセンシャル・ワーカーと呼ばれる職業の人たちは,業務時間外の緊急事態というものがあるからである.
 
 会社員の場合,管理職には一定の業務時間が定められていな会社がほとんどだ.必然的に残業という概念が管理職には適用されないが,その代わり,給与上の特別待遇 (管理職手当等) あるいは管理職に適用される特別な待遇 (業務指揮権) をもって報いるとされている.
 管理職の待遇は設計がなかなか難しく,係長 (一般職の最上位) から課長に昇進したら支払い給与総額が減った,なんてこともよくある話だ.
 私の会社員時代,部下に課長昇進を内示したら拒否されたことがある.給料が減るから嫌だとのことであった.
 その他に,一般職は社宅に入居できるが管理職は社宅に入れないから,という理由もあった.その部下は社宅に住んでいたのだが,社宅を出ると生活していけませんとのことであった.
 私が勤めた会社では一般職は全員が労働組合員だったのであるが,上場企業だったから労働基準法は厳守されていた.すなわち当時から,労組員に「つながらない権利」は保証されていたのである.
 しかるに管理職になると「(会社に) つながる義務」が「つながらない権利」を圧倒する.そういう理由で,管理職になりたくないという社員は多かった.

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