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2022年8月10日 (水)

元暴力団員だったのは真実と言うべきである /工事中

 文春オンライン《最高裁で判決確定 野田聖子大臣の夫が「元暴力団員は真実」》[掲載日 2022年8月9日 21:10]
 
《野田聖子地方創生相(61)の夫・野田文信氏が、過去に暴力団員だったなどと報じた「週刊文春」の記事は事実無根で名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋に1100万円の損害賠償を求めていた訴訟。最高裁判所第一小法廷は8月8日、文信氏の上告を棄却。文信氏が元暴力団員と報じた点について、「真実である」とする東京高等裁判所の判決が確定した。
野田氏は昨年10月に発足した岸田政権で、地方創生相として入閣を果たした。本会議場のひな壇の席次は“ナンバー2”とされる演壇の右側で、首相不在時の臨時代理の順位も松野博一官房長官に次ぐ2位。少子化担当相も兼務する野田氏は、首相の目玉政策の一つ、「こども家庭庁」の設置(来年4月に発足予定)も主導してきた。》
 
 私たち一般国民の法知識では,なかなか理解しにくいのであるが,上の文春記事は書き方が不充分なのである.
 野田聖子地方創生相の夫である野田文信氏は,「野田氏は元暴力団員である」とする文春記事について東京地方裁判所は昨年三月に「真実相当性がある」とする判決を下した.平たく言えば「かなり真実らしい」だ.
  これを不服とした野田文信氏は東京高等裁判所に控訴したが,今年の二月に東京高裁は「真実相当性がある」どころか「真実というべきである」と断定した.この判決に対して野田文信氏は最高裁に上告していた.
 そして最高裁は《文信氏の上告を棄却》したのだが,実は上告審の棄却という結論には次の二種類がある.
1. 上告棄却の決定
2. 上告棄却の判決
 
 まず,上告とは何か.
 Wikipedia【上告】に次の記述がある.これはたぶん高校授業の知識である.

上告理由は控訴理由と比べ限定されており、刑事訴訟法・民事訴訟法によってそれぞれ以下の場合に限られている。
 刑事訴訟の場合(刑事訴訟法405条)
 ・判決に憲法の違反があること又は憲法の解釈に誤りがあること(1号)
 ・最高裁判所の判例と相反する判断をしたこと(2号)
 ・最高裁判所の判例がない場合に、大審院若しくは上告裁判所たる高等裁判所の判例又は刑事訴訟法施行後の控訴裁判所たる高等裁判所の判例と相反する判断をしたこと(3号)

 この上告条件に従って野田文信氏は上告したはず (上告理由は「上告受理申立て理由書」記載の「上告受理申立て理由」に書かれることになっているので探したが,野田氏の「上告受理申立て理由書」をネット上で私は見つけられなかった) である.そうでなければ上告が受理されないからである.
 
 さて上に,上告審の棄却という結論には二種類あると書いた.そのうちの「上告棄却の判決」とは何か.


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